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第51回神戸新聞杯(GII) 2003年9月28日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | シルクチャンピオン | 先 | 82 | 夏を休養に充てるも始動戦でこの相手では厳しい。 | |
2 | 2 | ゼンノロブロイ | 先 | 99 | ややジリっぽいが確実に伸びる。久々も好勝負。 | ▲ |
3 | 3 | ハードクリスタル | 先 | 82 | 上積み見込まれた前走敗退。芝では見劣る。 | |
4 | 4 | アマノブレイブリー | 差 | 82 | 能力足らずも古馬に揉まれた経験生かせれば。 | |
5 | ザッツザプレンティ | 先 | 98 | 先行策で侮れないが現状では重馬場巧者の感。 | △ | |
5 | 6 | アイルビーバック | 先 | 77 | 単騎逃げも十分可能だが急坂コースで粘り疑問。 | |
7 | リンカーン | 追 | 88 | 末脚のキレは髄一。但しノド手術の影響は心配。 | ||
6 | 8 | マイネルガーランド | 差 | 75 | 前走クラスが上がって完敗。ここは追走一杯。 | |
9 | サクラプレジデント | 捲 | 102 | 古馬に堂々競り勝ち評価。長距離輸送克服カギ。 | ○ | |
7 | 10 | マッキーマックス | 差 | 85 | 春のクラシックを自重。荒削りの豪脚大成なれば。 | |
11 | ネオユニヴァース | 差 | 103 | 実績最上位。宝塚記念で一線級古馬相手に善戦。 | ◎ | |
8 | 12 | マーブルチーフ | 差 | 88 | 春先は叩かれつつ度々劇走。狙いは次走以降。 | |
13 | シンドバッド | 追 | 64 | 中央芝で完敗経歴あり。交流重賞でも力不足露呈。 |
■レース展望 叩き台でも勝ち負け・二冠の重責ネオユニヴァース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 菊花賞トライアルとして重要な役割を果たしていた京都新聞杯が春に移行したことで、神戸新聞杯のレース傾向にも少なからず影響が出てくるものと思われる。よって傾向分析は必要最小限に留めておく。
ダービー以外の重賞を経由した馬は古馬との対戦如何で信頼度が変わる。GII札幌記念でエアエミネムを競り落としたサクラプレジデント、GI宝塚記念で古馬一線級と対戦したネオユニヴァースに注目。 重賞以外の前走レース別成績は割愛するが、1000万経由馬は前走連対【3・3・2・10】(33.3%)、3着以下【1・0・1・10】(8.3%)。後者での連対例はやまゆりS(阪神芝2,000M)9着を経由した'96年1着シロキタクロス。同馬は前々走の1000万で連対があった。以上を踏まえるとアイルビーバック、アマノブレイブリー、ハードクリスタル、マイネルガーランド、シンドバッドには荷が重いと判断できる。
今年は二冠馬が9年振りに秋初戦を迎える。過去20年、無事に夏を乗り越えた二冠馬は秋初戦【2・1・0・1】(75.0%)。'84年のグレード制導入以降に限れば【2・1・0・0】(100.0%)とパーフェクト連対。なお敗退した2頭はいずれもダービーの後に行われた重賞(重賞相当のレース)で連対している馬に不覚を取っている。カツラギエースはダービーの後に中京4歳特別(2着)、神戸新聞杯(2着)を、スターマンはクラシック未出走、自己条件連勝の後にGII神戸新聞杯(1着)を経由している。 今年で言えばネオユニヴァースに勝てる見込みがあるのはダービー後に札幌記念勝ちがあるサクラプレジデントのみ。ゼンノロブロイ、ザッツザプレンティらダービー後休養に入った「既存勢力」では二冠馬ネオユニヴァースを逆転するのは難しい。ダービーで完敗し、夏場を使わなかったリンカーン、マーブルチーフはなおさら厳しい。 ネオユニヴァースは二冠の手綱を取ったデムーロ騎手から福永騎手に乗り変わるが、全くのテン乗りではないので気にならない。きさらぎ賞など3戦に騎乗し、いずれも前々につけて勝っているだけに安定感という観点からすれば寧ろ歓迎。最低でも2着でデムーロ騎手に再度スイッチしたいところ。 サクラプレジデントは札幌記念で3コーナー過ぎから仕掛けはじめ、直線先に抜け出たエアエミネムを上がり33秒7の鋭脚で有無を言わせず競り落とした。今ならネオユニヴァースに並びかけながら僅かに屈したスプリングS、皐月賞のリベンジも可能。とはいえ現時点でネオユニヴァースより人気になっている(土曜前売終了時点)のは期待先行の表れ。持論「着順が下の馬が人気の時は疑え」からも総合力ではネオユニヴァースが上とみる。 出れば確勝級のセントライト記念を見送り(デザーモ騎手の復帰待ちが目的と思われる)、わざわざ遠征をかけてきたゼンノロブロイも捨て難い。ダービーはネオユニヴァースに詰め寄ったところがゴールで、秋の成長が待たれる素材。そのゼンノロブロイと同じ上がりを繰り出して3着に入ったザッツザプレンティもラジオたんぱ杯2歳S勝ちのあるコースでの一戦であることから軽視できない。 マッキーマックスはきさらぎ賞でネオユニヴァースに0秒1差。春のクラシックを一切見送り、敢えて強敵揃いのここにぶつけて菊花賞への権利獲りをかけてきた。追い込んで届かずでも3着なら見込みがある。それでも1000万勝ちのシルクチャンピオン共々、休み明けでこのメンバーではやはり厳しいと言わざるを得ない。 ◎ネオユニヴァース ○サクラプレジデント ▲ゼンノロブロイ △ザッツザプレンティ ■馬券構築 ネオユニヴァースからサクラプレジデントへは馬複。ゼンノロブロイとザッツザプレンティへは逆転の目がないとみて馬単。個人的な期待からマッキーマックスへのワイドを追加。 [馬複] ネオユニヴァース−サクラプレジデント 60% [馬単] ネオユニヴァース→ゼンノロブロイ 20% [馬単] ネオユニヴァース→ザッツザプレンティ 10% [ワイド] ネオユニヴァース−マッキーマックス 10% |