HOME > 重賞回顧 > 第54回朝日チャレンジC
第54回朝日チャレンジC(GIII) 2003年9月13日(Sat) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 2 | 2 | カンファーベスト | 牡4 | 56.0kg | 安藤勝己 | 1.58.3 | − | 460kg(-4) | 2 |
2 | 6 | 8 | アラタマインディ | 牡6 | 56.0kg | 和田竜二 | 1.58.4 | クビ | 524kg(-12) | 10 | |
3 | 7 | 10 | ヒマラヤンブルー | 牡5 | 56.0kg | 四位洋文 | 1.58.5 | 1/2 | 436kg(-12) | 5 | |
4 | △ | 5 | 5 | サンライズシャーク | 牡5 | 56.0kg | 武豊 | 1.58.5 | ハナ | 474kg(-6) | 1 |
5 | 7 | 9 | メイショウドメニカ | セ6 | 56.0kg | 熊沢重文 | 1.58.6 | 3/4 | 492kg(0) | 11 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.7 - 11.3 - 12.1 - 11.6 - 11.6 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.4 上がり 4F 47.4 - 3F 35.8 1コーナー 7,10,8(3,12)(2,9,11)4(1,5)6 2コーナー 7-10(8,12)3-(2,9,11)-(1,4)5,6 3コーナー 7,10(8,3,12)(2,9,11)-1-4,5,6 4コーナー (*7,10)(8,3)12(2,9,11)1-5,6-4 |
■レース回顧 関西遠征で重賞ゲット・秋の快進撃誓うカンファーベスト! |
■レース解説 トーアカゼノオーが好スタートから先頭に立つ。アラタマインディ、ヒマラヤンブルーが直後につける。マヤノアブソルート、エイシンスペンサーまでが好位を形勢。カンファーベストは中団内、サンライズシャークとエイシンハリマオーは後方待機を決め込む。前は固まった状態だが中団以降は3コーナーカーブを迎えてもまだ後方。4コーナーから直線を向き、レースを引っ張ったトーアカゼノオーとヒマラヤンブルーが叩き合う。そこへ馬場の中央へ持ち出したカンファーベストが急追。トーアカゼノオー、ヒマラヤンブルーの間からアラタマインディも加わる。トーアカゼノオーが脱落し、ようやく外からサンライズシャークが追い込んでくるが時既に遅し。カンファーベストがアラタマインディ以下を抑えてゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。小倉重賞経由馬でもアラタマインディには手が出なかった。(x_x) 小倉重賞経由馬が好調ということで狙い馬として4頭を抽出したものの、アラタマインディとマヤノアブソルートは見送り。見送った最たる理由が近走不振。『傾向・データ重視の中央競馬重賞予想』を謳っているのにこれではその辺に転がっている普通の予想と何ら変わらない。今後はデータから狙い目に挙がるのに人気が無いという馬を拾って情報として提供することを念頭に置きたい。 軸馬カンファーベストは中団内から前が壁になった状態で直線に向き、エイシンスペンサーが追い出した直後に出来たスペースに滑り込むと上手い具合に弾けた。実質ラスト1ハロンで先行各馬を飲み込む強い競馬。これが重賞初制覇だが、過去に重賞で1位入線している('02年カブトヤマ記念)だけにここは単なる通過点か。これまでの最大敗戦差が0秒8と常に堅実で、イメージ的にはウインブレイズと似ている。首を小刻みに動かして懸命に走ろうとするところがあり、競り合いには滅法強そうである。 アラタマインディ(2着)、ヒマラヤンブルー(3着)はトーアカゼノオーを前に置いて適度に息が入る楽な展開になったのが大きかった。勝ち時計1分58秒3という高速決着で前が楽していては後ろから差し込める訳がない。ヒマラヤンブルーは持ち時計の無さを根拠に狙いから外したがこれは失敗。流れにさえ乗れば持ち時計云々は関係ないようである。 サンライズシャーク(4着)、エイシンハリマオー(9着)は完全に脚を余した形。特にサンライズシャークは戦前の予想通り'00年4着ロサード、'01年4着トウカイオーザと同パターン(小倉記念を差して連対した馬は差し届かずの可能性大)に嵌った。やはり朝日チャレンジCでは追い込み一手の馬は割引が必要だ。 小倉記念4着のエイシンスペンサー(8着)は4コーナーで好位につけ、ヒマラヤンブルーを前に見る形で追い出しを決めたが一向に伸びず、坂に差し掛かったあたりで完全に失速。トーアカゼノオーが逃げ、ヒマラヤンブルーとアラタマインディが直後という位置取りで爪弾きされたような格好。前が固まっていたのも後ろから追いかけた同馬にとっては厳しかったか。展開一つで変われそうなので今後も注意は必要。 |