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第42回スポーツニッポン賞ステイヤーズS(JpnII) 2008年12月6日(Sat) 中山芝3,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | メジロコルセア | 先 | − | 1年超の休み明けでいきなりここは普通に辛い。 | |
2 | トウカイエリート | 差 | 92 | 年齢重ねてジリッぽさに拍車。巻き返し困難。 | ||
2 | 3 | ビエンナーレ | 逃 | 91 | 追い比べだと分が悪い。早め先頭でどこまで。 | |
4 | エアジパング | 差 | 86 | 前走がサッパリ。この中に入ると力差否めず。 | ||
3 | 5 | ドラゴンファイヤー | 差 | 92 | 新鮮味求めて芝へ。加速の鈍さ打ち消せるか。 | ☆ |
6 | トレオウオブキング | 差 | 86 | ハンデ重賞で凡退不満。春に大穴開けたが。 | ||
4 | 7 | マキハタサイボーグ | 捲 | 88 | 後方から動けずの前走が不満。一変はどうか。 | |
8 | メイショウクオリア | 追 | 79 | このところ4角失速ばかり。ここで息持つか疑問。 | ||
5 | 9 | レッドアゲート | 追 | 85 | ここ2走見せ場無し。小回りで脚溜められれば。 | △ |
10 | トウカイトリック | 差 | 93 | 叩き2戦目。ここ2年勝ち負けの実力は尊重。 | ○ | |
6 | 11 | ベンチャーナイン | 追 | 87 | 常に後方一気が玉に瑕。前止まらないと辛い。 | |
12 | ニシノデュー | 逃 | 88 | 上位クラスで逃げ粘れず。重賞では分が悪い。 | ||
7 | 13 | ナイアガラ | 逃 | 85 | 上がりだけの競馬を押し切る。今回鞍上妙味。 | ◎ |
14 | フローテーション | 追 | 91 | 菊花賞でスタミナ全開。距離自体に不安無いが。 | ▲ | |
8 | 15 | ゴーウィズウィンド | 先 | 86 | みなみ北海道S専用馬。この他では毎回空気。 | |
16 | メイショウカチドキ | 追 | 94 | 溜めて弾けるが位置取り後ろ。信頼性に欠く。 |
■レース展望 終い良ければ全て良し・先行押し切りに抜かり無いナイアガラ |
■予想構築 内回りを2周する特殊なレース。このレースを予想する上で気を付けたいのは3,600Mを一生懸命走る必要は無いということ。1周目はハロンラップに13秒台が度々現れる緩い流れが殆どで、折り合いさえ付いていれば問題無い。肝心なのは2周目、それも4コーナー過ぎ。ここで速い上がりを繰り出せるかで全てが決まる。3,000Mをダラダラ行って、残り600Mで本気を出すレース。マラソンに置き換えて考えると分かりやすい。道中はなるべくセーブして、ゴールが近くなった終盤でスパートするでしょ? 2周目4コーナーまでダラダラ行って、残り600Mをビシッと決めてくれそうなお馬さんが軸候補。ということでナイアガラに白羽の矢を立ててみる。美作特別(阪神芝2,000M)が前半1,000M65秒5−後半1,000M59秒2、前後半で6秒3もある流れを2番手から押し切り勝ち。比叡S(京都芝2,400M)は1,000M通過64秒1、上がり3ハロン33秒8の流れを逃げ切り勝ち。ペリエ騎手ならこの辺の匙加減はお手の物。 トウカイトリックはここ2年と同じく、アルゼンチン共和国杯を使って叩き2戦目。昨年は一本被りで4着に飛んだものの、3着アドマイヤモナークとはクビ差。今年に入ってからも万葉Sで上がり重点のレースを勝っているように、ステイヤーズSに対する適性は高い。 フローテーションは菊花賞2着でいきなり主役級の評価。前走見向きもしなかったお馬さんを人気の時に買うのはどうなのよ?あの菊花賞はノットアローンが滅茶苦茶なペース配分でかき乱しての体力勝負。フローテーションはそこで相対的に浮上しただけというのが現時点での冷静な評価。昨年のエーシンダードマン(菊花賞12人気4着、ステイヤーズS3人気7着)と同じ匂いがするし、3番手評価で十分。 レッドアゲートのここ2走は消化不良と言える内容。内枠先行天国の秋華賞では4コーナーで外に弾かれ、中団より前で決着したエリザベス女王杯は前が止まらず終い。今回は4戦して【1・1・1・1】の中山。元々スローで速い上がりを繰り出すことで定評のあった馬。ここ2走も上がり自体は上から数えたほうが早い脚を使っていた。 ドラゴンファイヤーはジャパンカップダートを除外されてこちらに回ってきたのかと思いきや、最初からここ一本の登録。何だこのやる気は(ジャパンカップダートに登録しても除外確実だったが)。芝コースに入れての最終追い切りは5F61秒9−1F11秒7。ダートコースでの追い切りでは実戦と同じく加速の鈍さが目に付いていたのだが、今回はそのような素振り無し。元々決め手はあるほうだし、ひょっとして…。 マキハタサイボーグは昨年優勝時と同じく、秋は京都大賞典から始動してアルゼンチン共和国杯を使ってここが叩き3戦目。ただ昨年はコンマ9秒差9着からの巻き返しで、今年は1秒8差負けの12着。当時とハンデが違うし、そもそも今年のアルゼンチン共和国杯の勝ち馬はその後にジャパンCを勝つことになるスクリーンヒーローなのだから仕方ないと言えばそれまでだが…。 ◎ナイアガラ ○トウカイトリック ▲フローテーション △レッドアゲート ☆ドラゴンファイヤー ■馬券構築 ナイアガラ1頭軸の3連複流し。 [3連複] ナイアガラ−トウカイトリック−フローテーション 20% [3連複] ナイアガラ−トウカイトリック−レッドアゲート 20% [3連複] ナイアガラ−トウカイトリック−ドラゴンファイヤー 20% [3連複] ナイアガラ−フローテーション−レッドアゲート 20% [3連複] ナイアガラ−フローテーション−ドラゴンファイヤー 10% [3連複] ナイアガラ−レッドアゲート−ドラゴンファイヤー 10% |