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第53回ダイヤモンドS(GIII)
2003年2月16日(Sun) 中山芝3,200M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 3 イングランディーレ 牡4 52.0kg 小林淳一 3.23.7 516kg(-4) 8
2   8 13 ハッピールック 牡5 54.0kg 横山典弘 3.23.9 1 1/4 502kg(+6) 11
3 2 2 ダイタクバートラム 牡5 57.0kg 江田照男 3.24.0 1/2 500kg(-6) 1
4   8 12 ホットシークレット セ7 58.5kg 柴田善臣 3.24.1 クビ 452kg(-2) 5
5 5 7 スーパージーン 牡5 55.0kg D.バルジュー 3.24.2 3/4 486kg(-2) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 13.7 - 12.0 - 12.1 - 12.4 - 12.9 - 13.5 - 13.6 - 13.0 - 13.6 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 12.2 - 12.9
上がり 4F 49.6 - 3F 37.5
1コーナー 3,12,5,13(4,9)7(2,1)(8,10)11-6
2コーナー(2周目) 3,12-5,13,9(4,7)(2,1)(8,10)11-6
3コーナー(2周目) 3,12(5,13)(7,9)4,1,2,10(8,11)=6
4コーナー(2周目) 3,12-(5,13)7(4,1,9,10)(2,11)-8=6

■レース回顧 ステイヤーズSの脇役イングランディーレが逃げ切りV!
■レース解説

 フサイチランハートが出遅れスタート。ハナを切ったのはイングランディーレ。他に絡まれることなく単独先頭に立つ。ホットシークレットが2番手をマークし、軽量テンエイウイング、ハッピールックらも好位に取り付いて1周目スタンド前へ。スーパージーンは中団内、ダイタクバートラムはその後方を追走。スローな流れながらも隊列は少しづつバラけていく。向こう正面は淡々と流れるも、3コーナーに差し掛かる辺りで後続馬が押し上げていく。前々につけた馬の脚色はほぼ一緒で、イングランディーレが粘り込み体勢を整える。坂を上りきったところでハッピールック、内からダイタクバートラムが接近するも時既に遅し。そのままイングランディーレが粘り込んでゴール。


■レース回顧

 大ハズレ。イングランディーレもハッピールックも一応気にはなったが、両方狙うのは無理。ヽ(´ー`)ノ

 スーパージーンは道中いい感じで折り合っていたように見えたが、後半のペースアップで馬脚を現してしまった。前を行く馬に余裕がある段階で早くも鞭が飛んでいたのを見る限り、適正距離を越えていたような気がする。やはり2,200〜2,500Mがベストか。

 イングランディーレは別定戦のステイヤーズSでホットシークレットとダイタクバートラムに0秒2負け。今回はホットシークレットが+0.5kg、ダイタクバートラムが増減無し、イングランディーレが−3kg。イングランディーレのアドバンテージがホットシークレットに3.5kg、ダイタクバートラムに3kg確認できた。以前のレースで対戦がある馬同士の力量比較において、負担斤量面アドバンテージの把握は思わぬ人気薄馬の発掘に役立つ。今回はこの確認を怠っていた。なお、ハッピールックは55kg以下【3・4・0・1】(87.5%)、55.5kg以上【0・1・1・7】(11.1%)という生粋の「カンカン敏感馬」。これにはダービーレグノも真っ青。

 しかしイングランディーレはこの負担斤量面アドバンテージに加え、前半マイル1分43秒2という超スローペースと荒れて湿った馬場もアシストしていたように思えるため、現時点では成り行き任せの馬という評価しか与えられないのが本音。2着も「長距離戦アレルギー」藤沢厩舎のハッピールックということで、このレースが後々に繋がっていくかは甚だ疑問。天皇賞の「春」はまだ遠い。


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