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第42回スポーツニッポン賞京都金杯(GIII)
2004年1月5日(Mon) 京都芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 12 マイソールサウンド 牡5 57.0kg 本田優 1.33.3 476kg(+8) 9
2 3 5 サイドワインダー 牡6 58.0kg 福永祐一 1.33.3 クビ 500kg(0) 1
3   5 10 ユートピア 牡4 56.0kg 四位洋文 1.33.3 ハナ 472kg(+6) 6
4   2 3 エイシンチャンプ 牡4 56.5kg C.ルメール 1.33.3 ハナ 490kg(-12) 3
5 3 6 エイシンツルギザン 牡4 56.0kg 池添謙一 1.33.5 1 1/4 496kg(+8) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.0 - 11.2 - 11.6 - 11.6 - 11.8 - 11.5 - 12.4
上がり 4F 47.3 - 3F 35.7
3コーナー 4,2(1,10)(6,8)(7,12)(3,14)-(11,15)9,16-13,5
4コーナー 4,2(1,10)(6,8)(7,12)(3,14)(11,15)(9,16)-13,5

■レース回顧 未知のマイルで折り合いピタリ・マイソールサウンド復調V!
■レース解説

 ユートピアが押して先頭を窺うも内からシベリアンホークが勢い良く飛び出してハナに立つ。直後にユートピア、ニシノシタンがつける。差が無くエイシンツルギザンが4番手、マイソールサウンドも前方に取り付く。サイドワインダーは最後方待機。縦長の状態で坂の下りに入り、各馬仕掛ける素振りなく直線を迎える。前を行くシベリアンホークを巡ってニシノシタン、ジョウテンブレーヴが迫るも差は詰まらない。これに代わって直後からマイソールサウンドが進出、粘るシベリアンホークを交わして先頭に踊り出る。更にユートピア、エイシンチャンプが迫る中、馬群を縫ってサイドワインダーも急追。ほぼ4頭並んでゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。サイドワインダーはあれで届くんかいな、と思ったがきっちり上位争い。(゚д゚)スゴー

 例年の傾向通り、昨年のマイルCS出走馬が強さをみせた。しかし勝ったのは昨年の覇者サイドワインダーではなく、マイル戦に実績の無いマイソールサウンドだった。一昨年の中日新聞杯、昨年の京都記念然り、マイペースを貫けば俄然強さを発揮する馬だけに軽視したくなかったが、マイルは忙しいとみて無印。レースではいつもより後方の位置取りを実践し、前の勢いが無くなったところで上手く抜け出てきた。元々折り合いに課題があった馬で、多少忙しい流れの方が向いていたのかもしれない。

 サイドワインダーは直線に向いたところで縦長の並びの最後方。かなりキツい位置取りだったが、直線に入ってから馬群を縫うようにして進出し、ゴール前ではきっちり上位集団に顔を覗かせてきた。結果は惜敗だったが、差し込みに少なからずロスがあったのが敗因か。一気に差し込める状況が想定できるなら常に狙いに挙げておきたい。昨年の京都金杯(1着)や富士S(2着)は共に外差し一気だった。

 大健闘といえるのはユートピア。久々の芝で速い時計に対応できたのは収穫。一方でNHKマイルCでユートピアに先着したエイシンツルギザンは前の4頭に少し置かれた5着に敗退。上がりも35秒4とこの馬にしては平凡。ただ特段仕掛けが早いようにもみえず、力負けには映らなかった。エイシンチャンプは道中一貫した流れで上位食い込みをみせ、徐々に調子を上げてきている。

 シベリアンホークはハナを奪えたものの、直後のニシノシタンにがっちりマークされ、直線で粘り込みを図るところでも執拗に絡まれていた。京成杯オータムハンデ(2着)は展開利に加えて51kgの軽ハンデのアシストが利いてまんまと粘り込んだが、今回は自分より軽い斤量の馬に絡まれて沈んだ。ハンデキャッパーの作戦勝ちか。


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