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第39回札幌記念(GII) 2003年8月24日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | トニーディアマンテ | 追 | 86 | 嵌れば良い脚使うが重賞となると荷が重いか。 | |
2 | 2 | バンブーマリアッチ | 追 | 90 | 近走めっきりズブくなった。上積みも望めず。 | |
3 | 3 | レオマイティー | 差 | 76 | 1000万下すらロクに勝てないのでは話にならず。 | |
4 | 4 | ヒマラヤンブルー | 先 | 92 | 格上の同型の出方が気になるが単騎も可能。 | ○ |
5 | 5 | ホットシークレット | 先 | 94 | 実績上位は揺ぎ無いがいかんせん久々が問題。 | ▲ |
6 | 6 | ノブレスオブリッジ | 差 | 87 | 前走より相手弱化で幾分マシもまだ足りない。 | △ |
7 | 7 | エアエミネム | 先 | 97 | 一昨年の覇者。然したる強敵不在で連勝期す。 | ◎ |
8 | 8 | サクラプレジデント | 先 | 95 | 気性面に難あり。折り合い専念で巻き返すか。 | |
9 | ユウワンプラテクト | 差 | 91 | ここ暫く後方侭ばかり。早仕掛けで浮上も。 |
■レース展望 鬼の居ぬ間のなんとやら・夏場に成長エアエミネム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 別定GIIに昇格した'97年以降は毎年GI馬の出走があったが、今年は未出走。
GI馬は延べ15頭が出走して過去6年のうち4年で勝利し、【4・1・1・9】(33.3%)と好成績を収めている。ただ過去6年を前後半に分けると'97年〜'99年【3・1・0・3】(57.1%)、'00年〜'02年【1・0・1・6】(12.5%)となり、近年は非GI馬の健闘が目立つ。それを支えているのが函館記念経由馬で、直近3年で4連対(1勝)を挙げている。
今年の函館記念経由馬はエアエミネムとヒマラヤンブルーの2頭。いずれも1着と2着に好走しており、このまま抑えてしまっても良さそう。函館記念で馬複87.5倍もついた組み合わせを今回人気で抑えるのはどうかとは思うが、他のメンバーが低調だけに強ち間抜けな狙い方ではない。 エアエミネムとヒマラヤンブルーのどちらかを上位にみるかについては、負担斤量面のアドバンテージが4kg(エア58kg−ヒマラヤン54kg)から1kg(エア57kg−ヒマラヤン56kg)に縮まることからやはりエアエミネム優勢。ただヒマラヤンブルーは前走に引き続き単騎逃げが可能で粗末には扱えない。他ではこの3kgの間隙を突ける実績を持つ馬を抑えればOKか。 ところで競馬の世界では昔から「二強並び立たず」と言われる。今回その二強に数えられるのはエアエミネムとサクラプレジデント。エアエミネムは一昨年の当レースを含め重賞3勝。本来ならここに割り込んでくるのは同じく重賞3勝のホットシークレットのはずだが、久々で仕上がり具合が芳しくない上に間隔が開いたことで出遅れも懸念される。それでも今まで戦ってきた相手を考えれば明らかに格上。 一方サクラプレジデントは「鞍上武豊」と「皐月賞2着」でクローズアップされている。しかしよく考えると重賞は札幌2歳Sの1勝のみ。しかも気性面に難がある。折り合いを欠くとどうなるかはマーメイドSで同じく武豊騎手で臨んだスマイルトゥモローを見れば明らか。スマイルトゥモローは追い切りで首を高くして掛かり通しだった。今回のサクラプレジデントの追い切りはスマイルトゥモローよりはマシとはいえ、やはり幾分掛かり気味に見えた。流れが落ち着いた場合に折り合っただけで消耗する可能性がある。 印の強弱はあくまでエアエミネム一強。相手はマイペース単騎ヒマラヤンブルー、久々でも少頭数で気分良く行けそうなホットシークレットの順。あと1頭は着拾いが出来る鞍上にスイッチしたことでチョイ差しに磨きがかかりそうなノブレスオブリッジ。サクラプレジデントはスローで掛かるとみて無印。 ◎エアエミネム ○ヒマラヤンブルー ▲ホットシークレット △ノブレスオブリッジ ■馬券構築 エアエミネムから馬複3点流し。 [馬複] エアエミネム−ヒマヤランブルー 50% [馬複] エアエミネム−ホットシークレット 20% [馬複] エアエミネム−ノブレスオブリッジ 30% |