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第3回アイビスサマーダッシュ(GIII) 2003年8月24日(Sun) 新潟芝1,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 4 | 7 | イルバチオ | 牝6 | 54.0kg | 左海誠二 | 54.2 | − | 490kg(+8) | 6 |
2 | ○ | 7 | 12 | ティエッチグレース | 牝6 | 54.0kg | 小林久晃 | 54.3 | 3/4 | 498kg(+16) | 5 |
3 | 2 | 2 | トーセンオリオン | 牡3 | 53.0kg | 向山牧 | 54.4 | 3/4 | 466kg(+10) | 10 | |
4 | 4 | 6 | イシノグレイス | 牝6 | 54.0kg | 中舘英二 | 54.5 | クビ | 466kg(0) | 4 | |
5 | ▲ | 6 | 10 | ゴッドオブチャンス | 牡5 | 56.0kg | 柴田善臣 | 54.8 | 1 3/4 | 526kg(-6) | 1 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 11.8 - 10.0 - 10.4 - 10.0 - 12.0 上がり 4F 42.4 - 3F 32.4 400M地点 (8.10.12)(1.2.6.15)(9.14)13.3(7.11)5.4 |
■レース回顧 直線コースで有り余る末脚爆発・矢の如しイルバチオ! |
■レース解説 サーガノヴェル、ゴッドオブチャンス、ティエッチグレースが先手を取る。馬場の良い外に各馬が集まりつつ叩き合いに入る。終始ラチ沿いを進んだティエッチグレースが先頭に踊り出る。そこへ馬場の真ん中からイルバチオが鋭伸、内外離れた状態でイルバチオが先着。 ■レース回顧 ハズレ。軸馬が久々だっただけにボックスにしておけばよかった。(´・ω・`)ショボボボーン イルバチオはNSTオープンで11番人気という低評価ながら0秒2差の3着、続く関屋記念でも7番人気ながら0秒3差の5着と健闘。今回は6番人気。徐々に認められつつあるがまだ伏兵の域を出ない。展開不利でもこれなら買いでしょ、と思っていたら何のことはない、あっさり勝ってしまった。 コースの半分を駆けた辺りから各馬(特に後方につけた馬)に鞭が飛ぶ。この期に及んで悠長に構えていても仕方ない。しかしイルバチオはまだ抑えたまま。仕掛けをギリギリまで遅らせる構え。これで大丈夫かいなと見ていたが、一度鞭を入れると弾けるように伸びた。この馬だけラスト1ハロンは10秒台で駆けたはず。800Mまで他馬に競らせるだけ競らせてラストで美味しいところを持っていった。 ティエッチグレースは重賞実績こそ無かったが、予想構築で触れた速度ランキングの同コース除く部門で2位にランクされていたので密かに期待していた。同部門1位のサーガノヴェルがコケたら勝つのはこの馬と思っていたが、イルバチオの図ったような差し込みには耐えられなかった。そのイルバチオは速度ランキングを長めに取った場合の1位馬。やはりこのレースは1,200〜1,400Mの速度ランキングを重視すれば獲れるようだ。来年こそこれを役立てて的中を期したい。 軸馬サーガノヴェルは10着惨敗。テンはさすがに速い。休み明けでこれだけ飛ばせるのだから大したものだ。このままゴールまで飛んでいってくれと思っていたが、途中からいきなり手応えが怪しくなった。併走していたティエッチグレースらについていけなくなり、後続馬にも突付かれ出した辺りで仕方なく鞭を入れると途端に失速。立て続けに鞭を入れたところでレースを止めてしまった。 「NZトロフィーの後辺りから極端に後ろの馬を気にするようになった。少しでも後続に早めに来られると、怒って耳を絞りレースをやめてしまう」。これは古賀史師がサーガノヴェルの追い切り後に放ったコメントだ。この悪癖に対処すべくブリンカーを装着させたものの、今回のレースを見る限りでは効果なし。これは後々まで厄介な問題になりそうだ。 |