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第8回東京スポーツ杯2歳S(GIII) 2003年11月22日(Sat) 東京芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 7 | 13 | アドマイヤビッグ | 牡2 | 55.0kg | 武豊 | 1.48.9 | − | 508kg(-4) | 1 |
2 | 6 | 12 | フォーカルポイント | 牡2 | 55.0kg | 横山典弘 | 1.48.9 | アタマ | 472kg(0) | 6 | |
3 | △ | 6 | 11 | キョウワスプレンダ | 牡2 | 55.0kg | 佐藤哲三 | 1.49.0 | クビ | 456kg(-8) | 2 |
4 | 8 | 15 | ジュレップ | 牡2 | 55.0kg | O.ペリエ | 1.49.3 | 2 | 448kg(-8) | 11 | |
5 | ○ | 1 | 2 | マイネルパナシュ | 牡2 | 55.0kg | 郷原洋司 | 1.49.3 | クビ | 490kg(+10) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.0 - 11.4 - 12.0 - 12.7 - 12.9 - 12.8 - 11.5 - 11.7 - 11.9 上がり 4F 47.9 - 3F 35.1 2コーナー (4,*8)-3,9(2,14)10(1,15,16)(5,11)7,13-(6,12) 3コーナー 8-4,9,3(1,2,14,16)(10,15)(5,11)(7,13)(6,12) 4コーナー (*8,4)(1,3,2,9)(10,16)(5,14,11)15(7,13)(6,12) |
■レース回顧 先輩に追いつけ追い越せ・非凡な能力垣間見せたアドマイヤビッグ! |
■レース解説 ケイアイウンリュー、マイネルポロネーズ、タカオファーストが出を窺う。このうちタカオファーストが先頭に立つ。中団以降は一塊で続く。アドマイヤビッグは後方に控える。淡々とした流れとなり各馬固まって4コーナーをカーブ。2番手追走のケイアイウンリューが抜け出しかかるも暫く横一線の状態が続く。残り200Mを切ったところで馬場の中央からアドマイヤビッグが抜けて先頭に踊り出る。外から迫ったキョウワスプレンダ、フォーカルポイントを僅かに抑えてゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。勝利の方程式はまだしも、故障まで似なくても…。A(^-^;)アセアセ アドマイヤビッグは後方待機から直線外へ持ち出そうとしたものの首を振って上手く反応せず、仕方無しに内を突く構えを見せると途端に馬群を割って先頭に踊り出た。随所にキャリア浅を感じさせるレース振りだったが、未完成の現時点でこれだけ走れば十分。 このレース2戦2勝の近藤利一氏、8戦3勝2着2回のサンデーサイレンス産駒、重賞昇格後の7年で6勝2着3回の関西馬。そして鞍上は京王杯2歳S、エリザベス女王杯と重賞連勝中の武豊騎手。新馬勝ち後に出た「ダービー狙える宣言」(リップサービスだと思うが)からしてまさに勝つべくして勝ったアドマイヤビッグだったが、翌日になって右前脚橈骨(とうこつ)遠位端骨折が判明。 先輩のアドマイヤコジーン、アドマイヤマックスも骨折で3歳春を棒に振っている。アドマイヤビッグはこれら2頭より故障するのが早かったが、それでも春に完全復調というのは微妙。当然この後予定されていたラジオたんぱ杯2歳Sへ進むローテは白紙。ただこれについては奇数年のラジオたんぱ杯2歳S勝ち馬が大成しない傾向からして逆に良い事(?)かもしれない。 キョウワスプレンダは仕掛けが早かったように見えた。しかしその割に横一線の状態から抜け出すのに手間取り、外からやってきたフォーカルポイントにも交わされたのはいただけない。フォーカルポイントは道中の溜めが効いて後方一気が炸裂。超スローも普通のスローも差し込む分には大差ないというのが雑感。新潟2歳Sを3着したアウトディスタンスも超スローで差しただけということで馬券対象外としていたが、今後はこの考え方を改める必要がありそうだ。 |