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第20回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)
2003年12月27日(Sat)　阪神芝2,000M　2歳オープン　馬齢　(混)(特指)
枠 馬 馬名 脚質 補正 寸評 印
1 1 ヌチグスイ 先 77 一息入れて初勝利も相手揃い置かれる公算大。 　
2 2 コスモバルク 逃 90 前走堂々押し切り。決め手あり距離延長歓迎。 ▲
3 3 ナムラシーザー 差 87 この距離で踏ん張れない。上積みあれど苦しい。 　
4 4 アンティークコイン 逃 76 前走逃げ切るも展開利否めず。時計も平凡。 　
5 サクラルーチェ 差 81 前走後方から差し切るも距離伸びてどうか。 　
5 6 チキリサンサン 追 86 前走立ち回り一息。差し切るには手強い相手。 　
7 ブラッドバローズ 追 79 前走不良馬場を差し切る。今回時計短縮が鍵。 　
6 8 ミスティックエイジ 先 94 異なる状況で完勝評価。脚質安定で好勝負。 ◎
9 ハイアーゲーム 差 87 差脚強力も乗り方次第。早め先頭なら勝機。 　
7 10 アーバンエスケープ 先 89 距離が伸びて完敗。前々につけても見込薄。 　
11 ピエナオンリーワン 先 78 同コースで一変。楽に先手取れれば侮れない。 　
8 12 グレートベースン 逃 89 先行して渋太く残る。展開次第で前残り可能。 △
13 ブラックタイド 先 83 前走直線だけ追って完勝。更に上積み見込む。 ○
※　枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※　『補正』＝「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望　将来性よりも現時点での完成度を重視・ミスティックエイジ連不動
■予想構築

　過去10年におけるラジオたんぱ杯2歳Sの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 新馬戦経由馬は阪神組、特に芝2,000Mを勝ち上がった馬が強い。他場組は軒並み苦戦。
    ―→新馬戦を勝っただけのキャリア1戦馬の連対は4例あるが、いずれも同開催の新馬戦を使っていた。このうち芝2,000Mを勝ち上がった馬は【2・0・0・2】(50.0％)。一方で他場の新馬戦を勝ち上がった直後のキャリア1戦馬は【0・0・2・10】(0.0％)となり、京都新馬勝ち直後のキャリア1戦馬サクラルーチェ、ブラッドバローズは妙味薄。
  • 非重賞経由馬は前走連対、敗戦差0秒2以内であることが求められる。
    ―→前走で重賞以外のレースを使って連対出来なかった馬は【0・0・0・28】(0.0％)、勝ち馬から0秒3以上離されていた馬は【0・0・0・30】(0.0％)とそれぞれ全滅。前走非連対、0秒3以上負けが許されるのは重賞、特にGI・朝日杯フューチュリティS経由馬のみ。アーバンエスケープ(500万7着・1秒3差)、チキリサンサン(OP5着・0秒8差)、ハイアーゲーム(500万2着だが0秒3差負け)は要らない。
  • 新馬勝ちが理想。未勝利戦勝ち上がりも容認出来るが直後なら苦しい。
    ―→今年から「折り返しの新馬戦」(デビューと同一開催内なら新馬戦へ再度出走可能)の概念が無くなり、従来の折り返しの新馬戦勝ちは現在の未勝利戦勝ちと同義。このことを踏まえた上で連対馬20頭が勝ち上がったレースをまとめると以下のようになる(前述が1着馬、後述が2着馬)。

    • '93年　未勝利、折り返し新馬
    • '94年　折り返し新馬、未勝利
    • '95年　新馬、新馬
    • '96年　新馬、新馬
    • '97年　新馬、新馬
    • '98年　新馬(？)、新馬
    • '99年　新馬、折り返し新馬
    • '00年　新馬、新馬
    • '01年　未勝利、折り返し新馬
    • '02年　新馬、未勝利

    '98年1着アドマイヤベガは新馬戦で1位入線後に降着(4着)しているが勝ちという扱いにした。2戦目以降に勝ち上がった馬で上位クラスの連対が無かった(初勝利後いきなりここに挑戦した)馬の連対例は'99年2着オースミコンドルのみ。同馬は阪神同開催にデビューしてここが3戦目だった。他開催デビューで未勝利戦を勝ち上がった直後のヌチグスイ、ピエナオンリーワンは苦しい。
　狙いに挙がるのはアンティークコイン、コスモバルク、グレートベースン、ナムラシーザー、ブラックタイド、ミスティックエイジの6頭。

　軸はミスティックエイジ。先行して連勝している点、距離や馬場状態に関わらず上がり上位で駆けている点から大崩れは考えにくい。重賞実績馬がおらず、ほぼ全てが1勝馬で構成されている「空き巣」メンバーなら実績上位。

　相手筆頭はブラックタイド。阪神芝2,000Mデビュー勝利馬で有力視されるが、直線しか追っておらず、追い比べになった場合に詰め切れずが考えられる。他では百日草特別で関東の高馬ハイアーゲームを子供扱いしたコスモバルク、同コース施行のエリカ賞で逃げて0秒1差2着に健闘したグレートベースン。

◎ミスティックエイジ
○ブラックタイド
▲コスモバルク
△グレートベースン

■馬券構築

　ミスティックエイジから馬複流し。

[馬複]　ミスティックエイジ−ブラックタイド　50％
[馬複]　ミスティックエイジ−コスモバルク　30％
[馬複]　ミスティックエイジ−グレートベースン　20％

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