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第51回神戸新聞杯(GII) 2003年9月28日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 2 | 2 | ゼンノロブロイ | 牡3 | 56.0kg | K.デザーモ | 1.59.5 | − | 492kg(+2) | 3 |
2 | ○ | 6 | 9 | サクラプレジデント | 牡3 | 56.0kg | 武豊 | 2.00.1 | 3 1/2 | 478kg(-2) | 1 |
3 | ◎ | 7 | 11 | ネオユニヴァース | 牡3 | 56.0kg | 福永祐一 | 2.00.2 | 1/2 | 490kg(0) | 2 |
4 | 5 | 7 | リンカーン | 牡3 | 56.0kg | 横山典弘 | 2.00.2 | ハナ | 466kg(+4) | 5 | |
5 | △ | 4 | 5 | ザッツザプレンティ | 牡3 | 56.0kg | 安藤勝己 | 2.00.4 | 1 1/2 | 492kg(+4) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.7 - 11.5 - 12.4 - 12.1 - 11.8 - 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.7 - 11.8 上がり 4F 46.8 - 3F 35.1 1コーナー 13-(5,12)7,11(3,2,6)10(4,9)-(1,8) 2コーナー 13-5,12(7,6)(2,11)(4,10)(3,9)-(1,8) 3コーナー 13,5(12,6)7(2,11)(4,10,9)-(1,8)3 4コーナー (13,*5,12)(7,2,11,9)(4,10,6)-(1,8)3 |
■レース回顧 大一番の雪辱晴らす独走・成長一途ゼンノロブロイ! |
■レース解説 シルクチャンピオンが出遅れ。ハードクリスタルとザッツザプレンティが出を窺う中、外からシンドバッドとマーブルチーフが押し上げる。コーナリングでシンドバッドが先頭。ザッツザプレンティ、マーブルチーフが直後を追走。インコースにリンカーン、後方外にネオユニヴァース。そのすぐ内にゼンノロブロイ、サクラプレジデントは中団馬群後方につける。3コーナー手前でザッツザプレンティ、マーブルチーフがじわじわと進出。馬群が固まり出したところでサクラプレジデントが一気の捲りをかけて好位に取り付く。直線に向き、サクラプレジデントがザッツザプレンティを競り落とし先頭に踊り出る。そこへ直後まで来ていたゼンノロブロイがスパート。サクラプレジデントに代わり独走態勢に入る。ネオユニヴァースとリンカーンが併せの状態でサクラプレジデントに迫るが届かず。 ■レース回顧 ハズレ。見事なまでなタテ目。もう秋初戦で二冠馬は買わん。(-_-#) ハイレベルの菊花賞トライアルを制したのはダービー2着のゼンノロブロイだった。何が来るにしても接戦になるかな、と考えていただけにこの3馬身半は正直驚いた。直線入口でやや窮屈な場面があったものの、サクラプレジデントの外を冷静に突いて追い出しを開始。反応は幾分鈍いが加速がついてからはまさに圧巻。ゴール後のデザーモ騎手のガッツポーズが着差以上の完勝だったことを物語っていた。 サクラプレジデントは4コーナーでいきなり捲ってきた。すぐ前にいたネオユニヴァースが動かず、ゼンノロブロイが馬群に包まれていたのを見越しての早仕掛けで完全に出し抜いたかと思ったが、正攻法でやってきたゼンノロブロイは凌げなかった。普通ならそのままタレて終了というのがオチだが、そこから難なく粘り通してみせた。きちんと脚を図った乗り方は流石。 軸馬ネオユニヴァースは福永騎手が慎重に乗り過ぎた感じがした。サクラプレジデントが大外を捲っていくのをみて慌てて仕掛けていたのが印象的。これでコース取りがマーブルチーフの外になり前との差が開いてしまった。上がりも35秒3でゼンノロブロイの34秒8、サクラプレジデントの35秒0に遅れをとって追いつけず。落としても良いレースとはいえ、何とも気まずい敗戦ではある。 4着リンカーンまでがサンデーサイレンス産駒。5着ザッツザプレンティと7着マッキーマックスがダンスインザダーク産駒。6着アマノブレイブリーはジョリーズヘイロー産駒ということで、7着までがヘイロー系種牡馬の産駒。上がりも7着までが34〜35秒、8着以下が36秒以上。7着と8着の差が1秒と綺麗に分かれた。ゼンノロブロイは天皇賞へ向かうようだが、菊花賞もサンデーサイレンス産駒中心の見解になりそうだ。 しかし平穏に決まってくれないのが最近の菊花賞。前哨戦を叩いたマンハッタンカフェやヒシミラクルはともかく、異質ローテのマイネルデスポットやファストタテヤマの劇走は予測不可能。今年は三冠が掛かった大一番となるが、空気を読まず爆走しそうな穴馬にも注意を払いたい。 個人的なお勧めは京都新聞杯で万馬券を獲らせてくれた二桁人気爆走馬マーブルチーフ。コイツは引退までにまたどこかで一発やらかす。今回綺麗に負けてくれたので菊花賞は多分15番人気位だろう。先輩ファストタテヤマに続けるだろうか。 |