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第38回関屋記念(GIII) 2003年8月3日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 2 | 4 | オースミコスモ | 牝4 | 54.0kg | 常石勝義 | 1.31.8 | − | 426kg(0) | 8 | |
2 | 3 | 5 | エイシンハリマオー | 牡5 | 56.0kg | 田中勝春 | 1.31.9 | 1/2 | 454kg(-10) | 4 | |
3 | ◎ | 2 | 3 | アドマイヤマックス | 牡4 | 56.0kg | 後藤浩輝 | 1.32.0 | 3/4 | 480kg(+2) | 1 |
4 | ○ | 7 | 14 | ゴーステディ | 牡6 | 56.0kg | 大西直宏 | 1.32.0 | アタマ | 510kg(+4) | 6 |
5 | 7 | 13 | イルバチオ | 牝6 | 54.0kg | 左海誠二 | 1.32.1 | 1/2 | 482kg(-8) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 10.7 - 11.4 - 11.7 - 11.1 - 11.9 - 10.9 - 11.9 上がり 4F 45.8 - 3F 34.7 3コーナー 14(7,15)(3,4,8)(2,1,12,11)(10,9)(5,6,13)16 4コーナー 14(7,15)(3,4,8,12,11)(2,1,10,9)(5,13)6,16 |
■レース回顧 重賞ゲットも常石騎手と一緒・鮮やかに抜けたオースミコスモ! |
■レース解説 ハレルヤサンデー出遅れ。ゴーステディが楽に先頭へ。タイキリオンが押してこれを追いかける。ハッピーパス、オースミコスモ、アドマイヤマックスが好位を形成。ゴーステディのリードは3馬身弱で、中団はほぼ一塊の状態。ロイヤルキャンサー、エイシンハリマオーは後方待機。3コーナー過ぎでツジノワンダーが早めに仕掛けて3番手に浮上。直線に向きゴーステディを巡って中団以降が追い出しを開始。暫しの均衡の後、アドマイヤマックスがゴーステディを捉えかけたところへオースミコスモが迫る。伸びあぐねるアドマイヤマックスを尻目にもう一伸びして快勝。 ■レース回顧 ハズレ。安田記念15着馬が2着馬に先着。競馬ってつくづく分からない。(-_-) 安田記念からの「格落ち」を謳ってアドマイヤマックスを軸に据え、そこから0秒6差のハレルヤサンデーも善戦可能と見込んで抑えたものの、そこから更に0秒6差のオースミコスモに関してはノーマーク。レースはオースミコスモが番手キープからあっさり抜け出して完勝だった。上がり32秒9をマークして快勝した紫苑S、ダイヤモンドビコーとローズバドの間に割って入った阪神牝馬Sのパフォーマンスは決して見劣りするものではなかったが、やはり牝馬限定というのが気になった。 オースミコスモは直線で馬群から抜け出る際にタイキリオンとツジノワンダーの前を遮り審議対象となったがお咎めなし。自らの進路を確保するために先に出たと解釈してシロとなったようだが、前が完全に遮断されたタイキリオンはその後完全に走る気を喪失。グレていないことを祈る。(^-^;) エイシンハリマオーは新潟芝1,600Mでは鬼門(?)ともいえる位置から追い込んで2着。中団以降がゴチャついたことで仕掛けが早まり、直線で一気に交わせたのが大きかったように思える。前が壁になっていた段階では脚を温存し、内の馬群が途切れた瞬間に追い出していた。マイル特有の速い流れに付いて行けたのは評価しておきたい。但し「乗り人問わず」の5連続2着は器用なのか詰めが甘いのか不明。 アドマイヤマックスは直線内から追ったが前が詰まることもなく、力で押し切れる状況にあったが前を行くゴーステディをなかなか捉えられないでいた。安田記念で見せた好反応とは程遠い内容にガッカリ。ラジオたんぱ杯2歳Sに始まり、セントライト記念、京阪杯、安田記念、そして今回。いいところまで詰めながらそこで終わり。相手の質もバラバラとなればとても単軸では狙えない。 ゴーステディは手応えがイマイチだったので諦めが入ったがそれでも粘っていた。首をラチのほうへ向けながらも先頭を死守している。2番手以下が来そうでなかなか来ない。これはひょっとして貰ったか?残り200Mまでは理想の展開だった。しかしラストは力尽きた。それでも勝ち馬とは0秒2差、レースの上がり34秒7に対して34秒9なら上出来。展開次第だが新潟記念でも有力な一頭になり得る。 イルバチオは見込み通りの追い込んで届かず。能力が足りないというよりは展開が向かなかったことが全て。次はおそらく狙える。ロイヤルキャンサーは早仕掛けでラストは伸びを欠いた。横山典弘騎手は東京や函館では計算高いが、新潟は騎乗自体が少なすぎて仕掛けどころが分からないらしい。まあこれは仕方ないところではある。仕方なくないのは エヴィナの出遅れ。 一部では「出遅れ大魔王」とまで囁かれる蛯名騎手。「1枠の蛯名は消し!」(※)という格言まであるらしい。私はそのような認識を持ち合わせていなかったが、実際にハレルヤサンデーを抑えてみると何となく怪しい気がしてきた。そして期待通り(?)の出遅れ。焦って前を追いかける姿は見ていて滑稽ではある。そういえばクイーンCのセイレーンズソングも1枠1番だったような。 ※誤解の無い様に言っておくと、蛯名騎手の'01年1月5日〜'03年7月27日における1枠連対率は24.2%(58/240)で、トータル連対率24.5%(518/2114)と同水準。1枠1人気の連対率も55.1%(27/49)となり、トータル1人気連対率53.1%(212/399)と遜色ない。馬券回収値も特異な点は見られない。 |