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第17回中日スポーツ賞ファルコンS(GIII)
2003年6月15日(Sun) 中京芝1,200M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 フルブラスト (出走取消)
2 ナチュラルリーダー 92 この距離では大崩れ無い。芝でもGII5着あり。
2 3 ナリタフロンテアー 97 ここ3走負け過ぎ。芝ではスピード不足の感。  
4 トーセンサニー 92 芝では控えて妙味なし。追走で精一杯か。  
3 5 ギャラントアロー 103 重賞2着2回あるが他に行く馬いるだけに。  
6 タガノラフレシア 93 重賞2戦が案外の内容。展開的にも苦しい。  
4 7 シゲルトリック 93 追って粘り無い。連闘&距離短縮も妙味薄。  
8 ゴールデンキャスト 99 決め手髄一も地力疑問。他馬の破綻待ち。  
5 9 ラブイズラッシュ 87 前走内容不満。現状では付いて回るだけか。  
10 ヒシフェアレディ 95 切れる脚無い。前につけてどこまで粘れるか。  
6 11 サチノグローリ 90 ダートで頭打ち。芝でも過去に大敗有り。  
12 セイウントライ 92 距離短縮で巻き返し図るも前2走の内容不満。  
7 13 ニシノシタン 97 クリスタルCの追込評価も仕掛け所が難しい。
14 ホーマンアピール 101 前々でレース出来るが決め手はイマイチ。
15 ベレノス 92 単調な前残りが望めないここは荷が重い。  
8 16 ハツラツ 100 距離短縮で見せ場は作れる。芝で変われるか。  
17 サンキンバスター 94 芝転換後2戦の決め手強力。中団から切れる。
18 モンパルナス 104 番手からも動ける。大外枠からの位置取り鍵。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 裏街道を歩んだ馬を重視・決め手冴え渡るサンキンバスター
■予想構築

 距離短縮直後の'96年〜'98年はNHKマイルC経由馬が3連勝と活躍がみられたが、'99年以降は傾向が一変。'99年以降の3着以内馬はNZトロフィー→NHKマイルCといった「短距離の表舞台」を歩まなかった馬で占められている。昨年はNZトロフィー勝ち馬でNHKマイルC経由の1番人気馬タイキリオンが15着惨敗。同様のローテを辿った3番人気馬オースミエルストは4着と冴えない。

【ファルコンS・3着以内馬の直近2走ローテ('99年以降)】
年度(回) 馬名 前走 前々走
'99年
(第16回)
サイキョウサンデー 京都4歳(京芝2,000)9着 マーガレット(京芝1,600)3着
トロットスター 京都4歳(京芝2,000)10着 500万下(京ダ1,200)1着
エイシンレマーズ 葵S(京芝1,200)3着 マーガレット(京芝1,600)7着
'00年
(第17回)
ユーワファルコン 500万下(中ダ1,200)1着 500万下(東ダ1,200)8着
ダンツキャスト 葵S(京芝1,200)2着 マーガレット(京芝1,400)7着
ブレイクタイム 葵S(京芝1,200)1着 マーガレット(京芝1,400)8着
'01年
(第18回)
ルスナイクリスティ 葵S(京芝1,200)3着 フェアリーS(中芝1,200)8着
ロッキーアピール 昇竜S(名ダ1,700)7着 500万下(東ダ1,200)1着
カルストンライトオ 葵S(京芝1,200)1着 マーガレット(京芝1,400)2着
'02年
(第19回)
サニングデール 葵S(京芝1,400)6着 橘S(OP・京芝1,200)1着
サダムブルースカイ 葵S(京芝1,400)2着 橘S(OP・京芝1,200)5着
テイエムサザンオー 500万下(名芝1,200)1着 500万下(京芝1,200)5着

 今年の出走馬の中でNZトロフィー→NHKマイルCのローテを採った馬はギャラントアロー、ゴールデンキャスト、ニシノシタンの3頭。上記で述べた傾向を踏まえればこれらの馬は狙いが下がる。

 軸はサンキンバスター。「短距離の表舞台」を歩んでいないのはプラス。ここ2戦は芝1,200Mを使い2着と1着。上がりも34秒7(最速)と34秒5(2位)と優秀で、いずれも道中中団につけて繰り出した脚という点が評価に値する。

 対抗はホーマンアピール。橘Sでサンキンバスターを抑えているヒューマに2度先着している点に注目。クリスタルC(GIII・中山芝1,200M、15着)の大敗が気になる上、上がりの脚も今一つだが、前々につけることで相殺できそう。

 単穴はナチュラルリーダー。'97年2着ランドスピード(10人気)、'00年1着ユーワファルコン(13人気)等、このレースではダート勝ち上がり直後の馬が穴を開けている。久々になるが、直前追い切りで土曜東京メイン勝ち馬ディーエスサンダーに楽々先着したようにデキは絶好。

 連下はニシノシタン。上述の通りNZトロフィー→NHKマイルCのローテを採った後ということで上積みが薄いが、クリスタルC(GIII・中山芝1,200M、4着)で目が覚めるような追い込みを見せており、それを最大限に生かせそうな吉田稔騎手への乗り替わりが侮れないため抑える。

◎サンキンバスター
○ホーマンアピール
▲ナチュラルリーダー
△ニシノシタン


■馬券構築

 サンキンバスターから馬複流し。

[馬複] サンキンバスター−ホーマンアピール 50%
[馬複] サンキンバスター−ナチュラルリーダー 30%
[馬複] サンキンバスター−ニシノシタン 20%


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