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第35回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)
2003年4月6日(Sun) 中山芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 12 ダンツジャッジ 牡4 54.0kg 和田竜二 1.33.9 488kg(-6) 7
2   2 2 マイネアイル 牝5 51.0kg 小池隆生 1.33.9 クビ 446kg(-4) 10
3   8 14 グラスワールド 牡7 57.0kg 江田照男 1.34.0 クビ 496kg(-10) 2
4   3 4 ユキノサンロイヤル 牡6 53.0kg 菊沢隆徳 1.34.0 クビ 458kg(+2) 11
5   4 5 メイショウキオウ 牡6 53.0kg 飯田祐史 1.34.1 1/2 500kg(-8) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:重)
ハロンタイム 12.6 - 10.8 - 11.4 - 11.4 - 11.5 - 11.7 - 12.1 - 12.4
上がり 4F 47.7 - 3F 36.2
2コーナー (2,7,*10)(1,13)(6,12,14)9,5,8(3,4,11)
3コーナー 10(7,6)(2,1,13)12(9,14)(5,11)(8,3)4
4コーナー (7,*10,6)(1,12,13)(2,14)(9,11,3)(5,8,4)

■レース回顧 大混戦を断つ力強い決め脚披露・ダンツジャッジが重賞初V!
■レース解説

 エリモピクシーが1〜2馬身出遅れ。マイネアイルが軽快に飛ばして単独先頭に躍り出るも外からオースミコスモ、ミデオンビットが交わして前に行く。カネトシディザイア、ハッピーパス、メジロマイヤーが好位をキープ。これを見る形でグラスワールド、ダンツジャッジが続く。テレグノシスは後ろから2頭目の位置取り。馬群は固まり気味で推移。ミデオンビット、ハッピーパスが早めの進出。後方待機馬も続々と詰めにかかり、テレグノシスは外目をじわじわと追い上げてくる。各馬横一線の攻防から前に出たのは最内のマイネアイル。外で繰り広げられる激しい叩き合いを見ながら2馬身ほどのリードを広げる。坂を駆け上がってダンツジャッジが馬群から抜け出し、内でしぶとく残るマイネアイルを交わしてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。ハンデ戦らしい横一線での攻防。見応えあったが軸馬が呑まれて意気消沈。(´Д`;)

 軸馬メジロマイヤーは激しい競り合いに耐えられずにズルズル後退。故障したのかと思わせる程の逆噴射だった。先週のショウナンカンプもそうだったが、サクラバクシンオー産駒は本質的に干渉に弱い(揉まれ弱い)のかもしれない。きさらぎ賞のように楽々抜け出て一人旅、といったレース向きか。

 オースミコスモは果敢に行ったツケがラストで大きく出てしまった。マイネアイルに食いついていくのかと思いきや、坂に差し掛かった辺りで力尽きて終了。最後は流してブービー。54kg以下で結果を残していると言えど、牡馬相手の54kg(牡馬換算56kg)では分が悪かったか。デムーロ騎手の判断はその辺りを加味しての積極策だったように思う。

 オースミコスモと一緒に逃げたミデオンビットはシンガリ。ミデオンビットは休み明けハイペースで惨敗('02年NSTオープン11着)→マイペース単騎で残る('02年関屋記念2着)のパターンで次は巻き返す番と見ていい。東京競馬場なら持ち前のスピードを生かせるはず。何より元々は左回り巧者。

 ダンツジャッジは強力な逃げ馬がいた直近2戦とは違い、団子状態からの追い比べで真価を発揮。その直近2戦で見せた上がり最速の決め手が生きた。過去にサニングデール(新馬戦0秒3差2着、橘S0秒5差3着)やタニノギムレット(アーリントンCで0秒6差3着)と接戦があったように、今回の重賞ゲットは遅かった感すらある。

 マイネアイルは軽量で前に行けたことが大きかった。前走がフロック視されたこともあって今回も10番人気の低評価。今回の2着で昨年の同時期から12戦連続で3着(敗戦差0秒4)以内は素晴らしいの一言。グラスワールドはエッジリングバミと深めブリンカー装着でササリ癖を矯正した結果、今日は真っ直ぐ走っていた。力を出し切っての3着は力負けではなく、ハンデ差が出た感じ。テレグノシスは重馬場で後ろから届くはずも無く、今回の6着はむしろ健闘した部類に入る。新装東京が待ち遠しい一頭。


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