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第36回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)
2004年4月4日(Sun) 中山芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 10 マイネルモルゲン 牡4 54.0kg 後藤浩輝 1.33.4 466kg(-6) 7
2   7 13 マイネルソロモン 牡4 54.0kg 蛯名正義 1.33.4 クビ 474kg(-8) 5
3 2 3 ウインラディウス 牡6 56.5kg 柴田善臣 1.33.5 クビ 518kg(-8) 1
4   3 4 ジョウテンブレーヴ 牡7 57.0kg 内田博幸 1.33.5 クビ 496kg(-4) 6
5   5 9 エリモピクシー 牝6 52.0kg 小野次郎 1.33.6 クビ 456kg(0) 14
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.8 - 11.0 - 11.0 - 11.7 - 11.7 - 12.3 - 12.5
上がり 4F 48.2 - 3F 36.5
2コーナー (*1,2)(5,7,14)(3,8)6(4,10,12)(9,15)(11,13)
3コーナー 1(7,14)(2,3,8)(6,5)10(4,9)11,12,13,15
4コーナー 1(7,14,8)(2,3,10)(11,6,5,4,9)(13,12)-15

■レース回顧 持て余した素質漸く開花・マイネルモルゲンが接戦制す!
■レース解説

 内からラントゥザフリーズが先手を窺うも、最内からメジロダンダークがハナを奪う。直後からはシベリアンホークも進出。ウインラディウスは好位の内、マイネルモルゲンは中団をキープ。マイネルソロモンは後方から2番手の位置で脚を溜めながら追走。やや縦長になりつつも、4コーナーにかけて各馬が密集。マイネルモルゲンが大外を捲って直線に向く。メジロダンダークが僅かに先頭も、直後の集団が一斉に仕掛けて前を追う。シベリアンホーク、マイネアイルら先行集団の叩き合いも空しく、内からウインラディウスが抜け出す。その外からマイネルモルゲンも一気に進出、ウインラディウスの直後からマイネルソロモンが強襲。外マイネルモルゲンと内マイネルソロモンが僅かに前へ出たところでゴール。


■レース回顧

 ハズレ。今年も大接戦。「クビ・クビ…」の着差が何とも味わい深い。そして「先生」も。(-_-)

 マイネルモルゲンは気難しいタイプのはずが、今回はバカに折り合いがついていた。前が競り合って流れが速くなったことで馬群がバラけたのが幸いしたように思える。4コーナーで捲りをかけて直線に向いてからも、他馬に被せられることもなくラストまで伸び伸びとレースが出来ていた。乗り方一つで馬が変わる好例。今後も引き続き後藤騎手のお手馬として活躍してもらいたい。

 マイネルソロモンは展開利を突いた差し込みも僅かに及ばず惜敗。しかし詰まりに詰まった内を捌きつつ鋭く抜け出てきた点は評価しておきたい。昨秋の富士Sでは外に振って追い込んでおり、なかなか味のある馬である。こうなると少しでも早く重賞タイトルが欲しいところ。

 ウインラディウスは4コーナーでシベリアンホークの直後に入ってしまい身動きが取れなくなったものの、無理に動かず追い出すタイミングを見計らっていた。そして馬なりでメジロダンダークを交わしラストスパート、のはずがそこから案外伸びなかった。鞍上の鞭を入れては追うという動作がいかにもか弱く、追い方が甘いがために取りこぼした感もしなくはない。

 シベリアンホーク、マイネアイルは共に先行勢総崩れの展開に巻き込まれて沈没。当初の予測に反して前が速くなり過ぎたということもあるが、2頭共スタートが良くなく、位置取りもままならないままの敗戦で見どころが全く無かった。マイネアイルはこれで引退となるため特にコメントしないが、シベリアンホークはノーマーク単騎かつ前残りの展開にならないと勝負にならないようである。


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