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第38回京都大賞典(GII) 2003年10月12日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 8 | 10 | タップダンスシチー | 牡6 | 58.0kg | 佐藤哲三 | 2.26.6 | − | 502kg(+2) | 1 |
2 | ▲ | 8 | 9 | ヒシミラクル | 牡4 | 59.0kg | 角田晃一 | 2.26.8 | 1 1/4 | 454kg(0) | 2 |
3 | 7 | 7 | ダンツランニング | 牡6 | 57.0kg | 秋山真一郎 | 2.26.9 | 3/4 | 498kg(+8) | 7 | |
4 | △ | 7 | 8 | アラタマインディ | 牡6 | 57.0kg | 飯田祐史 | 2.27.3 | 2 1/2 | 526kg(+2) | 6 |
5 | 3 | 3 | サンライズジェガー | 牡5 | 58.0kg | 安藤勝己 | 2.27.3 | クビ | 476kg(+2) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.8 - 12.2 - 12.3 - 13.1 - 13.1 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 11.7 - 11.0 - 11.4 - 11.6 上がり 4F 45.7 - 3F 34.0 1コーナー 10,9(7,8)(6,4)(1,3,5) 2コーナー 10,9(7,8)(6,4)3(1,5) 3コーナー 10,9(7,8)(6,4)(3,5)1 4コーナー 10,9(7,8)(6,3,4)5,1 |
■レース回顧 芦毛の最強馬相手に堂々押し切り・秋に向け勇躍タップダンスシチー! |
■レース解説 どの馬も積極的に行かず、タップダンスシチーが押し出されるような形でハナに立つ。ダンツランニングがこれに続くが、1コーナー手前でヒシミラクルがタップダンスシチーのマークに入る。向こう正面に入ると、タップダンスシチーは一息入れて流れを落ち着かせる。馬群はほぼ一塊。3コーナー過ぎの坂の下りからプレシャスソング、アクティブバイオ、トシザブイが押し上げていく。タップダンスシチーが持ったままの状態で直線に向く。ヒシミラクルも手綱をしごいて前を追う。内からダンツランニングも追い縋るが前との差は埋まらない。4番手以降は大きく離れ、ヒシミラクルが単独2番手に上がったところでタップダンスシチーがゴール。 ■レース回顧 ハズレ。行った行ったが読めるメンツで後ろから行く馬を狙ったらダメだって…。・゜・(ノД`)・゜・ 4着までがそのまま残るというド典型の前残り。ホットシークレット回避でますます前の馬が楽になったというのに、差し馬サンライズジェガーを厚く狙うとは正直どうかしている。先行勢の中では調教過程の不十分さからタップダンスシチーを割り引いたものの、展開が楽すぎて何ら問題無かった。サンライズジェガーは後方で溜めすぎたのが全て。坂の下りに入っても手綱をガッチリ締めたままだったのを見てハズレを確信。 緩い流れから導き出される状況としては「行った行った(前残り)」と「上がりヨーイドン(差し馬の台頭)」の2パターンがあるが、この見極めは未だ良く分からない。個人的には逃げ馬がぼやけている時は前者、ハッキリしている時は後者と解釈している。今回は前者に近かった(=タップダンスシチーは本質的に逃げ馬ではない)のに、後者を期待したのは自分でも良く分からない。上がりはタップダンスシチーが34秒0(最速タイ)、ヒシミラクルが34秒1、サンライズジェガーが34秒2。離されてます。 ヒシミラクルは終始追い通しというわけでもなく、手綱が動き出したのが4コーナーをカーブするところだった。春先に比べて反応が良くなっているのは見逃せない。もうフロックでも何でもない。この馬は名馬の領域に達したと思う。 |