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第10回平安S(GIII)
2003年1月26日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 12 スマートボーイ 牡8 57.0kg 伊藤直人 1.49.7 486kg(+4) 6
2   5 9 クーリンガー 牡4 56.0kg 和田竜二 1.50.2 3 518kg(0) 13
3 5 10 マイネルブライアン 牡6 57.0kg 北村宏司 1.50.6 2 1/2 544kg(+4) 3
4 4 7 ビワシンセイキ 牡5 56.0kg 武豊 1.50.7 1/2 502kg(+7) 1
5 8 16 ハギノハイグレイド 牡7 58.0kg 福永祐一 1.50.8 1/2 528kg(+8) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:重)
ハロンタイム 12.2 - 11.5 - 12.3 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 12.3 - 13.0
上がり 4F 49.5 - 3F 37.3
1コーナー 12,14(9,11,13)10(2,15)(1,3)(7,8)(5,16)4
2コーナー 12,14(9,11)(10,13)15(1,2)(7,3)(5,8)16,4
3コーナー 12,14,9(10,11,8)(1,13)(2,5)15,7,16(4,3)
4コーナー 12(9,14)(10,8)5,1(11,13,7)2,15(4,16)3

■レース回顧 京都ダートの鬼スマートボーイが楽々逃げ切り!
■レース解説

 いつものように出鞭連発でスマートボーイがハナに立つ。2番手にクーリンガーがつけ、外からレギュラーメンバーが掛かり加減で先頭を窺う。2コーナーをカーブして向こう正面に差し掛かる辺りでスマートボーイが2馬身ほどのリードを保ちながら快調に飛ばす。続いてレギュラーメンバー、クーリンガー、クロノスシチーの順で落ち着く。マイネルブライアンは先行集団の直後を内から追走。ビワシンセイキは中団馬群の中でやや持って行かれ気味。ハギノハイグレイドは後方待機。縦長でややバラけた隊列。ミラクルオペラ、モノポライザーは3コーナー過ぎから鞭を飛ばしつつ、ビワシンセイキ、ハギノハイグレイドといった辺りも加わって外から一気に押し寄せにかかる。しかし直線に向いた時点でもスマートボーイは持ったままの手応えで、後続馬の追撃を振り切るに余りある二の脚を披露。2着にもクーリンガーが残って大波乱。


■レース回顧

 ハズレ。スマートボーイの楽逃げ&大波乱キタ━━(゚∀゚)━━!!

 向こう正面に向いた時点でスマートボーイの勝ちがほぼ確定。3コーナー過ぎから「こりゃイカン」てな感じで後続各馬が一斉に詰めにかかったが、これがまたスマートボーイの思う壺。案の定直線に入ってからの後続馬の追撃は鈍く、スマートボーイはラスト200Mまで鞭を温存できる位の余裕があった。それにしてもスマートボーイは無印にした時に限ってよく走る。無茶苦茶相性が悪い。コイツは一体いつ買えばいいんだろうか。次(フェブラリーS)は買っていいものなんだろうか。誰か教えてください。

 2着のクーリンガーはミスプロ系のフォーティナイナー産駒。ガーネットSで3着に入って3連複の大穴を開けたスターキングマンもミスプロ系のKingmambo産駒。ミスプロ系は人気薄なら美味しい思いができる系統であることを思い知らされた。ちなみにスターキングマンは盛岡の交流GI・ダービーグランプリの2着馬で、クーリンガーは3着馬。

 軸馬のマイネルブライアンは3着。この馬は直線で1頭しか交わせないようで、4コーナーで先頭に立ちかける位に強気に乗らないとダメらしい。このことについては勝った時や連対した時、連対を外した時の位置取りをみるとよく分かる。今回もすぐ前にいたレギュラーメンバーを1頭交わしてお終い。ビワシンセイキ、ハギノハイグレイドはよく詰めたが4着、5着が精一杯。ただこの結果は特に気にする必要は無さそうで、次走以降の巻き返しに期待がかけられる。ハギノハイグレイドは人気が落ち加減なので注意。

 モノポライザーは初ダートにも関わらず今回も2番人気と相変わらずの人気ぶり。結果は12着だったが、レース中に右トウ骨遠位端骨折を発症していただけにこれは致し方ないところ。3コーナー過ぎから一気に仕掛けて上がっていったが、どうもこの際にやっちゃたらしい。なお、ミラクルオペラとクロノスシチーも故障を発生し、こちらはいずれも予後不良の措置が採られたとのこと。見た目以上に激しいレースだった。ミラクルオペラ、クロノスシチーに合掌。


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