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第39回札幌記念(GII) 2003年8月24日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 8 | 8 | サクラプレジデント | 牡3 | 53.0kg | 武豊 | 2.00.3 | − | 480kg(-6) | 2 | |
2 | ◎ | 7 | 7 | エアエミネム | 牡5 | 57.0kg | 蛯名正義 | 2.00.3 | クビ | 498kg(-6) | 1 |
3 | △ | 6 | 6 | ノブレスオブリッジ | 牝5 | 54.0kg | 横山典弘 | 2.00.6 | 1 3/4 | 434kg(-2) | 4 |
4 | ○ | 4 | 4 | ヒマラヤンブルー | 牡5 | 56.0kg | 四位洋文 | 2.00.8 | 1 1/2 | 448kg(-6) | 3 |
5 | 8 | 9 | ユウワンプラテクト | 牡6 | 56.0kg | 藤田伸二 | 2.01.4 | 3 1/2 | 494kg(0) | 6 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 13.1 - 11.6 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 11.7 上がり 4F 47.2 - 3F 35.1 1コーナー 4,7,6,5,3(1,2)-8-9 2コーナー 4-7,6,5(3,1)2,8,9 3コーナー 4-7,6,5(3,1,2)8,9 4コーナー 4,7(6,8)-3,9,1,2,5 |
■レース回顧 惜敗続きに終止符・秋へ向け前進サクラプレジデント! |
■レース解説 横一線からヒマラヤンブルーが先手を奪う。レオマイティー、ノブレスオブリッジと続くところへ外から一気にエアエミネムが単独2番手に上がる。向こう流しに入り、ヒマヤンブルーのリードは4馬身。エアエミネム、ノブレスオブリッジ、ホットシークレットが好位を形成。サクラプレジデントは後方から2番手の位置取り。ヒマラヤンブルーはリードを保持したまま4コーナーを回る。後方からはエアエミネムが早めに進出。サクラプレジデントも一気に好位まで押し寄せる。直線に向き、粘るヒマラヤンブルーをエアエミネムが捉えて先頭に立つ。そこへ外からサクラプレジデントが詰め寄る。2頭の競り合いからサクラプレジデントが前に出たところでゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。サクラプレジデントは掛かりませんでした。(-_-)無念 サクラプレジデントは馬群後方で終始小気味良く折り合っていた。そして3コーナー過ぎから満を持して前を追いかけ始める。バンブーマリアッチやホットシークレットを交わして単独4番手に出る時の脚色を見てこの馬が勝つような感じがした。直線ではノブレスオブリッジを楽々交わし、先に抜け出たエアエミネムに馬体を併せていくというソツのない騎乗で勝利をもぎ取った。鞍上がこのままなら秋も楽しみだが。 軸馬エアエミネムは馬自体が行く気になったのか、1コーナーを迎えるまでに2番手までスルスルと押し上げていった。函館記念では3コーナー過ぎから動き出していたことからすればこれはかなり積極的な位置取り。同僚のヒマラヤンブルーを前方に置く形で折り合い、3コーナー過ぎで逸早く仕掛けていった。後続、特にサクラプレジデントを封じるための位置取り・仕掛けだったがラストでそのツケが出た。先行馬としての評価は依然として高いが、後続馬への対応力には物足りなさが残る。 ヒマラヤンブルーはこれ以上無い理想形に持ち込めたが、上がり勝負になったことで相殺。函館記念の上がりは自身が36秒2、エアエミネムが35秒5(最速)でその差は0秒7。今回は自身が35秒6、サクラプレジデントが33秒7(最速)、エアエミネムが34秒4。サクラプレジデントとの差は1秒9もあり、これを凌ぐのはまず無理。上がりが掛かる馬場で楽逃げが打てないと重賞では厳しい。 ノブレスオブリッジの位置取りには感動すら覚えた。さすがヨコテン(横山典弘騎手)、着拾いのコツを分かっていらっしゃる。こちらもこれ以上無い理想形。しかし直線ではサクラプレジデントに軽くあしらわれてしまった。これが同馬の実力を如実に物語っている。ホットシークレットは3コーナー過ぎでバテて後ろに下がってしまった。やはり金曜追いをしている時点で対象外と見做すべきだったか。格を重視し過ぎるのも考え物だ。 最後に馬券の買い方について少々。今回、馬複でエア−サクラの組み合わせ(1.8倍)を買ったならば1点勝負に出ないと儲けが出なかったと思われる。そもそもトリガミになるくらいなら最初から買わないほうが賢明である。私の場合、サクラはコケるだろうと見込んで他へ3点で流したわけだが結果として撃沈。今回のような二強のレースにおける馬券収支のパターンを順序付けると下のようになる。 穴狙い>本線1点的中≧2・3点に抑えてプラス>買わずに見送り>トリガミ>穴狙い 穴狙いのポジションは時として本線1点的中の上を行くが、かといって的中の組み合わせを買えていなければ意味が無い。勿論本線に来られてしまうと終了。何も考えず本線1点買えば済む話なのだが、これは私にとってはなかなか難しい。 札幌記念、アイビスSDと負け、今日もノーマネーでフィニッシュかというところで札幌最終の摩周湖特別のオッズを取得してみた。するとどうだろう。ウインラディウスとイシノミューズのオッズが抜けているではないか。奇しくも札幌記念と同じ二強状態。伏兵陣もいまいちピリッとしない馬ばかり。これは… 本線1点勝負しろってか? ということでウインラディウスとイシノミューズの馬複に1,000円入れてみた。レースはウインラディウスが楽勝。2着には後方から際どく差し込んできたイシノミューズ。う〜ん、当たっちゃったよ(^-^;)。1.8倍で800円の儲け。ホントは10,000円入れたかったがPATにはそのような大金は残っていなかった。 |