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第52回トヨタ賞中京記念(GIII) 2004年3月7日(Sun) 中京芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 8 | 16 | メイショウキオウ | 牡7 | 53.0kg | 秋山真一郎 | 1.58.6 | − | 506kg(0) | 16 | |
2 | 7 | 13 | ナリタセンチュリー | 牡5 | 56.0kg | 田島裕和 | 1.58.8 | 1 | 468kg(+6) | 3 | |
3 | ○ | 1 | 2 | カンファーベスト | 牡5 | 57.5kg | 藤田伸二 | 1.59.0 | 1 1/2 | 470kg(-2) | 2 |
4 | △ | 1 | 1 | エイシンチャンプ | 牡4 | 57.0kg | A.スボリッチ | 1.59.3 | 1 3/4 | 486kg(-2) | 6 |
5 | ◎ | 3 | 6 | クラフトワーク | 牡4 | 55.0kg | 勝浦正樹 | 1.59.3 | ハナ | 466kg(-4) | 1 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 10.9 - 11.7 - 12.8 - 12.3 - 11.9 - 11.8 - 11.5 - 11.4 - 12.1 上がり 4F 46.8 - 3F 35.0 1コーナー 16-7(4,10)(2,3,14)13(9,11)(1,8)15,5,6,12 2コーナー 16,7(4,10)(2,3,14)9(1,13,11)(8,15)-5,6-12 3コーナー 16(4,7,10)(2,11)(1,9,14,15)(13,8)(3,6)5-12 4コーナー 16(4,7,10)(2,11)(1,14,15)(13,9,8,6)(5,3)12 |
■レース回顧 意表を突く単騎逃げ・メイショウキオウが殿人気で大劇走! |
■レース解説 横一線の大外からメイショウキオウが楽にハナを奪う。内からキングフィデリア、タガノマイバッハが出てくるが無理に行かず2番手に落ち着く。先頭集団の直後にカンファーベストがつけ、ナリタセンチュリーは中団やや後方、クラフトワークは最後方寄りの内を追走。メイショウキオウが3馬身のリードを保ちながら軽快に逃げる。3コーナーに差し掛かるあたりで次第にペースアップ。クラフトワークが大外を伝って捲りだす。直線に向き、内埒一杯に回ったメイショウキオウがスパートをかける。直後の伸びは鈍くメイショウキオウがセーフティーリードに突入。最内からナリタセンチュリー、中央からカンファーベストが差を詰めにかかるが及ばず。 ■レース回顧 ハズレ。小倉大賞典経由の軽量馬、恐るべし。ヽ(´ー`)ノお手上げ 今年も小倉大賞典経由の人気薄が大穴をぶちまけた。クラフト−カンファー軸で小倉大賞典の軽量馬3頭に流してみたが、その内の1頭が劇走。残り2頭はそれぞれ13着と14着に惨敗しており、もはや理屈云々のレベルにはない。来年以降も該当馬は機械的に抑えてみようと思う。 ただ今回は軸選定をしくじった。3連複を外した要因が最も信頼を寄せていたクラフトワーク(1番人気)というのだから堪らない。メイショウキオウの逃げ切りが確定し、カンファーベストが抜け出てきただけに一瞬夢を見たが、ナリタセンチュリーが急追してきたのを見て目が覚めた。儚い夢だった。 メイショウキオウは鞍上の秋山騎手が積極的に逃げる馬がいないのを確認して大外からハナを主張。いつも中途半端に差し損ねていたが、今回は前に馬がいなかったので差し損ねようがなかった。余力十分で直線に向いたように見えたが、ラストは尻尾を激しく振って苦しそうにしていた。いかにも一世一代の大駆けといった感じで次に繋がる走りでないことは確か。 ナリタセンチュリーはインコースで脚を溜め、直線で末脚を爆発させるというこれ以上ない最高の騎乗だったが、一世一代の大駆けの威光には及ばず。いずれも騎手の巧みさが光った内容で全くの想定外だっただけに「トヨタ賞→センチュリー」というベタなサインに乗っかって総流ししておけば良かったかなと一瞬思った。 カンファーベストは上位2頭に出し抜かれた形だが、どのような状況下でも掲示板を外さない堅実な馬だということを改めて確認。いつも何かに隠れて2番手評価に甘んじることが多い馬だけに総流しの期待値は高い。この馬が3着以内に来るという確信があるなら、あと一頭何かをくっつけて3連複で流せば今回のような超絶馬券ゲットも夢ではない。 クラフトワークは大外に振ったロスが響いて詰め切れず。今年は中京記念にしては珍しくテン34秒8−上がり35秒0の平均ラップでの決着で、なし崩しの脚を使わされた訳でも無かっただけに勿体無い敗戦のように思える。逆にエイシンチャンプは平均ペースながらよく追い上げた。 |