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第54回朝日チャレンジC(GIII)
2003年9月13日(Sat) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アンフィトリオン 88 降級で立て直した直後の重賞では荷が重い。  
2 2 カンファーベスト 99 常に堅実。中距離得意で急坂も問題なし。
3 3 エイシンスペンサー 99 切れる脚無いが単独2番手キープなら粘り効く。
4 4 カチドキリュウ 丸一年間隔が開く。展開向いても直線バテ濃厚。  
5 5 サンライズシャーク 95 展開向かないがキレと持続力備える末脚評価。
6 エイシンハリマオー 96 地力少々疑問も前々につければ巻き返しある。
6 7 トーアカゼノオー 94 距離延長で爆走。飛ばして粘り込むようなら怖い。  
8 アラタマインディ 91 復調のメド立たず。別定戦変わりも良くない。  
7 9 メイショウドメニカ 91 良績がローカルに集中。相手強化され見込薄。  
10 ヒマラヤンブルー 97 先行して粘れるが詰め甘い。急坂で失速も。  
8 11 ビッグゴールド 98 昨年4着時も久々での出走。ここ一息足りない。  
12 マヤノアブソルート 93 渋った馬場はダメ。オープンクラスでは力不足。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 そろそろ欲しい重賞タイトル・無冠の強者カンファーベスト
■予想構築

 過去10年における朝日チャレンジCの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 小倉重賞からの直行馬が強く、延べ12連対(4勝)を占める。
    ―→小倉記念2着サンライズシャーク、4着エイシンスペンサー、9着アラタマインディ、11着マヤノアブソルートのいずれかが連対する可能性が高い。
  • 上がり馬にも重賞入着程度の実績が必要。
    ―→具体的には連対馬20頭全てがクリアしている重賞5着(概ね0秒4差)以内。アンフィトリオントーアカゼノオーメイショウドメニカは格不足。
  • 凡走続きでも重賞実績馬の巻き返しに注意。
    ―→前走掲示板外から巻き返して連対した馬は5頭いるが、前年の天皇賞秋11着からぶっつけで臨んだ'95年1着マイシンザン(牡5・55kg)を除く4頭は同一年に重賞3着以内の実績を有していた。前走凡退かつ同年中に重賞好走歴がないアラタマインディマヤノアブソルートの一変は期待薄。
  • 前走で夏競馬を使っていることが望ましい。明らかな休養明けは過去10年で1連対のみ。
    ―→夏競馬を使わずに連対した馬は前述のマイシンザンのみ。夏競馬をスルーしたカチドキリュウビッグゴールドは夏競馬経由組と比較して不利。
 狙いに挙がるのはカンファーベストエイシンスペンサーサンライズシャークエイシンハリマオーヒマラヤンブルーの5頭。

【過去10年の決着時計と上位馬の位置取り】
年度(回) 開催 頭数 時計(馬場) 1着 2着 3着
'93年(第44回) 4阪4 14頭 2.04.3(良)
'94年(第45回) 3名2 10頭 1.58.7(良)
'95年(第46回) 6京2 12頭 1.58.0(良)
'96年(第47回) 4阪2 11頭 1.59.5(良)
'97年(第48回) 4阪2 9頭 1.59.3(良)
'98年(第49回) 5阪2 10頭 2.01.2(良)
'99年(第50回) 4阪2 12頭 1.59.5(良)
'00年(第51回) 4阪1 13頭 1.58.3(良)
'01年(第52回) 4阪1 10頭 1.59.4(良)
'02年(第53回) 4阪1 10頭 1.58.1(良)

 朝日チャレンジCは開幕週に施行されるため時計が速い。'93年こそ1,000M通過64秒1の超スローの影響で全体的に時計が掛かったが、その他の年は概ね1分59秒前後で決着している。上記で狙いに挙げた馬の中では持ち時計が2分ジャストのヒマラヤンブルーに黄信号が灯る。

 出走頭数が少ないこともあり、揉まれずマイペースを貫ける先行勢が優勢。時計が速いとそれだけ後方からの差し込みは苦しくなり、'00年小倉記念3着ロサードが4着、'01年小倉記念2着トウカイオーザが4着など小倉記念を差して連対していた馬が相次いで惜敗している。これによりロサードやトウカイオーザと同パターンで追い込み一辺倒のサンライズシャークは狙いが下がる。

 軸はカンファーベスト。先行時【4・4・2・1】(72.7%)と安定度抜群、新潟記念は追い込み2着も元々は先行脚質。相手筆頭はエイシンスペンサー。小倉記念で先行して0秒2差の4着、過去5勝全てが出走頭数12頭以下時。単穴はエイシンハリマオー。出走頭数12頭以下【2・6・0・3】(66.7%)、13頭以上【3・3・0・16】(27.3%)で、今回は少頭数で揉まれず行ける。

 残り一頭は時計面に不安があるヒマラヤンブルーと展開面に不安があるサンライズシャークのどちらか。どちらも要らないように思えるが、小倉重賞直行馬が強い傾向からサンライズシャークをチョイス。

◎カンファーベスト
○エイシンスペンサー
▲エイシンハリマオー
△サンライズシャーク


■馬券構築

 カンファーベストから馬複流し。

[馬複] カンファーベスト−エイシンスペンサー 40%
[馬複] カンファーベスト−エイシンハリマオー 30%
[馬複] カンファーベスト−サンライズシャーク 30%


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