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第38回札幌2歳S(GIII)
2003年10月4日(Sat) 札幌芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 7 モエレエスポワール 牡2 55.0kg 千葉津代士 1.54.1 466kg(0) 10
2   2 2 アズマサンダース 牝2 54.0kg 上村洋行 1.54.2 1/2 472kg(+10) 8
3 6 9 ヤマニンシュクル 牝2 54.0kg 四位洋文 1.54.4 1 1/2 470kg(+4) 2
4 8 13 マイネルブルック 牡2 55.0kg 藤田伸二 1.54.6 1 1/4 470kg(+2) 3
5   6 10 タイセイドラゴン 牡2 55.0kg 五十嵐冬樹 1.54.6 クビ 478kg(-2) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.6 - 12.6 - 13.4 - 13.7 - 13.6 - 12.8 - 11.9 - 11.8 - 11.7
上がり 4F 48.2 - 3F 35.4
1コーナー 7(2,8)12(1,9,13)14(10,11)5(4,3)6
2コーナー 7(2,8,12)(1,9,13)(10,14)(11,5)(4,6,3)
3コーナー 7(2,8)(10,12)(1,13)(4,9,14)(6,11,5)3
4コーナー (*7,2)(10,8,12,13,5)9(1,11,3)(4,6)14

■レース回顧 ゆったりした流れで後続馬を騙し討ち・道産子の希望モエレエスポワール!
■レース解説

 アズマサンダースが好スタートから先頭を窺うが、外からモエレエスポワールがハナを奪う。エボニービジョン、リネンドンもこれに続く。モエレエスポワールは後続を引きつけながら逃げる。マイネルブルック、ヤマニンシュクルは中団馬群外を追走。馬群は一塊。キョウワスプレンダは後方2番手の位置から外へ持ち出し、3コーナー手前で進出を開始。3〜4コーナーで全馬が仕掛けに入り、一気にペースが上がる。モエレエスポワールは最内を突いて逃げ込みを図る。外からキョウワスプレンダが先頭に立つ勢いで迫るが、2番手アズマサンダースの手前で急激に失速。モエレエスポワールが更に加速する中、アズマサンダースだけが食い下がったがそのまま差を詰めさせず逃げ切り。


■レース回顧

 ハズレ。結果を見ただけでどんなレースだったか分かった。( ´_ゝ`)フーン

 時計が掛かる馬場だったとはいえ、1,000M通過65秒9は遅過ぎる。モエレエスポワールに競りかけていく馬はおらず、過剰とまでいえる溜め逃げにも素直に従順。行った行ったの典型的なレースで回顧のしようがない。ちなみにモエレエスポワールの「モエレ」はアイヌ語で「ゆったり流れる」という意味らしい。

 軸馬キョウワスプレンダはペースが上がり始めたあたりで進出を始め、4コーナーで大外を回りながらも一気に先頭集団を捉えにかかった。先頭に立たんとばかりの勢いで前に迫ったが、追う度に内へササっていた。そしてアズマサンダースの直後で前がつかえた途端に馬がやる気を喪失。ペースアップ時にそれを上回る脚を使ったのがまずかったように思う。人馬共に超スローに翻弄された感が強い。

 アズマサンダースは1,200Mを走った後で1,800Mの超スローを走らされ、多少口を割る仕草を見せていたが何とか折り合い、唯一モエレエスポワールに食い下がった。このレースは前走距離が問題にならない割に1,200Mを走った後の馬が評価されない傾向にあったので、新馬戦の1,200Mを勝ち上がっていたこの馬に対する評価は低過ぎたのかもしれない。来年以降の穴馬券作戦に生かしたい。

 ヤマニンシュクルはペースアップにも反応できていたが、上がりの脚が前の2頭とほぼ同じだっただけに差を詰め切れなかった。マイネルブルックはペースが上がり始めたところで手綱が一際激しく動いていた。展開の餌食になった最たる馬のように思える。ブリッコーネは後ろにつけた時点で脈なし。とにかく負けた馬にコメントを付すのもバカらしいほどの見事な行った行ったのレースだった。


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