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第50回毎日杯(GIII)
2003年3月29日(Sat) 阪神芝2,000M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   7 11 タカラシャーディー 牡3 56.0kg 佐藤哲三 1.59.9 466kg(+2) 9
2   3 3 ユートピア 牡3 57.0kg 武豊 2.00.1 1 1/4 466kg(+6) 5
3   6 8 スズカドリーム 牡3 57.0kg 蛯名正義 2.00.7 3 1/2 498kg(+14) 3
4 5 7 マッキーマックス 牡3 56.0kg 安藤勝己 2.00.9 1 476kg(0) 1
5 5 6 マイジョーカー 牡3 56.0kg 池添謙一 2.01.0 3/4 456kg(+2) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.4 - 12.4 - 12.3 - 11.8 - 12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.9 - 12.3
上がり 4F 47.3 - 3F 35.6
1コーナー 3,9(1,4,13)11(5,8)(2,6,10,12)-7
2コーナー 3,9(1,4,13)(5,11)8(2,12)(6,10)-7
3コーナー 3,9(1,4,13)(5,11)(2,8)(6,12)10,7
4コーナー 3,9(1,4,11)13(5,8)7(2,6)(12,10)

■レース回顧 共同通信杯低レベル説一蹴・好位鋭伸タカラシャーディー!
■レース解説

 ユートピアが楽な手応えでハナへ。直後には内からウインクリューガー、外からゲヴァルト、エクスアタックがつけて1コーナーをカーブ。馬群は等間隔で連なるもマッキーマックスのみ一頭離れて最後方からレースを進める。3コーナーを前にしてペースが上がりつつある中、マッキーマックスも仕掛けて徐々に進出。直線を迎え、手応え十分のユートピアが追い出しを開始。追い縋るゲヴァルトを抑えて単独先頭に踊り出るも直後から伸びたタカラシャーディーの脚色が良く、余裕を持ってユートピアを交わしゴール。


■レース回顧

 大ハズレ。う〜ん、こんなものなのかマッキーマックス。(´・ω・`)ガッカリ

 どこか釈然としない敗戦。速くはないが決して緩いとは言えない流れの中、マッキーマックスは一頭ポツンと最後方待機。この時点で嫌な予感はしていたが、案の定3コーナー手前から進出する競馬で直線の手応えを失っていた。今後も展開による影響を大きく受けそうな気がする。また坂を駆け上がってから前の2頭に離されていったことからして、どちらかといえば直線平坦向きかもしれない。

 相手なりに走るマイジョーカーを「物差し馬」と考えた以上、それを少し上回る程度にしか過ぎないマッキーマックスの人気はいささか過剰気味であったことは否めない。今日の敗戦で皐月賞への道が事実上閉ざされただけに、この後は東京競馬場で行われる青葉賞からダービーへ向かうプランでほぼ確定。但し未だに1勝馬としての立場上、青葉賞は勝たなければ意味がない。もう一戦様子を見てみたい。

 2番人気に推されたシルクボンバイエは初戦が1,000M通過63秒1−上がり3ハロン34秒8、2戦目が64秒1−34秒9。今回は60秒6−35秒6の流れでブービー。キャリア3戦目で初のオープンクラスでのレースとはいえ、スロー志向でほぼ確定。重賞では狙いにくい。それにしてもこの馬は顔が真っ白で面白い。

 勝ったタカラシャーディーは道中中団から3コーナーで追っ付け、4コーナーを回りきらない時点で早くも鞭を振るって追い出しを開始。最後方から徐々に進出して密集する馬群を捌くために大外に回り、かつ直線に入ってから追い出したマッキーマックスに比べると効率良いレース運びだった。ユートピアは競合馬不在もあって芝でも余裕綽々の手応え。結局「決め手を有しているか否か」ではなく、「手応えを有しているか否か」が勝敗分けたレースだったように思う。


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