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第53回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)
2004年1月5日(Mon) 中山芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ハギノスプレンダー 92 短距離で一発あるもここ距離・相手共苦しい。  
2 サンライズシャーク 98 常に後方一気。末脚強力も届かずばかり。  
2 3 グランリーオ 94 軽量だが未だ条件馬。距離も1ハロン長い。  
4 ワールドスケール 87 叩き2戦目。詰める脚あるも古馬相手は微妙。  
3 5 タケハナオペラ 95 叩いて良化。ハンデ重賞なら見せ場作れる。  
6 カナハラドラゴン 97 前走ゲート出悪く論外。得意舞台で巻き返す。
4 7 アサカディフィート 100 後ろから行くと微妙に届かない。先行で妙味。
8 トラストファイヤー 86 昨年13着。復調のメド立たず苦戦否めない。  
5 9 エルカミーノ 97 オープンクラスで置かれ気味も中山は合う。
10 グラスエイコウオー 100 長く良い脚が使える。前が止まれば即出番。  
6 11 タガノマイバッハ 101 レース間隔開いたが展開楽。力で押し切る。
12 ブルーイレヴン 51 稀代のクセ馬。久々でもありアテにならない。  
7 13 タイムウィルテル 91 牝馬相手に着拾いがやっと。牡馬相手では。  
14 テイエムリキサン 89 復帰戦惨敗も不良馬場堪えたか。改めて。  
8 15 マイネルアムンゼン 97 連勝時の行きっぷりが鳴り潜める。流れ一つ。  
16 ダンツジャッジ 98 好位差し強力。距離延長もこなせる範囲。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 久々のハンデは展開利で相殺・タガノマイバッハが押し切る
■予想構築

 過去10年における日刊スポーツ賞中山金杯の傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 中央開催のハンデ重賞経由馬が4年連続連対中。
    ―→鳴尾記念若しくは京阪杯をステップにした馬が好調。鳴尾記念経由のサンライズシャークエルカミーノ、京阪杯経由のテイエムリキサンの上積みに注目。
  • 負担斤量は重ければ重いほど望ましいが、57kg以上馬同士で決まった年は無い。
    ―→最低一頭は中間、若しくは軽ハンデ馬が絡む。今回で言えばタガノマイバッハ、マイネルアムンゼン、ダンツジャッジの組み合わせで決着する可能性は低い。
  • 負担斤量減の結果54kg以下になった牡馬は基本的に消し。
    ―→例外として'94年1着ヒダカハヤト(牡7・52kg、前走比5kg減)、'03年2着トーアメイウン(牡4・50kg、前走比3kg減)が挙げられるが、これら2頭はいずれもレースで逃げていた。軽量牡馬を狙うなら逃げを打ちそうな馬に標準を絞りたい。
  • 前走大敗でも重賞勝ちがあれば問題なし。一変に要注意。
    ―→二桁着順から巻き返して連対した馬は5頭いるが、いずれも重賞勝ちがあった。'94年1着ヒダカハヤト(牡7・52kg、10人気、前走14着)、'95年2着ゴールデンアイ(牡7・55kg、13人気、前走15着)、'01年2着クラフトマンシップ(牡6・54kg、10人気、前走13着)など、近走不振の実績馬が突如激走する傾向がある。 トラストファイヤーブルーイレヴンあたりの一発が怖い。
 軸はタガノマイバッハ。逃げ馬不在のメンバー構成で主導権を握れそうなだけにいきなりからでも狙いが立つ。産経大阪杯でマグナーテンを競り落としているだけに他馬との絡みは気にしなくても良い。

 相手筆頭はカナハラドラゴン。前走はスタートで後手を踏んだだけで度外視。距離・コース共に実績があり、先行して押し切りが利くタイプ。

 単穴はアサカディフィート。元々は逃げ馬だったが、いつの間にか後方待機策に転換。追い込んでもそこそこには来るが、「逃げの中舘」を配してきた今回は展開に注目してみたい。

 連下はエルカミーノ。鞍上が今旬のバルジュー騎手。中山コースなら捲る脚が使えるため、追走が幾分スムーズになりそうな今回は一発がありそう。

◎タガノマイバッハ
○カナハラドラゴン
▲アサカディフィート
△エルカミーノ


■馬券構築

 タガノマイバッハから馬複流し。

[馬複] タガノマイバッハ−カナハラドラゴン 40%
[馬複] タガノマイバッハ−アサカディフィート 30%
[馬複] タガノマイバッハ−エルカミーノ 30%


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