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第56回鳴尾記念(GIII)
2003年12月14日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 2 ウインブレイズ 牡6 57.5kg 木幡初広 2.00.0 534kg(-6) 5
2   5 9 チアズブライトリー 牡5 57.0kg 本田優 2.00.0 クビ 462kg(+4) 6
3 4 8 サイドワインダー 牡5 57.5kg 松永幹夫 2.00.0 ハナ 500kg(-2) 1
4 4 7 エイシンスペンサー 牡5 56.0kg 小池隆生 2.00.1 クビ 494kg(-4) 12
5   8 15 ヴィータローザ 牡3 55.0kg 角田晃一 2.00.3 1 1/2 470kg(+4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.3 - 12.3 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 11.6 - 11.3 - 11.4 - 12.3
上がり 4F 46.6 - 3F 35.0
1コーナー 13,7,1(9,10)(2,11)15,8(14,12)(4,6)-5(3,16)
2コーナー 13,7-1,9(2,11,10)15,8,14(4,12)6-5(3,16)
3コーナー (*13,7)9(1,2,11,10)15(4,8,14)12,6(5,16)-3
4コーナー (13,*7)(2,9)(1,15)(11,8)4(6,14)12,16(5,10)3

■レース回顧 裏街道の王者がみせた渾身の伸び・老雄ウインブレイズの貫禄勝ち!
■レース解説

 キングフィデリアがダッシュを利かせて先手を奪う。内からはエイシンスペンサー、エイシンチャンプが続く。チアズブライトリー、ウインブレイズ、ビッグウルフあたりが好位を形勢。ヴィータローザは中団を追走。サイドワインダーはこのすぐ内で脚を溜めている。3コーナー過ぎから後続馬が押し上げ始め、前はキンギフィデリアとエイシンスペンサーが並んだ状態で直線に向く。エイシンスペンサーが単独先頭に踊り出るも、直後からウインブレイズ、チアズブライトリーがじわじわと追い上げる。更に外からサイドワインダーが迫りゴール前は4頭一塊。ウインブレイズが頭一つ抜け出しゴール。


■レース回顧

 ハズレ。エイシンスペンサーが粘っていたのでちょっとだけ夢を見た。(´∀`)

 軸馬サイドワインダーは中団で脚を溜め、3コーナー過ぎから動いて外へ回すソツの無いレース振りだったが僅かに及ばず。距離がベストではなかったこと、急坂コースに実績が無かったことからすれば3着でも健闘した部類に入るのではないだろうか。京都や東京で改めて真価を問いたい。

 ウインブレイズは福島記念で見せた内掬いが余りにも鮮やか過ぎたので、3〜4コーナーが長い阪神コースは合わないだろうと思い印を回さなかったところ、見事に勝たれてしまった。手応えが良過ぎて、勝負どころで木幡騎手が腰を浮かせていたのが印象的。この馬は秋から冬にかけて活性化するらしく、これで10〜12月は【4・3・0・0】(100.0%)。このように季節巧者を狙い打つのも面白い。

 チアズブライトリーも前走の勝ち方が圧巻過ぎたのでフロック視したところ、今回も番手からジワジワ伸びて2着。ウインブレイズと違ってこちらは手綱が激しく動いていた。にも関わらず直線伸びるのだから不思議。人気薄で重賞を勝った馬は大抵次走も人気が浮くので抑えたほうが無難。ダイタクヤマトが最低人気でスプリンターズSを勝った直後のスワンSもこんな感じだった。

 意外に健闘したのはエイシンスペンサー。坂を駆け上がったところで先頭だったのを見て「よしよし、後はサイドワインダー!」と意気込んだが、次の瞬間に力尽きてしまった。サイドワインダーも3着に終わったので惜しくも何とも無いのだが、来れば万馬券だったので少しだけ盛り上がった。

 逆に物足りなかったのはエイシンチャンプ。3コーナー過ぎからのペースアップで手応えを失っていた。この馬は前半飛ばして上がりが掛かる流れを得意にしているところがあるので、今回のように明確な逃げ馬不在でスローが見込まれるレースでは過信しないほうが良さそうだ。

 キングフィデリアは楽にハナを奪えたが直線で完全に沈没。終始頭が高く、イレ混んでいたようにみえた。この馬はたまにポカをやらかすが、その切り返しが早い(ながつきS1人気7着→GホイップT8人気2着、中京記念1人気4着→新潟大賞典6人気1着)ので次走での変わり身に注意したい。


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