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第52回ラジオたんぱ賞(GIII) 2003年7月6日(Sun) 福島芝1,800M 3歳オープン 別定 (特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 6 | 11 | ヴィータローザ | 牡3 | 55.0kg | 蛯名正義 | 1.48.4 | − | 466kg(+8) | 2 | |
2 | ◎ | 8 | 14 | クレンデスターン | 牡3 | 56.0kg | 江田照男 | 1.48.6 | 1 1/2 | 452kg(+2) | 10 |
3 | 3 | 4 | サウスポール | 牡3 | 55.0kg | 宝来城多郎 | 1.48.7 | クビ | 478kg(+8) | 3 | |
4 | ○ | 2 | 3 | シャドウビンテージ | 牡3 | 55.0kg | 後藤浩輝 | 1.48.7 | クビ | 476kg(0) | 1 |
5 | 7 | 12 | アイルビーバック | 牡3 | 55.0kg | 田中勝春 | 1.48.9 | 1 | 426kg(+6) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.8 - 11.8 - 12.2 - 12.6 - 12.2 - 11.7 - 11.9 - 11.5 - 11.7 上がり 4F 46.8 - 3F 35.1 1コーナー 4,6(1,7)12(3,11,14)(2,15)5(10,13)8-9 2コーナー 4,6,1(7,12)(3,11,14)(2,5,15)(10,8)13-9 3コーナー (*4,6)-(1,12,14)(3,7,11)(15,8)5(10,13)2-9 4コーナー 4(6,14)12(1,11)(3,7,15)10(2,5,8)13,9 |
■レース回顧 初重賞はきっちりゲット・好位鋭伸ヴィータローザ! |
■レース解説 全体的にバラついたスタート。内からサウスポールが楽にハナを奪う。ビービートマホークがこれを追いかけて2番手をキープ。以下フランキーボーイ、ロードミカエル、アイルビーバックと続く。クレンデスターンは中団前寄りの外、ヴィータローザも差がなく追走。シャドウビンテージはこの直後の内を追走。中団馬群は密集気味に推移。前2頭が軽快に飛ばすも、3コーナー過ぎからクレンデスターンが進出を開始。ヴィータローザ、タイキアルファも仕掛けに移る。サウスポールが粘り込みを図るところへクレンデスターンが外から徐々に接近。その外からヴィータローザが一気に進出して先頭に躍り出る。接戦の2番手以下を楽々抑えてゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。ヴィータローザ抜け。ローザネイ一族大好きなのに…。・゜・(ノД`)・゜・ ヴィータローザは小柄な兄ロサード、姪ローズバドより一回り大きく、毛色も違う。これは化けるかも、と思っていたらデビューから5戦続けて3着。ある時は追い込んで届かず、ある時は先行して詰め切れず。渋った馬場に泣かされたこともあった。紆余曲折を経ながら8戦目にしてようやく初勝利、続く500万下で2勝目。この勢いなら、と思った矢先の駒草賞で4着敗退。 期待と惜敗の肩透かしを何度も喰らっていただけに、今回のヴィータローザは知らず知らずの間にノーマーク扱いになっていた。「見限った途端に走る」というのはお約束みたいなもの(?)だが、デビュー前から気に留めていた馬にコレをやられると精神衛生上宜しくない。しかも軸馬に人気薄を抜擢してそれが連絡みを果たしたというのだからキツイ。馬券こそ手広く流して馬連をゲットしたが、それは決してヴィータローザを狙ったのではなく、その他大勢の中の一頭が引っ掛かったに過ぎない。 ヴィータローザは前述の血族達に比べて比較的前々で結果を出している点が興味深い。今回もそうだが、前半がセーブされるレースなら取りこぼしも少なそうだ。サウスポールは先手が取れれば相当粘れることを再確認。上がりは掛かったほうが良さそうで、単騎が見込まれるなら積極的に狙いたい馬の一頭に数えておきたい。 軸馬クレンデスターンは前々で積極的に攻めた江田照男騎手の判断が光った。後方で脚を溜めてドカンと一発を予測していただけに、小回りローカルの特性を熟知した先行策には頭が下がる。早仕掛けの分だけヴィータローザに出し抜けを喰らったが、低評価に発奮する2着なら上出来。条件戦上がりが多いメンバーの中にあってGI経験があったのは同馬のみという点も見逃せないポイントだろう。 シャドウビンテージは3〜4コーナーの勝負どころでも手綱をガッチリ抑えたままであくまで直線勝負に賭けたが、先に抜け出たサウスポールや軽く捲りをかけたクレンデスターンらに比べて後手を踏んだ感が残ったのは否めない。そこそこ伸びていたが、鞭が入ってからヨレたりするなどキャリアの浅さも出ていた。まだまだこれからの馬だと思われる。 |