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第11回チューリップ賞(GIII)
2004年3月6日(Sat) 阪神芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 13 スイープトウショウ 牝3 54.0kg 池添謙一 1.35.5 446kg(-14) 1
2 2 2 アズマサンダース 牝3 54.0kg 蛯名正義 1.35.6 1/2 476kg(+10) 3
3 8 15 ヤマニンシュクル 牝3 54.0kg 四位洋文 1.35.8 1 1/4 478kg(0) 2
4 6 10 メイショウオスカル 牝3 54.0kg 藤田伸二 1.36.0 1 1/4 478kg(-2) 4
5   5 9 ヴァルパライソ 牝3 54.0kg 小牧太 1.36.3 1 3/4 470kg(-8) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.4 - 11.7 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 11.5 - 12.0
上がり 4F 47.6 - 3F 35.4
2コーナー 10(5,12,14)(2,6,7)(1,4,8,11)9,15(3,13)
3コーナー (*10,14)(5,12,6,7,11)(2,4,8)(1,9)15(3,13)
4コーナー (*10,14)(5,12)(1,2,7,11,9)4(6,8,15)13,3

■レース回顧 大外捲りで豪脚炸裂・桜の最右翼に返り咲いたスイープトウショウ!
■レース解説

 レモンリーフが好ダッシュを決めて先頭を窺うが、外からメイショウオスカルが交わしてハナに立つ。ニシノブラッサム、ペプチドモアーが前を追い先頭集団を形成。アズマサンダースは中団の内、ヤマニンシュクルとスイープトウショウは最後方を追走。3コーナー手前でヤマニンシュクルが先に動く。これに連動してスイープトウショウも押し上げていく。4コーナーを迎えたところで馬群が凝縮。メイショウオスカル先頭で直線に向く。馬場中央からアズマサンダースが抜け出るも、大外からスイープトウショウが勢い良く進出。僅かに遅れてヤマニンシュクルもこれを追って伸びてくる。ゴール間際でスイープトウショウがアズマサンダースを捉えて交わす。


■レース回顧

 馬複▲−◎(40%)的中。前残りも何もあったモンじゃないな、こりゃ。(^-^;)

 スイープトウショウは内で固まった馬群を外から捲ったことで大外に振られたが、このロスを埋めてなお余りある末脚を繰り出して完勝。1,000M通過は60秒1と至って普通の流れで、前が止まった訳でもない。スイープトウショウの力が抜けていたというのが正直な感想。桜花賞の最有力候補に挙がったのは言うまでもないが、ゲート入りを散々ゴネまくったことでゲート再審査を課された上、馬体を大きく減らしての快走だっただけに僅かながら付け入る隙はあると思う。

 アズマサンダースは好スタートを決めたものの無理に行かず馬群の真っ只中に身を置いていた。ロス無く直線に向き、ドンピシャのタイミングで抜け出してきたが、後ろから来た馬が凄過ぎて敗退。ここで勝てないとなるとちょっと苦しい。

 ヤマニンシュクルはスイープトウショウより少し前にいただけでほぼ同じような位置取りから追い込んだが及ばず。着差はそのまま決め手の差となって出た。先に抜け出てプレッシャーを与える作戦に出ない限りスイープトウショウに先んじるのは難しい。ヤマニンシュクルにはそれが出来るはずで、本番での乗り方に注目してみたい。

 上位3頭はいずれも阪神ジュベナイルフィリーズ出走組で、4着以下に敗れた馬とは現時点における完成度の差が明確に出た。他の人気どころではメイショウオスカルが逃げて4着に残った程度。エルフィンSで3着に入ったキャリア2戦馬メイクヒストリーは内から伸びかかったが直後に失速。強い馬が強い勝ち方をしたのは良かったが、トライアルとしてはやや面白みに欠けるレースだった。


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