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第37回報知杯フィリーズレビュー(GII) 2003年3月16日(Sun) 阪神芝1,400M 3歳オープン 馬齢 (牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 4 | 7 | ヤマカツリリー | 牝3 | 54.0kg | 安藤勝己 | 1.22.7 | − | 458kg(-2) | 1 | |
2 | ▲ | 1 | 2 | モンパルナス | 牝3 | 54.0kg | 松永幹夫 | 1.22.8 | クビ | 428kg(+6) | 3 |
3 | ◎ | 2 | 3 | レイナワルツ | 牝3 | 54.0kg | 福永祐一 | 1.23.0 | 1 1/2 | 452kg(0) | 2 |
4 | △ | 4 | 8 | ユキノスイトピー | 牝3 | 54.0kg | 須貝尚介 | 1.23.1 | 1/2 | 482kg(-6) | 7 |
5 | ○ | 3 | 6 | ホワイトカーニバル | 牝3 | 54.0kg | 小野次郎 | 1.23.1 | ハナ | 462kg(0) | 5 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.1 - 11.1 - 11.4 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 12.0 - 12.8 上がり 4F 48.1 - 3F 36.5 3コーナー 14,2(6,7)3(8,9,11)(1,10,15)(4,5,12,16)13 4コーナー (*14,2)(3,6,7)(8,9,11)(1,10)-4(5,12,15)-(16,13) |
■レース回顧 安藤騎手が重賞騎乗機会3連勝・桜戦線の主役へヤマカツリリー! |
■レース解説 マイネラベンダーとワナが出負け。外からデュアルストーリーが好スタートを決めてハナに立つ。モンパルナスはこれを見て2番手に控える。ヤマカツリリー、ホワイトカーニバル、レイナワルツが直後を追走。雨が降りしきる中、1,000M通過57秒8と飛ばし気味に逃げるデュアルストーリーに2番手以降も離れずほぼ一塊の状態で追随。速い流れのまま直線に向く。モンパルナスがデュアルストーリーを楽々捉えて先頭に立ち、そのまま粘りこみを図ったが外からヤマカツリリーが詰め寄る。モンパルナスも一旦は踏ん張ったがゴール前で力尽き、ヤマカツリリーが前に出たところがゴール。 ■レース回顧 ハズレ。アンカツ恐るべし。おかげでまた微妙な外しっぷりになってしまった。(-_-) 母リンデンリリーの面影を抱いたヤカマツリリーに安藤勝己騎手のタッグ。阪神ジュベナイルフィリーズでピースオブワールドに0秒2差の2着なら1番人気でも致し方無かったが、休み明けでそこまでの信頼を寄せていいものなのかと邪推して切ってみた。しかし結果は1着で大失敗。直線では安藤騎手が追う度にグイグイ伸びた。ただ特段切れる脚の無い同馬にとって上がりが掛かる馬場状態が最適だったという見方も出来るだけに、桜花賞はトラックバイアスを見極めてから取捨を決めたい。パンパンの良馬場なら現時点ではチューリップ賞2着スティルインラブのほうが上だろう。 軸馬レイナワルツは内で他馬に寄られてフラフラ、追ってからもどこかフワフワしていた。前走のパフォーマンスからすればちょっと物足りない走りだった。血統的に距離が伸びて変わるというタイプでも無さそうで、現時点ではここが天井か。 ところでレイナワルツは祖母グランドウイナー、母レイナロバリー、姉グランドレイナ共に桜花賞を目指しながらいずれも故障(グランドレイナはエルフィンSで骨折、桜花賞の1週間前に死亡)という悲運の血筋の生まれ。感情移入では馬券は取れないので本番でもあくまでフェアに見たいが、密かに期待を寄せてみたい一頭だ。 |