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第8回シルクロードS(GIII)
2003年2月9日(Sun) 京都芝1,200M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 8 テイエムサンデー 牡7 54.0kg 秋山真一郎 1.08.6 500kg(-2) 6
2 6 10 カフェボストニアン 牡4 55.0kg 松永幹夫 1.08.7 クビ 526kg(-12) 2
3 5 7 サニングデール 牡4 57.0kg 福永祐一 1.08.9 1 1/4 456kg(+4) 1
4   8 14 ゴールデンロドリゴ 牡6 56.0kg 佐藤哲三 1.08.9 クビ 502kg(+2) 4
5   7 12 リキアイタイカン 牡5 57.5kg 四位洋文 1.09.1 1 1/2 500kg(+4) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 10.8 - 11.2 - 11.1 - 12.0
上がり 4F 45.1 - 3F 34.3
3コーナー 10,14(3,9,11)(7,13,12)4(2,5)(1,8)-6
4コーナー 10,14(3,9,11,12)(7,13,5)4(2,8)(1,6)

■レース回顧 京都巧者の証明・テイエムサンデーが豪快に突き抜ける!
■レース解説

 横一線のスタートからスターエルドラードが前に出たのも束の間、ナムラマイカとカフェボストニアンがこれに加わる。このうちカフェボストニアンが単独先頭に踊り出る。途中ダンツキャストが内の狭いところで支えて後退するなど、道中は各馬密集状態で推移。4コーナーから直線に向いた時点でもカフェボストニアンは余裕の手応えで後続に1〜2馬身のリード。直後の馬を引き付けながら追い出しを開始。2番手にゴールデンロドリゴが上がって必死に喰らい付く中、外からテイエムサンデーが猛烈な勢いで突っ込んできて瞬時にカフェボストニアン共々飲み込んだ。


■レース回顧

 馬単裏抜け&紐抜けハズレ。あの展開で勝てないとは…。重賞って厳しい〜。(>_<)

 軸馬カフェボストニアンは自ら先陣を切ることで勝ちパターンに持ち込んだものの、テイエムサンデーの豪脚の前に敗れ去った。さながら京都金杯のゴール前を見ているような感じ。テイエムサンデーは先行有利の展開の中で「溜め」を作って追い込んできた。事実、鞍上の秋山騎手はラスト1ハロンまで馬にGOサインを出していなかった。4コーナー付近の落ち着いた動きにはホラー映画にも似た戦慄を覚えた。京都は物凄く合うようで、京都芝では今回を含めて【3・3・0・1】(85.7%)、唯一の着外も敗戦差0秒2、上がり33秒1という好内容。サイドワインダー同様に京都以外で実績を築けるかどうかが興味深いところ。

 一方、サニングデールは仕掛けに反応して差している最中にテイエムサンデーに差されるという完全な力負けを喫した。ただ今回の敗戦はある意味予定調和。秋風Sで中山巧者サーガノヴェルの後塵を拝していたことからすれば「郷に入れば郷に従え」を地で行くお馬さんなのかもしれない。サニングデールは3戦3勝の中京で行われる高松宮記念でこそ馬単軸で狙うべき馬だと思う。


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