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第17回中日スポーツ賞ファルコンS(GIII)
2003年6月15日(Sun) 中京芝1,200M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 5 ギャラントアロー 牡3 58.0kg 幸英明 1.09.7 492kg(0) 5
2 7 14 ホーマンアピール 牡3 57.0kg 藤田伸二 1.10.0 1 3/4 448kg(-2) 2
3   8 18 モンパルナス 牝3 56.0kg 松永幹夫 1.10.2 1 1/2 430kg(0) 3
4   4 8 ゴールデンキャスト 牡3 57.0kg 武豊 1.10.2 クビ 460kg(-4) 1
5   5 10 ヒシフェアレディ 牝3 54.0kg 中舘英二 1.10.2 ハナ 474kg(0) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.0 - 10.4 - 11.4 - 11.6 - 11.8 - 12.5
上がり 4F 47.3 - 3F 35.9
3コーナー 5,10(3,6,18)(16,17)(2,9,8)15(4,13)(11,14)12,7
4コーナー 5(3,10)(6,18)(2,17,8)(14,13)(4,16)(11,9)15(7,12)

■レース回顧 惜敗に終止符打つ快逃劇・力で押し切ったギャラントアロー!
■レース解説

 ヒシフェアレディが先頭を窺うも、内からギャラントアローがハナを奪う。以下タガノラフレシア、モンパルナス、ナチュラルリーダー等がごった返す。サンキンバスターは中団馬群の外、その後方にゴールデンキャストがつける。ホーマンアピール、ニシノシタンは後方外を追走。前を行くギャラントアロー、ヒシフェアレディにナリタフロンテアー、モンパルナスが接近する形で直線に向く。ギャラントアローが一早く抜け出してリードを広げる。その差3馬身。2番手で粘るヒシフェアレディを外からゴールデンキャスト、ホーマンアピールが交わす。ホーマンアピールの脚色が勝り単独2番手に上がるが前には届かない。ギャラントアローがリードを生かして逃げ切る。


■レース回顧

 ハズレ。ギャラントアローとはどうも相性が悪い。人気薄の逃げ馬はまず疑えということか。(-_-)

 ギャラントアローはクリスタルC、NZトロフィーと立て続けに2着。13人気、8人気といずれも人気薄での逃げ粘り。行ききれなかったNHKマイルC(17着)は度外視できるにしても、荒れた内を通ってあっさり押し切ったのは意外だった。ラストはさすがに脚が上がっていたが、スタート直後のポジション取りで脚を使っていたことからすれば強い勝ち方だったといえる。

 ゴールデンキャストは3戦連続で1番人気を裏切っているというのにまた1番人気に推された。マッキーマックス(きさらぎ賞&毎日杯)やアドマイヤグルーヴ(オークス)と同じく「差して届かずの追い込み馬は必要以上に人気を背負う」という典型例か。次からは流石に人気が落ちるとは思うが、相手関係を見てから取捨を判断したい。

 軸馬サンキンバスターは3コーナーでペースが上がってからの反応が今一つで、直線を向くところで鞭が飛んでいた。小回りコースでは忙しかったのかもしれない。直線では馬場の内から追い出してそこそこ伸びていたが、外がより伸びていたことでラストはキレ負け。良馬場に代わって見直したい。

 ホーマンアピールはいつもより後方につけて脚を溜め、上がり最速の決め手を披露。クリスタルCでも後方待機を試みていたが時計が速く不発(15着)。今回は湿り気を含んだ荒れた馬場で追う度に伸びた。展開や馬場に左右されそうな馬で評価は微妙。

 モンパルナスはコーナリングで外に膨らんだことで内を突いたギャラントアローに大きく差をつけられたのが痛かった。左回りは下手の部類に入る。内に潜り込んで他馬を壁にするような騎乗が出来れば面白かったかもしれないが、短距離フルゲートで大外枠発走ではどうしようもない。


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