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第8回プロキオンS(GIII)
2003年6月22日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 11 スターリングローズ 牡6 59.0kg 福永祐一 1.23.0 520kg(+5) 1
2   7 13 ツルマルファイター 牡4 56.0kg 角田晃一 1.23.1 1/2 472kg(-2) 8
3   8 15 インタータイヨウ 牡4 57.0kg 秋山真一郎 1.23.4 1 3/4 462kg(0) 12
4   3 5 タイギャラント 牡6 56.0kg 池添謙一 1.23.5 3/4 512kg(0) 13
5 7 14 シャドウスケイプ 牡4 56.0kg 武幸四郎 1.23.6 クビ 454kg(+6) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.3 - 11.1 - 12.1 - 12.3 - 12.5 - 12.7
上がり 4F 49.6 - 3F 37.5
3コーナー 2(3,4)-12-(1,11)(6,15)9(8,7)(5,16,13)(14,10)
4コーナー 2(3,4)(12,11)(6,1,15)(8,13)(5,9,10)(7,16)14

■レース回顧 好位キープから力強い伸び・連覇達成スターリングローズ!
■レース解説

 6枠2頭が好スタートも内からタニノゴードン、サンキンヘイロー、レジェントハンターが先頭を窺う。互いに譲らず、熾烈な先行争いが続く。4馬身置いてテンシノキセキ、そこから2馬身後方にゴールドプルーフ、スターリングローズ、スターキングマンが追走。直線に向いたところでサンキンヘイローとレジェントハンターが一杯になり後退。タニノゴードンは二の脚を繰り出して逃げ込み体勢に入る。2番手集団からはスターリングローズが小気味良く進出。坂を駆け上がったところで一杯になったタニノゴードンを捉えて先頭に立つと、後方から脚色良く伸びてきたツルマルファイターを力で抑えてゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。ミスプロ系買えば当たり。実に簡単。なのにハズレ。なんで?(;´Д`)

 傾向分析を続けているとたまにパターン化されるレースに出会う。プロキオンSは過去3年でミスプロ系が2勝2着3回と「ミスプロ系優位」の傾向がみられ、パターン化が確立されつつあった。

 『とりあえずスターリングローズの連は堅い。相手もミスプロ系のスターキングマン、ツルマルファイター、シャドウスケイプでいいんじゃないの?』

 というのが週初めの見解だったが、いつの間にかツルマルファイターとサンキンヘイローが入れ替わっていた。ホンマもんのアホである。

 レースは内枠3頭が必要以上に飛ばしてラストはアラアラ。サンキンヘイローは武豊騎手が上手く誘導してくれるだろうと思っていたが、馬が行く気になってしまってはどうしようもない。4コーナーで鞭を飛ばしていたのを見て泣いた。テンシノキセキは付いていくのが精一杯。平坦向きの馬だけにローカル短距離で改めて見直したい。

 テンが速くなるとみて連下に据えたシャドウスケイプは4角最後方から追い上げたが届かず。自分から動けない馬だけに前が止まってくれないと辛い。テン33秒4−上がり37秒5というおあつらえ向きの前傾ペースだったにも関わらず5着止まりだったのは残念。一方、ツルマルファイターは3コーナーから動いて上がり最速(36秒2)をマークするという好内容で2着。良馬場ならかなり走る。

 勝ったスターリングローズは先頭に立ってからソラを使う暇も無かった。着差的には辛勝だが内容は良かった。スターキングマンは内の狭いところを掻き分けてきたが案外伸びなかった。レース後に村田騎手が「右回りだと走り方がぎこちなくてスピードに乗り切れない。左回りなら結果は違っていたと思う」と述懐しており、戦前の予測通り左回り巧者という見解で良さそう。秋の東京開催までの我慢か。


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