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第11回平安S(GIII)
2004年1月25日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 タイムパラドックス 牡6 56.0kg 安藤光彰 1.51.3 458kg(-2) 5
2   6 11 クーリンガー 牡5 57.0kg 和田竜二 1.51.3 アタマ 526kg(-2) 8
3   3 4 ビワシンセイキ 牡6 57.0kg 武豊 1.51.6 1 3/4 504kg(+6) 1
4   1 1 イサオヒート 牡6 56.0kg 角田晃一 1.51.7 3/4 504kg(+6) 7
5 3 5 スマートボーイ 牡9 57.0kg 伊藤直人 1.52.1 2 1/2 480kg(+2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.7 - 12.7 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 12.5
上がり 4F 49.6 - 3F 37.3
1コーナー 5,11(1,7)(2,4,10)(3,15)12-6,8-9-13-14
2コーナー 5,11(1,7)(2,4,10)(3,15)12,6,8,9-13-14
3コーナー 5,11,7(1,4,10)15(3,2,12,8)-6,9(13,14)
4コーナー 5,11(1,4,7,10)15,12(2,8)(3,6)(9,13)14

■レース回顧 安藤兄弟の連携奏功・タイムパラドックスが接戦制す!
■レース解説

 スマートボーイが出鞭連発で発進。外からクーリンガーも出を窺う。スマートボーイが先頭、クーリンガーが直後でマーク。これらを見る形でタイムパラドックス、イサオヒート、ミツアキタービンらがつける。ビワシンセイキは2番手集団の後方を追走。シロキタゴッドランは中団待機。スマートボーイ先頭のまま直線に向くも直後は一塊。早くも一杯になったスマートボーイに代わってクーリンガーが抜け出す。これに合わせてタイムパラドックスも追い出しを開始。2頭が猛烈に競り合うも、タイムパラドックスが僅かに交わしたところでゴール。


■レース回顧

 ハズレ。やはり行った者勝ち。しかしスマートボーイは沈没。・゚・(ノД`)・゚・

 軸馬スマートボーイは手応えこそ悪くなかったものの直後につけたクーリンガーから徹底マークを受け、直線に向いたと同時にあっさり交わされてしまった。単騎で行けたとしても常時2〜3馬身程度の余裕が無いと苦しいようである。ただ一方的にタレるようなことはなく、勝ち馬から0秒8差に踏み留まっていることからまだ余力が残っていそうである。次はマーチS連覇が目標か。

 タイムパラドックスは安藤勝己騎手の実兄で公営・笠松所属の安藤光彰騎手が手綱を取って快勝。勝己騎手がトパーズSで騎乗して勝った際に抱いた「結構渋太い」という感想を光彰騎手にアドバイスしていたらしく、クーリンガーの後ろにつけるという積極策で持ち味を引き出す事に成功。風車鞭がカッコ良かった。

 クーリンガーは久々で行き脚がつかないだろうと思って無視したところ今年も爆走。追い切りで終いバタバタだったのにも関わらず昨年より行きっぷりが良かった。昨年の勝ち馬(=好走馬)が引き続き好走する傾向からすれば狙えたのかもしれない。

 ビワシンセイキは相変わらず追い出してからが淡白で、上位2頭の脅威にはなり得ず。そこそこ強いが勝ち切れない。ダート版アドマイヤマックスとも言うべき馬で、連軸はあってもアタマから買うのは危険。人気だけはしっかり集めるので注意が必要。

 シロキタゴッドランは中団につけていたことで前に取り付くために余分に脚を使ったこと、4コーナーで外に回らざるを得ず後手を踏んだのが響いた。ミツアキタービンはかなりの余裕を保ちつつタイムパラドックスに並んで直線に向いたものの、叩き合いで遅れを取っていた。ここ2戦を楽に逃げ切った(=相手が弱過ぎた)ツケがまともに出てしまったようである。


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