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第8回エルムS(GIII)
2003年9月6日(Sat) 札幌ダート1,700M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 10 アドマイヤドン 牡4 59.0kg 安藤勝己 1.43.8 458kg(+10) 1
2   5 6 トシザボス 牡5 56.0kg 四位洋文 1.45.3 9 506kg(+4) 6
3   8 12 タニノゴードン 牡6 57.0kg 松永幹夫 1.45.6 1 3/4 516kg(+10) 7
4   2 2 エクセシヴワード 牡6 57.0kg 蛯名正義 1.45.8 1 1/2 504kg(+6) 5
5   3 3 エンゲルグレーセ 牡6 57.0kg 横山典弘 1.45.9 クビ 482kg(-18) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 6.8 - 11.7 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.2
上がり 4F 48.8 - 3F 36.8
1コーナー 1,12(3,4,13)5(2,10,6)(8,7,11)9
2コーナー 1,12(3,13)(4,6)(2,5)10(7,11)(8,9)
3コーナー (*1,12)(13,6)(3,10)4(2,7,11)-5(8,9)
4コーナー (*12,6,10)1,3,13,2,11(4,7)-9-5,8

■レース回顧 今後のダート界を担う首領・アドマイヤドンが馬なりで9馬身差圧勝!
■レース解説

 エクセシヴワード、イーグルカフェが出遅れ。スマートボーイが絶好のスタートから出鞭連発でハナを奪う。外からタニノゴードンがマークに入る。スマートボーイのリードは1馬身弱。エンゲルグレーセ、プリエミネンス、シルバーサーベルが好位を形成。ニホンピロサートは中団で早くも追い通し。その外からアドマイヤドンが馬なりのまま上がっていく。イーグルカフェは後方からレースを進める。3コーナーに差し掛かったあたりでスマートボーイのリードが無くなり、好位集団が横に並ぶ。4コーナーカーブでアドマイヤドンが一気にこれを捉えにかかって直線に向く。アドマイヤドンは気合をつけただけで単独先頭に立つと、そのまま鞭無しで後続を千切り捨て楽勝。2着争いは好位集団の直後につけたトシザボスが直線粘るタニノゴードンを抑えて制した。


■レース回顧

 ハズレ。イーグルカフェ出遅れかよ!横向きながらゲート出てたぞ…。_| ̄|○

 イーグルカフェの出遅れ癖はここ暫く沈静化していたが、ここでまた再発。出遅れた影響で馬がやる気をなくしてしまったらしく、3コーナー過ぎの勝負どころでも全く動かない。鞍上の藤田騎手は「いや、全然進んで行こうとしないんだよ。向正面でこれじゃダメだと諦めざるを得ない状況でしたね」とコメント。何だか開き直ったようにも受け取れるがそれもそのはず、かつて三冠を獲れるとまで豪語した相棒・アドマイヤドンが自分以外を乗せて大楽勝したのだから内心は悔しくて仕方ない。

 内ではエクセシヴワードも出遅れた。鞍上は蛯名騎手。ホントにここ一番というところでやらかしてくれる。「ゲートの中で横を向いていたんだよ。前を向けとやったけど、結局出遅れてしまった」というコメントがまた笑える。やはり「内枠のエヴィナ」は過信しないほうが良さそうだ。

 アドマイヤドンは1頭だけ次元の違う走りを披露。着差もさることながら上がり3ハロン36秒4は勿論最速で、次点がトシザボスの38秒1。画面で確認した限りでは鞭は一発も入っていなかった。GIIIにしては好メンバーが集った今年のエルムSだったが、ここには敵はいなかった。この後は南部杯(G1・盛岡ダート1,600M)でアグネスデジタルと激突予定。鞍上はアンカツのままとのこと。

 スマートボーイは1〜2コーナーでタニノゴードンやその他大勢に張り付かれていたのを見てダメだと思った。1頭の強力馬にマークされるのと大勢の先行馬にマークされるのは同等ということか。今回は沈没したものの、まだ現役であり続ける限りは劇走に注意したい。プリエミネンスは最終コーナーで手応え悪く後ろに下がってしまった。直線でもそれなりに盛り返してきていたが、エクセシヴワードに進路を狭められてジ・エンド。能力的にも最盛期を過ぎているようである。


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