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第36回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)
2004年4月4日(Sun) 中山芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 メジロダンダーク 91 単騎逃げで脈あるも前走完敗で地力疑問。  
2 2 ラントゥザフリーズ 95 隠れた中山巧者。久々&古馬初対戦も注意。  
3 ウインラディウス 102 先手取れれば有力。中山コースの克服カギ。
3 4 ジョウテンブレーヴ 98 全盛期の力に無く斤量だけ課され不利。  
5 ユートピア 100 追い比べになると脆い。仕掛け所難しい。  
4 6 エイシンチャンプ 100 行きっぷり低下で不振続く。勢いなく劣勢。  
7 シベリアンホーク 100 決め手を問われると即脱落。乗り方一つ。
5 8 ゴールデンロドリゴ 93 末脚強烈も届かず連発。展開向く必要あり。  
9 エリモピクシー 96 オープンクラスでは力足らず。差し込み困難。  
6 10 マイネルモルゲン 98 能力上位窺えるが気性幼くアテにし辛い。
11 トラストファイヤー 92 軽量で虎視眈々も後方侭ばかりの近走不満。  
7 12 メイショウキオウ 101 ハンデ戦では堅実も斤量積まれて埋没濃厚。  
13 マイネルソロモン 98 ここ2戦は相手に押され気味。位置取り課題。  
8 14 マイネアイル 100 マイペースで残る。適距離に戻り前進可能。
15 グリーンブリッツ 95 前走軽量ながら見せ場無し。進展無く厳しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 混戦マイル路線平定へ勇躍・先手必勝ウインラディウス
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【過去8年の上位馬通過順一覧】
年度(回) 馬場 頭数 勝ち時計 1着 2着 3着
'96年(第28回) 16 1.33.4 4-1-1 13-8-6 11-8-6
'97年(第29回) 13 1.35.5 5-8-6 2-1-1 1-3-3
'98年(第30回) 稍重 11 1.34.3 5-4-3 1-1-1 4-4-6
'99年(第31回) 14 1.33.4 1-1-1 9-12-8 6-6-5
'00年(第32回) 15 1.33.0 5-7-4 8-8-7 6-6-4
'01年(第33回) 稍重 15 1.35.2 8-8-3 8-8-5 2-2-2
'02年(第34回) 15 1.32.4 3-5-4 3-2-1 7-8-7
'03年(第35回) 14 1.33.9 6-7-4 2-4-7 6-8-7

 ダービー卿チャレンジトロフィーは基本的に先手必勝のレースで、勝つためには4角4番手以内の位置取りが要求される。この例外は'97年だが、この時の2〜3着馬も逃げに近い戦法を採っており、前有利は揺ぎ無い。近年は2〜3着に差し馬がやってくるケースが散見される。


【前走距離別成績】
前走距離 着別度数 単勝率 連対率 複勝率
1,200M 【0・0・2・12】 0.0% 0.0% 14.3%
1,400M 【0・0・1・2】 0.0% 0.0% 33.3%
1,600M 【7・4・3・38】 13.5% 21.2% 26.9%
1,800M 【0・3・1・22】 0.0% 11.5% 15.4%
2,000M以上 【1・1・1・13】 6.3% 12.5% 18.8%

 前走でマイル戦を使っていた馬が7勝しているのは注目に値する。1,800M戦を経由して連対した3頭の前走はいずれも中山記念だった。2,000M以上戦を経由して勝ったのは有馬記念から900Mの距離短縮で挑んだ'00年1着フサイチエアデール。


【上位馬の負担斤量一覧】
年度(回) 1着 2着 3着 トップハンデ
'02年(第34回) グラスワールド
(牡6・52kg)
トレジャー
(牡4・54kg)
ザカリヤ
(牡6・55kg)
トラストファイヤー
(牡4・56kg、10着)
'03年(第35回) ダンツジャッジ
(牡4・54kg)
マイネアイル
(牝5・51kg)
グラスワールド
(牡7・57kg)
テレグノシス
(牡4・57kg、6着)

 '02年にハンデ戦となってからはいずれも負担斤量54kg以下の軽量馬同士で決着しており、ハンデ妙味は高いと推測される。


 軸はウインラディウス。昨秋の京成杯オータムハンデは位置取りの拙さが目についた。ここ2戦は先行して結果を出しているだけに引き続き有力。先週の日経賞でゼンノロブロイを勝利に導けなかった鞍上には改めて強気の騎乗を求めたい。

 相手筆頭はマイネアイル。上手く先手を奪えた時の粘り腰はかなりのものを誇る。前走は距離不適の上差し有利の展開で度外視が妥当。昨年2着時から3kgの負担増となるが、ニューイヤーS勝利時の斤量から1kg増に留まったことを考えるとハンデ設定は悪くない。

 単穴はシベリアンホーク。昨秋の京成杯オータムハンデでは上記2頭に先着。ただ当時は51kgの軽ハンデに前残りという要素が加わってのもので全幅の信頼は寄せられない。ここでは「軽量+先行脚質+マイル戦経由」という本レースにおける好走要素が重なったことを根拠に抑える。

 連下はマイネルモルゲン。東風Sは勝負どころで全く追えておらず、力負けでは無いのは確か。東京新聞杯では鞍上とケンカして沈んでおり、気が向かないと自分からレースを止めてしまうところがある。ただ一旦型に嵌ると鋭く差し込めるので乗り替わりの無い今回は妙味がある。

◎ウインラディウス
○マイネアイル
▲シベリアンホーク
△マイネルモルゲン


■馬券構築

 ウインラディウスから馬複流しが本線も、鞍上が信用できないのでボックスの目を抑える。

[馬複] ウインラディウス−マイネアイル 30%
[馬複] ウインラディウス−シベリアンホーク 20%
[馬複] ウインラディウス−マイネルモルゲン 20%
[馬複] マイネアイル−シベリアンホーク 10%
[馬複] マイネアイル−マイネルモルゲン 10%
[馬複] シベリアンホーク−マイネルモルゲン 10%


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