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第9回ジャパンカップダート(GI) 2008年12月7日(Sun) 阪神ダート1,800M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ワンダースピード | 先 | 93 | 抜け出すとソラを使う。追い出すタイミングが重要。 | ☆ |
2 | フロストジャイアント | − | − | 前々走勝ったGIは軽ハンデ。他に実績無く苦しい。 | ||
2 | 3 | サンライズバッカス | 差 | 90 | 差して届かずの繰り返し。流れは速いほうがいい。 | △ |
4 | メイショウバトラー | − | 86 | 地方交流で息の長い活躍も一時期の勢いに無い。 | ||
3 | 5 | メイショウトウコン | 捲 | 91 | 以前にも増して不器用。展開嵌っても届くか微妙。 | |
6 | ヴァーミリアン | 先 | 99 | 国内で無敵状態。稽古イマイチも力の差でカバー。 | ○ | |
4 | 7 | サクセスブロッケン | 先 | 86 | 栗東坂路で自己ベストマーク。充実度で逆転可能。 | ◎ |
8 | ティンカップチャリス | − | − | 10戦9連対と底見せずも深い砂で粘れるか疑問。 | ||
5 | 9 | アドマイヤフジ | 差 | 94 | 3週続けてダートコースで猛時計。ちょっと不気味。 | ▲ |
10 | カネヒキリ | 差 | 84 | 前走は公開調教。上積みあっても即復活は疑問。 | ||
6 | 11 | カジノドライヴ | 逃 | 76 | プレレーティング枠で出走。素質認めても見送り。 | |
12 | ブルーコンコルド | − | 96 | 前走小回りで届かず。距離伸びて多少マシだが。 | ||
7 | 13 | マストトラック | (出走取消) | |||
14 | フリオーソ | 先 | − | 南関東以外では平凡。速さあるがそれだけでは。 | ||
8 | 15 | ワイルドワンダー | 追 | 93 | 距離は違えど阪神得意。外枠で折り合いがカギ。 | ☆ |
16 | ボンネビルレコード | 差 | 88 | 前走が不甲斐なさ過ぎ。短期間で逆転は難しい。 |
■レース展望 強敵相手に確かな手応え・究極仕上げで今度は逆転サクセスブロッケン |
■予想構築 今年から阪神で施行。2,000Mを使わないのはスタート直後が芝だからなんだろうなぁ。1,800MはGIIIならお馴染みの距離だが、頂上を決するGIとなると中山で行われた'02年のこのレースぐらいしか思い浮かばない。ちなみに'02年はイーグルカフェがデットーリマジックで勝利、2着に13番人気リージェントブラフが突っ込み、1番人気アドマイヤドンが3着に敗れて波乱になった。 ヴァーミリアンは一昨年の名古屋GP以降、国内で負け知らずの7連勝。前走のJBCクラシックもサクセスブロッケンに並びかけて競り落とす強い内容。まさに敵無し。着順だけ見ればそう思えるが果たしてそうだろうか。着差は確実に詰まってきている。前走は7ヶ月振りだったにせよ、同じく休み明けのサクセスブロッケンにクビ差。ヴァーミリアンが強かったというより、サクセスブロッケンがヴァーミリアン相手にここまで食い下がったことに驚いた。ここまでヴァーミリアンを梃子摺らせた馬って他にいたか? 稽古の動きも対照的。ヴァーミリアンは元々稽古で走らない馬だが、今週の栗東坂路は4F53秒6−1F14秒1。一週前(4F55秒2−1F13秒7)よりも頭を上げて苦しそう。一昨年の東海Sが頭に浮かんだ。一方サクセスブロッケンは同じ栗東坂路で4F51秒9−1F13秒2、自己ベストをマーク。機敏さが足りないような気がするものの、脚取りはしっかり。今回はサクセスブロッケンを上位に取ってみる。 