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第41回アルゼンチン共和国杯(GII)
2003年11月9日(Sun) 東京芝2,500M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 13 アクティブバイオ 牡6 56.0kg 武幸四郎 2.31.9 498kg(0) 7
2   6 9 ナチュラルナイン 牡3 53.0kg M.デムーロ 2.32.0 クビ 480kg(+4) 1
3   5 7 エリモシャルマン 牡4 54.0kg 小野次郎 2.32.0 クビ 514kg(-2) 8
4 1 1 ダンツランニング 牡6 55.0kg 蛯名正義 2.32.0 ハナ 498kg(0) 2
4   5 8 ハッピールック セ5 55.0kg 田中勝春 2.32.0 同着 480kg(+4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 7.4 - 11.4 - 11.7 - 12.5 - 12.4 - 12.5 - 12.1 - 12.5 - 12.1 - 12.0 - 11.4 - 11.7 - 12.2
上がり 4F 47.0 - 3F 35.1
1コーナー 12,13(1,6)3(4,10)(5,8,11)(7,14)9-2
2コーナー 12-13,1,6(4,3)(8,10,11)(5,14)(7,9)-2
3コーナー 12,13(1,6)(4,3,10,11)(8,9)(5,14)7,2
4コーナー (*12,13)(1,6)4(3,10,11)(8,9)14(5,7)2

■レース回顧 忘れ去られた重賞勝ち馬の逆襲・ハンデ戦こそアクティブバイオ!
■レース解説

 トウカイリザーブがスッと先頭に立つ。ダンツランニング、アクティブバイオがこれに続く。シャドウビンテージも比較的前につける。ホットシークレットは中団内、メジロランバートは多少折り合いを欠きながら外目を追走。ナチュラルナインは後方寄りにつける。馬群はほぼ一団で推移。4コーナーに差し掛かるあたりでアクティブバイオがトウカイリザーブに並びかけていく。直後からシャドウビンテージ、外からメジロランバートも接近。アクティブバイオが早くも先頭に立つと、これを巡って外からシャドウビンテージ、内からダンツランニングが迫りかける。アクティブバイオはダンツランニングに並びかけられながらも抜かせない。シャドウビンテージは伸びが無く、その後方からナチュラルナインとエリモシャルマンが急追するが、アクティブバイオがダンツランニングを振り切ってそのまま押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。劇走パターンにばかり気を取られて本質を見失っていました。(-_-)ウムム…

 ハンデ戦は得てして好調軽量の格下馬がクローズアップされ、近走不振の重賞勝ち馬が忘れ去られやすい。今回の出走馬14頭のうち、重賞勝ち馬はホットシークレット(ステイヤーズS2回、目黒記念)、チューニー(クイーンC)、アクティブバイオ(日経賞)の3頭。このうち牝馬重賞勝ちに過ぎないチューニーを外すと古馬重賞を勝っているのは僅かに2頭。そしてその2頭の人気は9番人気と7番人気。これを見て何とも思わないようではダメ。データ云々ではなくセンスの問題。

 アクティブバイオは前々につけることで一変。後方からレースを進めて不発続きの反省を生かし、陣営は先行策を指示。騎乗2回目となる武幸四郎騎手はトウカイリザーブの単騎逃げの直後を進むことで見事に応えた。直線で並びかけてきたダンツランニングに抜かせなかったのは既に重賞を勝っている馬の証。

 ナチュラルナインは後方から追い込んで2着。思い切って後ろから行ったかと思いきや、デムーロ騎手は「スタートで出遅れました」とコメント。リプレイを見る限りでは出遅れたようには見えなかったが、ダッシュはついていなかった。外を回らされながら長く良い脚を使ったのは評価しておきたい。

 軸馬シャドウビンテージはラジオたんぱ賞でも対抗印をつけて注目していた馬だったが、その時と同じく追い出してからフラついていたのは残念。ダンツランニングはアクティブバイオに絶好のポジションを取られたのがラストで響いた。前走が強い馬に付いていっての3着で、地力に勝る馬相手に競り勝つというのは難しいようである。

 劇走パターンの劇走必至馬に指名したリベレーションは見せ場らしい見せ場も作れず完敗。直線に向いた時の手応えはまあまあだったものの、すぐ前にいた馬に嫌気を差したのか全く走らなかった。コスモレジスタは4コーナー手前で前が支えたのが痛かった。最内から地味に伸びていたが、ラスト1ハロンで完全に脱落。2頭共に準オープンですらポカがある馬で、アテにならないといえばそれまでだが…。


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