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第48回有馬記念(GI) 2003年12月28日(Sun) 中山芝2,500M 3歳以上オープン 定量 (混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 8 | 12 | シンボリクリスエス | 牡4 | 57.0kg | O.ペリエ | 2.30.5 | (レコード) | 538kg(-2) | 1 |
2 | 3 | 3 | リンカーン | 牡3 | 55.0kg | 武豊 | 2.32.0 | 9 | 466kg(0) | 4 | |
3 | 2 | 2 | ゼンノロブロイ | 牡3 | 55.0kg | 柴田善臣 | 2.32.1 | 3/4 | 506kg(+12) | 3 | |
4 | 1 | 1 | ツルマルボーイ | 牡5 | 57.0kg | 横山典弘 | 2.32.2 | 1/2 | 454kg(-8) | 6 | |
5 | 5 | 5 | ウインブレイズ | 牡6 | 57.0kg | 木幡初広 | 2.32.3 | クビ | 540kg(+6) | 10 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 7.0 - 11.2 - 11.2 - 11.2 - 11.6 - 12.3 - 12.9 - 12.6 - 12.2 - 12.7 - 11.7 - 11.7 - 12.2 上がり 4F 48.3 - 3F 35.6 1コーナー (*8,10)=6=(2,3)12,5=11(4,7)9=1 2コーナー (*8,10)=6=(2,3)(5,12)=11(4,7)9=1 3コーナー(2周目) 8(6,10,3)12,2,5-(4,7,11)9-1 4コーナー(2周目) 3,12-(8,6,2)5,4,7-(1,11,9)10 |
■レース回顧 9馬身の借りは9馬身で返す・有馬連覇で有終の美シンボリクリスエス! |
■レース解説 外からアクティブバイオが出を窺うも、内からタップダンスシチーがハナを奪う。直後にザッツザプレンティがつけ、以下ゼンノロブロイ、リンカーン、シンボリクリスエスと続く。1周目のスタンド前でザッツザプレンティ、アクティブバイオが掛かり気味に併走、タップダンスシチーを置いて先頭に立つ。向こう正面に差し掛かる段階で完全に縦長の展開。タップダンスシチーが離れた3番手、リンカーン他3頭が中団を形成。3コーナー手前で前との差が詰まり始め。リンカーンが早めに進出。シンボリクリスエスもこれに続いて上がってくる。リンカーン先頭で直線に向くも、直後まで迫っていたシンボリクリスエスがこれを楽に捉えて先頭に踊り出る。残り200Mを切ってからは完全に独走、ゴールまで差を広げ続ける圧勝。 ■レース回顧 ハズレ。軸馬が掛かって自滅。_| ̄|○ガックリ 軸馬ザッツザプレンティはスタート直後から気負い気味で、最初の4コーナーを回ったところでタップダンスシチーとアクティブバイオの間に出来たスペースに突っ込んで完全に行く気になってしまった。早い段階でマーク対象馬タップダンスシチーを後ろに置いてしまってはどうしようもない。勝負どころでリードを詰められてからは何の抵抗も示せなかった。 シンボリクリスエスは道中一貫して中団で折り合い、前との間隔が詰まり出してから本格始動。先行勢が自滅してくれたことで自ら動いて末を無くす懸念が消滅。出鼻を挫かれたタップダンスシチーが3コーナーを過ぎて失速する中、外から持ったままで進出しての圧勝だった。奇しくも秋3戦は昨年と同じ経緯を辿ったが、今年は勝った2戦が共にレコード駆け。今がピークだろう。 タップダンスシチーは徹底マークに遭ったというよりは成り行き上逃げられずにいたというのが正しい。仕方なく3番手でマイペースを貫いたものの、今度は後ろに控えたリンカーンらに早めに寄られてなす術なく沈んだ。人気で逃げることの難しさ。展開利は人気と反比例する。ジャパンCのイメージが強いうちは徹底マークが続く。これを撥ね退けて勝つほどは強くないと思う。 リンカーンはザッツザプレンティの脚色が鈍ったところで一気に先頭を奪い、上手い具合に残った。先行勢は1,000M通過58秒台のオーバーラップでバテ、中団より後ろにつけた馬は縦長を詰められずという状況の中、早め捲りは最善の策。本来は同じ事をザッツザプレンティに実践してもらいたかった。一方、ゼンノロブロイはリンカーンと同じ位置にいながらリンカーンに先に行かれた分だけ後手を踏んだ。今回は乗り役の差が出たとしかいえない。 |