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第55回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
2003年12月7日(Sun) 阪神芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 ヤマニンシュクル 牝2 54.0kg 四位洋文 1.35.9 478kg(+8) 6
2   8 17 ヤマニンアルシオン 牝2 54.0kg 岩田康誠 1.35.9 クビ 430kg(+8) 10
3   7 15 コンコルディア 牝2 54.0kg 柴田善臣 1.36.0 3/4 474kg(-2) 12
4   8 18 ロイヤルセランガー 牝2 54.0kg 福永祐一 1.36.0 ハナ 490kg(-8) 3
5 2 4 スイープトウショウ 牝2 54.0kg 角田晃一 1.36.1 クビ 456kg(-2) 1
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.5 - 11.8 - 12.4 - 12.5 - 12.0 - 11.1 - 12.1
上がり 4F 47.7 - 3F 35.2
2コーナー 17,6(1,7,8)(2,12,15)(3,14,13)(11,18)(4,16)10,5,9
3コーナー 17(6,8)15(1,7,12)(2,14,13)(11,3,18)16,10,4,5-9
4コーナー (*17,8,15)(6,12,13)(7,18)(14,3)(1,16)(2,10)(11,4)5,9

■レース回顧 阪神マイルで差脚炸裂・ヤマニンシュクルが大外一気で快勝!
■レース解説

 マルターズヒート、ダンツアイリッシュが出遅れ。ヤマニンアルシオンが好スタートを決めてハナに立つ。内からエイシンヘーベ、直後にフィーユドゥレーヴらが続く。ロイヤルセランガーは後方に控える。ヤマニンシュクル、スイープトウショウはその後ろ。ヤマニンアルシオンを先頭に前は固まり気味。各馬一団のまま直線に向く。内ラチを綺麗に回ったヤマニンアラバスタが二の脚を使って粘り込みを図る。この直後につけた馬は伸びず、暫く膠着状態が続く。ゴール前で漸くコンコルディアが伸びかけたところへ大外からヤマニンシュクルが強襲。


■レース回顧

 ハズレ。シュクルとアラバスタは買えたがアルシオンは買えず。その前に軸馬コケちゃった。(´・ω・`)

 追い込み一気でしか勝ったことがないスイープトウショウが1番人気、叩いて良化と目されたフィーユドゥレーヴが2番人気。消長激しい2歳牝馬の一戦であることを考えるとこの2頭で決まるとは思えず、人気し過ぎの感があるフィーユドゥレーヴを蹴飛ばしてみたが、スイープトウショウもコケてしまっては世話はない。まあ荒れるレースというのは大抵こんなものということで割り切るしか仕方ない。

 軸馬スイープトウショウは道中の位置取りこそ悪くなかったが、4コーナーで前が固まって身動きが取れなくなっていた。直線で追い出しをかけたところで前が狭まりブレーキがかかったのは痛恨。まともに追えたのはゴール前100Mぐらい。多少強引でも4コーナーで大外へ持ち出して欲しかった。

 ヤマニンシュクルは道中スイープトウショウと同じような位置にいたが、外目につけていた分だけコーナリングはスムーズで、大外へ持ち出すことで直線を広く使えたのが勝因。前走は行った行ったの展開に泣いたが、今回は見込み通り距離短縮でスパッと切れた。鞭を入れてから内へモタれてスイープトウショウの前をカットしたのはいただけないが、レース振りからは何ら問題なく順当勝ちと思われる。

 2着に粘ったヤマニンアルシオンは他に行く馬がおらず、誰にも突付かれなかったのがラストの粘りに通じた。4コーナーで持ったままの手応えを見て残られると悟った。母(ヤマニンパラダイス)や兄(ヤマニンセラフィム)が早い段階で重賞を勝っているだけに今後の見通しも明るいが、故障が怖い

 ロイヤルセランガーは好位が取り辛い大外枠からのスタートでヤマニンシュクルから0秒1差の4着と健闘。どのような状況でも確実に伸びる。このようなタイプは大きく人気を落とした時が怖い。昨年のこのレースで4着し、その後も詰めを欠き続けて桜花賞で人気が暴落したシーイズトウショウと経緯が似ているので要注意。


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