ヴァーミリアンは2番手評価。岩田騎手なら武豊騎手の代役は十分務まるだろうが、今までが最高の結果だっただけにテン乗りに不安が無い訳ではない。阪神もダートは初めてだし、追い切りの感触からして飛ぶことも考慮に入れておきたい。石坂調教師は「心配ない」とのコメントを出しているが、一昨年の東海Sでは見事に騙されたからなぁ…。勿論力を出し切ればこの馬に敵う馬なんて国内にはいない。 この2頭の相手はちょっと捻ってアドマイヤフジ。あのー、ダート初出走の分際でGIって舐めてるよね?はい、仰る通りです。しかし、しかしだ。稽古でビックリする位の快時計を連発してるんだよな、これが。今週も栗東B(ダートコース)で6F77秒7−1F11秒3。こんな時計が3週に渡って毎週出ている。あり得ない。毎日王冠ではウオッカとコンマ3秒差。力はここでも通用する。 サンライズバッカスは毎回帳尻合わせで2〜3着にやってくる安定度を買って連下で抑える。穴は阪神に実績のある2頭。周りに壁が作れないと勝手に上がって行ってしまうという悪癖があるものの、阪神得意で切れ味抜群のワイルドワンダー、抜け出した後にソラを使って(気を抜いて)失速してしまうという悪癖があるものの、阪神で息の長い脚が使えるワンダースピード。ジャパンカップはグラス(芝)でワンダー(驚嘆)な産駒スクリーンヒーローが勝利。今週はダート(砂)でワンダー(驚嘆)。って、書いてて空しくなった。 海外から参戦の3頭は全てノーマーク。マストトラックはハリウッドゴールドCから4戦連続でGIを使っていることが評価出来るがパンチ不足。フロストジャイアントは斤量を背負って走った経験が乏しい。ティンカップチャリスは悪く言えば地方馬。これが園田とか船橋の馬なら12番人気ぐらいでしょ。ガンガン飛ばすスピードを持っているみたいだけど、土じゃなくて砂の上、しかも急坂のある阪神で押し切れる? 訳が分からないのはカジノドライヴ。賞金が足りないはずなのに何でここに出られるの?って、プレレーティングで上位5頭までに入った馬には出走枠が与えられるんだとさ。ンなアホな。賞金やトライアル勝ち等の選出基準を差し置いて、見た目で決まる恣意的な数字で出走を決めるなんて許されるのか?JRAとしては出てもらったほうが興行的に盛り上がるからどうでもいいんだろうけど…。フルゲートで厳しいレースをしたことがないのが落とし所っぽいので消す。 カネヒキリは前走全く追えず(追わず?)で0秒6差なのだから力は衰えていない。ただこの中間の稽古も一杯に追ったのは一本だけだし、直前もサッと流しただけ。一度エビっちゃうと再発が怖いから満足な調教が出来なくなる。過去の実績で人気を集めるのなら今回も疑ってかかりたい。 ◎サクセスブロッケン ○ヴァーミリアン ▲アドマイヤフジ △サンライズバッカス ☆ワイルドワンダー、ワンダースピード ■参考レース (レース名をクリックすると別窓でレース回顧を開きます)
■馬券構築 サクセスブロッケン1頭軸の3連複流し。 [3連複] サクセスブロッケン−ヴァーミリアン−アドマイヤフジ 10% [3連複] サクセスブロッケン−ヴァーミリアン−サンライズバッカス 10% [3連複] サクセスブロッケン−ヴァーミリアン−ワイルドワンダー 10% [3連複] サクセスブロッケン−ヴァーミリアン−ワンダースピード 10% [3連複] サクセスブロッケン−アドマイヤフジ−サンライズバッカス 10% [3連複] サクセスブロッケン−アドマイヤフジ−ワイルドワンダー 10% [3連複] サクセスブロッケン−アドマイヤフジ−ワンダースピード 10% [3連複] サクセスブロッケン−サンライズバッカス−ワイルドワンダー 10% [3連複] サクセスブロッケン−サンライズバッカス−ワンダースピード 10% [3連複] サクセスブロッケン−ワイルドワンダー−ワンダースピード 10% |