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第44回京王杯2歳S(JpnII)
2008年11月15日(Sat) 東京芝1,400M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 トップカミング 86 出遅れた前走度外視したいが今回最内の蛯名。  
2 2 ゲットフルマークス 85 スタートから押して直線息切れ。距離延長は不安。  
3 パドブレ 90 2戦2勝も時計は平凡。久々で重賞では荷が重い。  
3 4 ロラパルーザ 84 前走後手踏み考慮も時計通りで完敗では苦しい。  
5 ナンヨーアイドル 84 出遅れ最後方から大外一気。見所あるが荒削り。  
4 6 フィフスペトル 93 ゴール前突き放した前走秀逸。久々と距離課題。
7 エイシンタイガー 92 前走直線で前が壁。前に行けるセンスを再評価。
5 8 アイアンデューク 89 終いの脚強力も常に後ろからの不器用さは減点。
9 エイブルインレース 90 前々走悪くないが続く盛岡での勝利は評価不能。  
6 10 ダブルレインボー 93 意気込んで走る。距離短縮で踏ん張り利きそう。
11 ケイアイダイオウ 86 ハナ奪うスピードあるも初戦見る限り決め手不足。  
7 12 スズノハミルトン 92 前走外を回して押し切る。今回も折り合い次第。
13 トップオブピーコイ 87 前走積極果敢に攻めて完敗。ここは終い専念か。  
8 14 バイラオーラ 90 前走直線一旦抜け出すも及ばず。非力な印象。  
15 スパラート 91 ポツン最後方から外回し微差。東京替わり妙味。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 力みを力に変える距離短縮・無敗馬倒し勝利に届くダブルレインボー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【2戦以上全勝馬の京王杯2歳S成績(過去10年)】
年度 馬名 着別度数 前走レース レース間隔 今回成績
'01年 シベリアンメドウ 【2・0・0・0】 プラタナス賞(500万) 中1週 1着(1人気)
'03年 フサイチホクトセイ 【2・0・0・0】 東京・500万下 中1週 3着(2人気)
ナカヤマバスター 【2・0・0・0】 札幌・500万下 2ヶ月 5着(3人気)
'04年 マイネルレコルト 【3・0・0・0】 新潟2歳S(GIII) 2ヶ月 5着(2人気)
レキシントンブルー 【2・0・0・0】 ききょうS(OP) 中5週 13着(2人気)
'05年 トーヨーエーピー 【2・0・0・0】 芙蓉S(OP) 中5週 9着(2人気)
'06年 ゴールドアグリ 【2・0・0・0】 新潟2歳S(GIII) 2ヶ月 4着(1人気)
'07年 エフティマイア 【3・0・0・0】 新潟2歳S(GIII) 2ヶ月 13着(2人気)

 このレースが波乱気味なのは前走でオープンクラスを勝ち負けしてきた馬がきちんと走らないことにある。2歳戦は検討材料が少なく、「無敗」であればとりあえず抑えておこうとする心理が働くのは当然。しかし結果は上表の通り、人気を集めて来ないパターンが殆ど。特に夏競馬から直行してきた馬はそこそこ止まりが多い。但し一昨年の勝ち馬マイネルレーニアは新潟2歳Sを経由している。

 今年はパドブレとフィフスペトルが共に2戦無敗でここに挑む。いずれも負けたことがないのだから今までのところは完璧。いずれも前走後に放牧に出して、今回久々というのがポイント。またパドブレは過去10年で牝馬が【1・0・1・17】(5.3%)となる点、フィフスペトルも前走勝利後距離延長となる馬が【1・1・2・18】(9.1%)となる点も気になる。フィフスペトルはゴール前で突き放した前走が強いの一言だが…。


 距離延長となる馬が苦戦を強いられている一方で好調なのがマイル戦を経由した馬。該当馬は過去10年で【5・5・3・18】(32.3%)、ここ3年はマイル戦を経由した馬によるワンツー。今回はトップカミング、エイブルインレース、ダブルレインボー、トップオブピーコイ、スパラートが該当。軸はこの中から採りたい。

 ここはフィフスペトルと同じキングカメハメハ産駒のダブルレインボーに注目してみたい。追い出してから力みが入りまくりで、見ていて疲れる馬。マイルの前走でラスト微妙に止まっただけに、ここは1ハロンの距離短縮が良い方に出そうな感じ。三浦騎手もメイクデビューで手綱を採ったこの馬に負けるなら納得だろう。

 トップカミングはハナを切りたかった前走出遅れ。不本意なレースでレコード決着にコンマ5秒差、今回は距離短縮。しかしよりによって「内枠の蛯名」かよ…。スパラートは行き脚つかず最後方ポツンから4コーナー大外ぶん回しで僅かに届かずというのがドボン臭プンプン。ただ東京に変わって息の長い脚が使えそうで注目。スパラート以上に帳尻合わせの脚を使うアイアンデュークは抑え。

 このレースは関東馬より関西馬の信頼性が高い。昨年12番人気で2着に入って波乱を演出したドリームシグナルも出走15頭中5頭しかいなかった関西馬だった。3着に入ったレッツゴーキリシマも関西馬で、かえで賞勝ちを経由していた。今年もかえで賞を経由した関西馬が2頭スタンバイ。追い出した瞬間に前が塞がったエイシンタイガー、そのエイシンタイガーに1,400Mで2度先着のスズノハミルトン共に穴指名。

◎ダブルレインボー
○フィフスペトル
▲スパラート
△アイアンデューク
☆エイシンタイガー、スズノハミルトン


■馬券構築

 ダブルレインボー1頭軸の3連複流し。

[3連複] ダブルレインボー−フィフスペトル−スパラート 10%
[3連複] ダブルレインボー−フィフスペトル−アイアンデューク 10%
[3連複] ダブルレインボー−フィフスペトル−エイシンタイガー 10%
[3連複] ダブルレインボー−フィフスペトル−スズノハミルトン 10%
[3連複] ダブルレインボー−スパラート−アイアンデューク 10%
[3連複] ダブルレインボー−スパラート−エイシンタイガー 10%
[3連複] ダブルレインボー−スパラート−スズノハミルトン 10%
[3連複] ダブルレインボー−アイアンデューク−エイシンタイガー 10%
[3連複] ダブルレインボー−アイアンデューク−スズノハミルトン 10%
[3連複] ダブルレインボー−エイシンタイガー−スズノハミルトン 10%


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