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第39回CBC賞(GII)
2003年12月21日(Sun) 中京芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 5 シーイズトウショウ 牝3 54.0kg 安藤光彰 1.08.5 456kg(+4) 3
2 1 1 カフェボストニアン 牡4 57.0kg 二本柳壮 1.08.6 1/2 536kg(+8) 9
3   3 6 ゴールデンロドリゴ 牡6 57.0kg 吉田稔 1.08.8 1 1/2 500kg(+4) 11
4 4 8 テンシノキセキ 牝5 56.0kg 横山典弘 1.08.8 ハナ 484kg(+2) 1
5   5 9 ナムラマイカ 牝6 55.0kg 古川吉洋 1.08.8 ハナ 464kg(+4) 16
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.6 - 10.1 - 11.1 - 11.3 - 11.9 - 12.5
上がり 4F 46.8 - 3F 35.7
3コーナー 2-1(3,8,14)(5,7)(9,16)(6,13)15(4,12)(11,10)
4コーナー 2,1(3,8)14,5(9,7)16(6,13)15,4(12,11)10

■レース回顧 ハイペースで秘めたる素質目覚めたシーイズトウショウ!
■レース解説

 出鞭をくれてカルストンライトオがハナに立つ。少々間隔を置いてカフェボストニアン、テンシノキセキが続く。シーイズトウショウは中団内、サニングデールは中団後方で待機。リキアイタイカン、イルバチオは最後方につける。4コーナーをカーブしてカルストンライトオの脚色が鈍り出したところへカフェボストニアンが馬なりで接近。直後からテンシノキセキ、イシノグレイスも追い上げ体勢に入る。直線に入り、カフェボストニアンが抜け出て先頭。テンシノキセキがこれに迫るが、内からシーイズトウショウが一気に進出。ゴール前粘り込みを図るカフェボストニアンを捉えて交わす。


■レース回顧

 ハズレ。カフェボストニアンが抜け出したのにテンシノキセキ来ず。(-。-)ふぅ〜。

 テンシノキセキは離れた3番手に落ち着いたことで、勝負どころでの追い上げに余分な脚を使わされたのが敗因か。テン3ハロンが32秒7と猛烈に速かった影響で理想のポジションが取れず、追いかけるだけで精一杯。直線でシーイズトウショウに交わされる瞬間に外へヨレていた。

 シーイズトウショウはテンシノキセキと対照的に4コーナーで仕掛けず、ラチ沿いの経済コースに張り付いて持ったままの状態で直線に向き、追い出すタイミングを待っていた。カフェボストニアンが抜け出た後に開いた1頭分の隙間に向けてゴーサインが飛ぶと弾けるように伸びた。2走前の福島民友Cで今回と同じカルストンライトオが織り成すハイペースを体得済みであったことがプラスに作用したように思える。

 カフェボストニアンは昨年と同様間隔を大きく開けての鉄砲使いだったが、カルストンライトオの失速に合わせて馬なりで進出するなどソツのないところを見せた。鉄砲実績が無い状態から狙うのは博打だが、2回目以降は駆け引き。今回は人気薄で紐穴としては申し分無かった。今春の高松宮記念はスタート直前にゲート誘導員に鞭を喰らわされるなどテンションが上がりっぱなしだったが、きちんと折り合えば今回のようなスムーズなレース運びが可能。詰めの甘さの解消が今後の課題。

 1,200M&中京の鬼サニングデールは11着と惨敗。中間がプール主体の調整で、本来のデキに無かったのかもしれない。今回は距離やコース相性で必要以上に持ち上げられた感じがする。シリウスSでのスターリングローズ(8着)もこの類。その時のレース回顧でも触れたと思うが改めて。馬は生き物。数字だけ追っていても馬券は獲れない。高松宮記念に向けての復調が待たれる。


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