HOME > 重賞回顧 > 第20回ラジオたんぱ杯2歳S
第20回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII) 2003年12月27日(Sat) 阪神芝2,000M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 2 | 2 | コスモバルク | 牡2 | 55.0kg | 五十嵐冬樹 | 2.01.6 | − | 474kg(-2) | 4 |
2 | ◎ | 6 | 8 | ミスティックエイジ | 牡2 | 55.0kg | 福永祐一 | 2.01.8 | 1 | 470kg(0) | 2 |
3 | 6 | 9 | ハイアーゲーム | 牡2 | 55.0kg | 蛯名正義 | 2.02.1 | 2 | 506kg(-2) | 3 | |
4 | ○ | 8 | 13 | ブラックタイド | 牡2 | 55.0kg | 武豊 | 2.02.2 | 1/2 | 486kg(-2) | 1 |
5 | 5 | 7 | ブラッドバローズ | 牡2 | 55.0kg | 安藤勝己 | 2.02.3 | 3/4 | 478kg(-2) | 5 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 11.6 - 12.3 - 13.0 - 12.8 - 12.5 - 11.9 - 11.8 - 11.4 - 11.7 上がり 4F 46.8 - 3F 34.9 1コーナー (*2,4)-12(8,11)(5,10,13)(3,6,9)(1,7) 2コーナー 2-4-12-8,11(5,13)10(3,9)6(1,7) 3コーナー 2(12,4)(8,11)(3,5,13)10(6,9)(1,7) 4コーナー 2(4,8)(12,5,11,13)(10,9)(3,6)7,1 |
■レース回顧 道中単騎悠々・直線二の脚炸裂で中央馬撃破コスモバルク! |
■レース解説 内からコスモバルクがじわじわと先頭に立つ。アンティークコインが掛かり気味に追走。以下グレートベースン、ミスティックエイジと続く。ブラックタイドは中団外、ハイアーゲームはその後ろに控える。コスモバルクが一定のリードを保ちながら3〜4コーナーをカーブ。4コーナー出口で後続馬が一斉に詰めにかかる。ミスティックエイジが勢い良く進出しコスモバルクに迫るも、横に並んだところでコスモバルクが突き放す。ミスティックエイジが再度追うもコスモバルクが難なく抑えてゴール。 ■レース回顧 馬複▲−◎(30%)的中。このレースは2番手の馬を評価すると美味しい。(^o^) コスモバルクは直線に向いた当初は内ラチぴったりを走っていたが、ミスティックエイジの追撃に合わせて外に切れ込んでいった(モタれた?)。そしてミスティックエイジに並ばれた瞬間に猛然とスパート。一瞬のうちに突き放しての完勝だった。スローの流れに恵まれた感は否めないが、レース振りから控える競馬も可能でなかなか奥が深そうである。 ミスティックエイジは確かにコスモバルクを捉えた。しかし並んだ瞬間にはそこにコスモバルクはいなかった。人馬共に狐につままれたような敗戦。ただ突き放された差を再度詰めており、次に繋がるレースは出来ていた。 ハイアーゲームは今回もスタートで1馬身ほど置かれていた。ゲートの出が悪いというよりは出足がつかないというのが正解か。直線でブラックタイドを交わして僅かに先着したが、レース運びという点ではまだまだ未成熟。力量的にも先着を許した2頭とは開きがある。 単勝1.4倍という圧倒的な1番人気に推されたブラックタイドは戦前の懸念通り詰め切れず4着。このレースだけに限らず、2歳戦はその時点での完成度を重視したほうが無難。素質や将来性云々はレース後に切り出しても遅くはない。現にここで人気を背負って敗退した馬が後に大成したという事例は数多く存在する(ダンスインザダーク、クロフネなど)。武豊騎手が見捨てなければ先々楽しみ。 |