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第96回京都記念(GII) 2003年2月22日(Sat) 京都芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (混)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 1 | 1 | マイソールサウンド | 牡4 | 56.0kg | 本田優 | 2.16.5 | − | 466kg(-8) | 8 | |
2 | 4 | 7 | イブキガバメント | 牡7 | 57.0kg | 吉田稔 | 2.16.5 | クビ | 504kg(+6) | 7 | |
3 | 8 | 15 | トウカイパルサー | 牡7 | 57.0kg | 金折知則 | 2.16.6 | クビ | 492kg(-3) | 13 | |
4 | △ | 8 | 16 | マイネルプレーリー | 牡4 | 56.0kg | 村本善之 | 2.16.7 | 3/4 | 496kg(+8) | 10 |
5 | ◎ | 3 | 6 | ノーリーズン | 牡4 | 56.0kg | 武豊 | 2.16.8 | クビ | 478kg(+2) | 2 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重) |
ハロンタイム 13.2 - 11.3 - 13.3 - 12.8 - 12.8 - 12.8 - 12.4 - 12.1 - 11.8 - 11.8 - 12.2 上がり 4F 47.9 - 3F 35.8 1コーナー 15-1,10(8,14)(7,9,16)11(6,12,13)(4,5)3-2 2コーナー 15-1,10(8,14)(7,9,16)(6,11)(4,12,13)5,3-2 3コーナー 15-1,10-(8,14)(7,16)(9,11)-(6,12,13)(4,5)3-2 4コーナー 15-1,10(8,14,16)(7,9,11)(6,12)(5,13)(4,3)2 |
■レース回顧 マイソールサウンドが好位で折り合って後続馬を完封! |
■レース解説 マイソールサウンドがスタートからスッと前につけるも、外からトウカイパルサーが交わして先頭へ。後続に3馬身程のリードを置いて軽快に逃げる。以下マイソールサウンド、ファイトコマンダーと続く。重賞ラストランの河内騎手騎乗のアグネスフライトも早めの位置取り。イブキガバメントは中団内、その後方の一集団にノーリーズンが構える。サンライズジェガー、ローマンエンパイア、ファストタテヤマは縦長の展開でもスタイルを崩さず後方待機。3〜4コーナー辺りで徐々に前へ押し上げていく。流れはにわかに忙しくなり、中団各馬も仕掛けて直線に向く。折からの雨で悪化した馬場が後続馬の瞬発力を相殺する中、レースを引っ張ったトウカイパルサーが二の脚を使って後続を引き離しにかかったが、直後できっちり折り合っていたマイソールサウンドがゴール前でこれを捉えてゴール。2着は内から確実に伸びたイブキガバメント。 ■レース回顧 大ハズレ。いわゆる行った者勝ち。人気の後方待機馬はみんなあぼ〜ん。(T_T) まずは自分が立てたレース前の展開予測を振り返ってみる。
しかし先行勢で抑えたのはマイネルプレーリーのみで、ローマンエンパイア、サンライズジェガーに重い印を献上。ファストタテヤマを消した時点でローマンエンパイア、サンライズジェガーも消すべきだった。マイソールサウンドはろくにトラックバイアスも考慮せずに思い込みで消してしまった。方向性が定まらない予想は予想に非ずということを痛感。印を増やせばそうでも無くなるが、それでは面白くない。 マイソールサウンドは折り合いバッチリで快勝。後続馬が差せない環境が揃っていたとはいえ、先行して侮れない一頭に成長したことは確か。イブキガバメントは中団から進出。前走は手応えを有しながら直線で伸びあぐねていただけに、1.5kg減で馬に活気が戻った感じの2着だった。ノーリーズンは直線でグイグイ伸びたが前は流石に捉えきれず5着。しかし後ろから行った馬で上位にやってきたのはこの馬くらいで評価に値する。それでももう少し前にいてくれれば、というのはあったが。 その点、スタートから積極的に乗った河内騎手はソツが無かった。燃え尽き症候群&屈腱炎明けという二重苦を背負ったアグネスフライトを0秒3差の6着まで持ってきたのも一重に河内騎手が29年間で培った洞察力の賜物と言える。今週で鞭を置き、調教師として第二の競馬人生を歩むことになる名手・河内洋。長い間本当にお疲れ様でした。 |