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第8回プロキオンS(GIII)
2003年6月22日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ゴールドプルーフ 104 距離実績あるが時計面と急坂に不安あり。  
2 タニノゴードン 99 詰め切れないのが難点も粘り込みなら可能。  
2 3 サンキンヘイロー 99 同コース適性抜群。好条件で巻き返し濃厚。
4 レジェンドハンター 公営笠松で圧勝飾るも一線級相手ではどうか。  
3 5 タイギャラント 95 前走善戦もハンデ戦。重賞では荷が重い。  
6 スターキングマン 102 差脚強力。連勝の勢い評価も右回りでは一息。
4 7 ホクザンフィールド 公営園田の実績馬もここに入ると苦戦否めず。  
8 ワンダフルデイズ 87 待望の距離短縮。古馬に混じってどこまで。  
5 9 ツルマルザムライ 87 格上挑戦も強調材料なし。ダート替わりも疑問。  
10 ダブルハピネス 102 前走久々も負け過ぎ。良化まで暫くかかりそう。  
6 11 スターリングローズ 102 同コースの鬼。重斤量でもこのメンバーなら。
12 テンシノキセキ 101 スピードタイプも距離延長&ダートでは割引。  
7 13 ツルマルファイター 98 良馬場なら走っても良さそうだが力不足の感。  
14 シャドウスケイプ 96 距離向かないが極端な前傾ペースなら浮上も。
8 15 インタータイヨウ 93 決め手あるが年が明けてからは不振続き。  
16 ブラウンシャトレー 91 中央では善戦止まり。追い込んでも入着まで。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 同コースの鬼・実績上位スターリングローズを信頼
■予想構築

 '00年に施行時期が約2ヶ月後倒しになった後の連対馬6頭のうち、'01年1着ブロードアピールを除く5頭の父はミスタープロスペクター系だった。検証のため過去3年の阪神ダート1,400Mにおける連対上位種牡馬をピックアップしてみる。

【阪神ダート1,400M・連対上位種牡馬(期間:'01年1月5日〜'03年6月15日)】
順位 種牡馬名 系統 成績 連対率
1 アフリート ミスタープロスペクター 【12・9・8・70】 21.2%
2 フォーティナイナー ミスタープロスペクター 【9・8・5・48】 24.3%
3 ジェイドロバリー ミスタープロスペクター 【7・6・7・60】 16.3%
4 ブライアンズタイム ヘイルトゥリーズン(ロベルト) 【7・4・3・50】 17.2%
5 ジョリーズヘイロー ヘイルトゥリーズン(ヘイロー) 【6・6・3・32】 25.5%

 この距離なら取り立てて珍しいことではないが、やはり「ミスプロ御三家」が上位を独占。今回の出走馬のうち、ミスタープロスペクター系に当てはまるのはスターキングマン(父:Kingmambo)、スターリングローズ(父:アフリート)、ツルマルファイター(父:フォーティナイナー)、シャドウスケイプ(父:フォーティナイナー)の4頭。ちなみにジョリーズヘイローの全12連対(6勝)のうち5連対(4勝)はサンキンヘイローが占めている。

 ミスプロ系が走るということはスピード(=持ち時計)を重視すれば良いということではないだろうか。施行時期移行後の3年の決着時計はそれぞれ1分21秒9、1分22秒9、1分22秒9。少なくとも1分23秒前後でまとめられる裏付けがないと苦しい。

 一方で創設からの過去7年の連対馬14頭全てにマイル以上の距離での連対経験があり、スピードを持続させるスタミナも要求されている。マイル以上の距離での連対がないタニノゴードンサンキンヘイロータイギャラントワンダフルデイズテンシノキセキツルマルファイターは割引が必要となる。

 軸はスターリングローズ。同コースは昨年のプロキオンS、シリウスSを含む5戦4勝の好内容。ダート1,400Mでは10戦6勝2着1回、デビュー時に着外を1回経験したのみという生粋の距離巧者でもある。距離短縮で無難に勝ち負けか。

 相手筆頭はサンキンヘイロー。スタミナ面の裏付けが取れないものの、阪神ダート1,400Mならすんなり先手を奪えているだけに巻き返しの余地は大きい。欅Sでスターキングマンに完敗しているが、同コース施行のコーラルSでは先着している。

 単穴はスターキングマン。マイル以上の連対があるミスプロ系産駒で決め脚も完備。ただ左回り【3・1・0・1】(80.0%)に対し、右回りは【2・1・2・7】(25.0%)と信頼性が落ちるのは気がかり。コース替わりがプラスに働くサンキンヘイローとの比較でこちらの印を落とす。

 連下はシャドウスケイプ。この距離では【0・0・0・4】(0.0%)とサッパリだが、地方でマイル以上の連対実績があり、とりわけ距離が長いというわけでもなさそう。タニノゴードン、レジェンドハンター、テンシノキセキといったあたりが競って前傾ペースになるようなら面白い。

◎スターリングローズ
○サンキンヘイロー
▲スターキングマン
△シャドウスケイプ


■馬券構築

 スターリングローズから馬複流し。スターリングローズ1頭軸相手ボックスも抑える。

[馬複] スターリングローズ−サンキンヘイロー 30%
[馬複] スターリングローズ−スターキングマン 30%
[馬複] スターリングローズ−シャドウスケイプ 10%
[馬複] スターリングローズ−サンキンヘイロー−スターキングマン 10%
[馬複] スターリングローズ−サンキンヘイロー−シャドウスケイプ 10%
[馬複] スターリングローズ−スターキングマン−シャドウスケイプ 10%


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