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第8回東京中日スポーツ杯武蔵野S(GIII)
2003年11月1日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 2 サイレントディール 牡3 56.0kg O.ペリエ 1.36.2 504kg(-10) 1
2   5 9 ハギノハイグレイド 牡7 58.0kg 田中勝春 1.36.9 4 512kg(-11) 8
3   1 1 ロングカイソウ 牝6 55.0kg 小池隆生 1.37.1 1 1/4 504kg(+8) 11
4   7 14 グラスエイコウオー 牡5 56.0kg 勝浦正樹 1.37.2 3/4 472kg(-8) 2
5   4 7 ストロングブラッド 牡4 57.0kg 二本柳壮 1.37.2 クビ 492kg(+4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 11.1 - 11.5 - 11.9 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 13.0
上がり 4F 49.6 - 3F 37.4
3コーナー 1(2,10)(3,7,15)4(5,6)12(9,13)16-(11,14)8
4コーナー 1,10(2,7)(4,15)(3,12)(5,6)(9,13)-(11,16,14)8

■レース回顧 大物去った池江厩舎に新星降臨・サイレントディール快走V!
■レース解説

 ジェネスアリダーが出遅れ。最内からロングカイソウがダッシュ良く先頭に立つ。少し間を開けてサイレントディールが続く。スマートボーイはその外から追いかける形で追走。以下ストロングブラッド、インタータイヨウと続く。ロングカイソウ先頭のまま直線に向くと、直後まで押し上げていたサイレントディールがこれを交わして先頭に立つ。3番手以下は少し離れ、インタータイヨウは失速、ストロングブラッドも伸びが見られない。その間にもみるみる差を広げたサイレントディールが最後は流す形でフィニッシュ。


■レース回顧

 大ハズレ。切った馬が圧勝、軸馬はシンガリ。さて、逝くか…。(-_-)

 クロフネ、ゴールドアリュール、アドマイヤドン。最近のダートの一流どころはダービーで善戦していた馬からよく出ている。サイレントディールは今年のダービー4着馬。全姉に初ダートで挑んだフェブラリーSで3着、続くドバイワールドCで2着したトゥザヴィクトリーがいるということを指摘するまでもなく、走るべくして走ったというのが正直な感想。1分33秒3のスーパーレコードを叩き出したクロフネと比較すると物足りないという見方もできるが、これはクロフネの絶対能力の高さの他にサウスヴィグラスが飛ばしたことにも起因しているので何とも言えない。

 サイレントディールから4馬身離された2着には古豪ハギノハイグレイドが食い込んだ。一昨年のジャパンCダートでポカ(10着)があるものの、ダート左回りは東海S連覇を含む【2・2・0・1】(80.0%)と好相性を示していた舞台。決め手はなお健在だが、最近は勝ち馬と着差が開いていることが多く、勝ち切るという点では既に峠を越えている。

 軸馬インタータイヨウは好位につけておきながら直線で謎の大失速。ここまで豪快に負けられると回顧のしようがない。道中同じような位置にいたストロングブラッドもサイレントディールの加速についていけず取り残されていた。ビワシンセイキに至っては初速で付いていけずドロップアウト。どちらかといえばスロー志向で、付いて回るだけで終わったディーエスサンダー同様、距離は長めが良さそうだ。


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