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第34回読売マイラーズC(GII) 2003年4月19日(Sat) 阪神芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 6 | 8 | ローエングリン | 牡4 | 58.0kg | 後藤浩輝 | 1.31.9 | − | 478kg(-2) | 1 |
2 | 4 | 5 | キスミーテンダー | 牡7 | 57.0kg | M.デムーロ | 1.32.1 | 1 1/4 | 454kg(-2) | 4 | |
3 | ○ | 7 | 10 | テイエムオーシャン | 牝5 | 57.0kg | 本田優 | 1.32.3 | 1 1/2 | 462kg(-6) | 2 |
4 | 2 | 2 | ダンツフレーム | 牡5 | 59.0kg | 池添謙一 | 1.32.4 | クビ | 510kg(+12) | 5 | |
5 | ▲ | 5 | 7 | ローズバド | 牝5 | 56.0kg | 小牧太 | 1.32.6 | 1 1/4 | 428kg(0) | 7 |
■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:良) |
ハロンタイム 12.1 - 10.5 - 10.5 - 11.2 - 11.6 - 12.1 - 11.9 - 12.0 上がり 4F 47.6 - 3F 36.0 2コーナー 1,8(3,6)(2,5,10,12)-(4,9,11,13)-7 3コーナー 1=8(6,12)(5,10)(3,13)2,11,9(4,7) 4コーナー 1-8-(12,10)(6,5,13)(2,7)(3,9,11,4) |
■レース回顧 不意の大逃げにも番手で対応・ローエングリン充実の連勝! |
■レース解説 内から比較的楽な手応えでレギュラーメンバーがハナを奪う。ローエングリンは無理に競りかけることなく2番手に待機。ダンツフレームとテイエムオーシャンは中団前寄り、リキアイタイカンとテンザンセイザは後方を追走。ローズバドは最後方からレースを進める。レギュラーメンバーは3コーナーを過ぎた辺りでも2番手ローエングリンに6〜7馬身の差をつけて軽快に逃げる。直線に向き、脚が上がってきたレギュラーメンバーをローエングリンが馬なりで交わすと後続を突き放すべくラストスパートに入る。その後からはテイエムオーシャンとキスミーテンダーが伸びてくるが、内キスミーテンダーの手応えが勝り単独2番手に上がる。しかし先に抜け出たローエングリンとの差は詰めきれず。ローエングリンがレコード勝ち。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。レギュラーメンバー捨て身の逃げで当初の目論見破綻。・゚・(ノД`)・゚・ ローエングリンには絡んでこないだろう、いや絡めないだろうと思っていたレギュラーメンバーが一気に行ったのを見て泣いた。初ブリンカーだったが、ブリンカーを付けるだけでこんなにも変わるものなのか?レギュラーメンバーはあっさりハナに立つとそのまま形振り構わずガンガン飛ばしていく。や、やめて〜。(>_<) 600M通過33秒1、1,000M通過55秒9。レース後にこれらの時計を確認するまでもなく、明らかなハイペースの前にミドルペース志向の追い込み馬であるローズバドとテンザンセイザの狙い目が消えたのを感じた。後は本線(ローエングリン−テイエムオーシャン)を残すのみ。ローエングリンが楽々先頭に踊り出たのを見て軸はOK。問題は紐だがテイエムオーシャンはどうだろうか。まあまあいい手応えだが…。あらら、格下キスミーテンダーに競り負けてやんの。 軸馬ローエングリンはレギュラーメンバーの半ば自滅覚悟の逃げを無理に追いかけず2番手で折り合って快勝。レコード勝ちもさることながら、上がりの脚も1ハロン当たり12秒で安定しており内容も充実。ココだけの話、昨年の同時期は単なる人気過剰馬じゃないかと軽視していた。ごめんなさい。安田記念では東風Sを快勝したミッドタウンとの逃げ対決、決め手強烈なサイドワインダーやボールドブライアンとの駆け引きが楽しみだ。 テイエムオーシャンは好位でキレイに折り合って直線勝負に出たが、道中同じ位置にいたキスミーテンダーに並ぶ間もなく交わされた。休み明けからいきなり動くタイプとはいえ、久々のマイルでレコード決着ともなると負担が大きかったか。休み明け馬が苦戦しているというこのレースの傾向がそっくりそのまま現れた感じ。 キスミーテンダーは中1週の強行軍とはいえ、順調度でテイエムオーシャンを上回った。ただローエングリンとの差は一向に詰められていないだけに実力はさほど感じず。ローズバドは5着、テンザンセイザは9着。「ペースが落ち着いたところを後ろからズバッ!」を期待していただけにこれは仕方ない。ローズバドは昨年より厳しい流れながら掲示板に顔を覗かせるなど地力アップこそ窺えるが、牡馬の一線級と相対するにはもう少し下積みが必要か。 |