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第34回高松宮記念(GI)
2004年3月28日(Sun) 中京芝1,200M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 サニングデール 牡5 57.0kg 福永祐一 1.07.9 446kg(-2) 2
2 4 8 デュランダル 牡5 57.0kg 池添謙一 1.07.9 クビ 458kg(+6) 1
3   8 18 キーンランドスワン 牡5 57.0kg 四位洋文 1.08.1 1 1/4 482kg(-6) 8
4 1 2 ギャラントアロー 牡4 57.0kg 幸英明 1.08.1 ハナ 502kg(-6) 4
5 4 7 シーイズトウショウ 牝4 55.0kg 中舘英二 1.08.2 ハナ 462kg(+2) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.8 - 10.3 - 10.8 - 11.2 - 11.6 - 12.2
上がり 4F 45.8 - 3F 35.0
3コーナー 2(5,10,11,15)(1,7)(4,6,13)(3,17,18)12,16,9,8,14
4コーナー 2(5,10,15)(7,11)(1,4,6,13)(3,18)(12,17,16)9,8,14

■レース回顧 聖剣伝説阻止・得意舞台で悲願達成サニングデール!
■レース解説

 ギャラントアローが内から楽にハナを奪う。アタゴタイショウ、モンパルナスが直後をマーク。シーイズトウショウは好位集団の一角を追走。サニングデールは後方寄りの内を進む。デュランダルは後ろから2頭目の位置取り。ギャラントアローが持ったままの手応えで直線に向く。ギャラントアローが二の脚を使って直後の集団を寄せ付けず逃げ込みを図るところへ馬場の中央からサニングデールが強襲。さらに大外からデュランダルも猛追。2頭が抜け出たところでゴール。


■レース回顧

 馬複なら的中。「前が止まらない」はずの馬場で差し−追込決着。強いモンは強い。(´-`)

 上位に来た3頭はいずれも馬場の真ん中から外を通って伸びてきた。例年に比べて天候に恵まれ、内目の馬場も依然として良好な状態を保っていたが、それでも内外を比べると外の方が有利だったことは否めない。事実、内を突いて伸びてきたワンダフルデイズはゴール間際で脚色が鈍っていた。「開催末期は外差し」のセオリー通りの決着だったといえる。

 サニングデールは道中後方の内を進んでそのまま内を突くのかと思いきや、直線に向いたところで外側の進路が開けたことでそこから追い出しをかけてきた。コーナリングは至ってスムーズで、追ってからの反応も相変わらず良かった。ここは昨秋のスワンSから数えて7戦目で、今がピークの出来。

 デュランダルは後ろから2番目という相変わらずの位置取りから上がり最速(33秒6)の豪脚を繰り出して詰めてきた。いつものことだがレースの上がり(35秒0)より1秒以上速い脚を使ったのはデュランダルのみ。やはりコイツは只者ではない。終始外を回っての追い込みだったが、サニングデールも外に持ち出していたように結果的には最善の手。今回は勝った相手が鮮やか過ぎた。

 キーンランドスワンは直線平坦巧者という見解で確定。サニングデールと併走しながら先に抜け出られ、更に後ろからやってきたデュランダルにも交わされたが、内の先行各馬には何とか先着出来たことから今後への視界は良好。

 ギャラントアローは単騎逃げから直線突き放すという勝ちパターンに持ち込みながら、後ろからやってきた3頭に交わされた。無理することなくハナに立てていたが、その後少々飛ばし過ぎた感じがする。ただ控えて見せ場無く終わるよりはマシ。

 シーイズトウショウはラチ沿いをぴったり回って追い出しをかけたが、ギャラントアローにすぐさま突き放されたことで出し抜けに失敗。懸命に前を追っているうちにレースが終わってしまった。勝ち馬から0秒2差で善戦とも取れるが、そもそもこの馬は善戦ばかりなので評価には値しない。

 テンシノキセキはCBC賞で軸にしたが、横一線の状態から苦しそうにしていたのをみてここでは狙えないと判断。今回も直線入口でのポジションから前に行けず。GIの力比べではいかにも非力。フジキセキ産駒らしい快速馬といえる。


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