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第22回セントウルS(GII) 2008年9月14日(Sun) 阪神芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | レットバトラー | 追 | 91 | 前走軽量貰いながらサッパリ。今回相手強過ぎ。 | |
2 | タニノマティーニ | 先 | 99 | 普段通りで劇的V。但し中1週で稽古手控え気味。 | ||
2 | 3 | タイキマドレーヌ | 差 | 97 | この短距離参戦は意味不明。付いて回るだけ。 | |
4 | カノヤザクラ | 差 | 96 | 決め手身に付く。木曜坂路は断然の一番時計。 | △ | |
3 | 5 | クールシャローン | 先 | 96 | 前走馬場の内通った分考慮も力負けは否めず。 | |
6 | スピニングノアール | 差 | 95 | 昨年は後方待機で6着。中団より前が理想だが。 | ||
4 | 7 | コパノフウジン | 差 | 95 | 前走後方待機も意味を成さず。速い時計も不安。 | |
8 | スズカフェニックス | 追 | 105 | 阪神では常にいい競馬。仕上げ八分で勝ち負け。 | ◎ | |
5 | 9 | コスモベル | 先 | 96 | 前走積極策で完勝。小倉から連闘がどうかだけ。 | ▲ |
10 | アポロドルチェ | 先 | 96 | ブリンカー効果あり。ただ前走は展開嵌った感。 | ||
6 | 11 | ファイングレイン | 差 | 101 | 半年振りでいきなり59kg。稽古の動きも今一つ。 | |
12 | スプリングソング | 差 | 86 | キャリア浅い3歳馬の休み明け。未知な面多い。 | ||
7 | 13 | ジョリーダンス | 差 | 100 | ここ2戦積極策で完敗。手薄な前を意識したい。 | ☆ |
14 | マルカフェニックス | 先 | 95 | 差して結果出したのは好感。好位差しでもう一丁。 | ○ | |
8 | 15 | マルブツイースター | 差 | 91 | 古馬と対戦した3戦物足りず。時計面も不安あり。 | |
16 | シンボリグラン | 先 | 98 | 阪神とは相性良くない。末一手だけに展開が鍵。 |
■レース展望 打倒小倉発の上がり馬・仁川巧者の挑戦スズカフェニックス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
スプリント戦に改められた'00年以降の勝ち馬8頭のうち、函館スプリントSを経由した'01年テネシーガールを除く7頭は8月以降に一度使われていた。この7頭のうち、キーンランドCを経由した'06年シーイズトウショウを除く6頭は小倉の短距離戦を経由していた。2着に入った馬も3頭おり、小倉の夏を経験した馬には敬意を払っておきたいところ。 コスモベルは積極的に前に出た前走が想定以上の勝ちっぷり。先行した上で追い込み馬並の上がりを使われては後続はぐうの音も出ない。6月以降4走して1分07秒台が3回。福島の開幕週に行われたさくらんぼ特別は1分07秒7で開催最速、開催末期に行われた前走も1分07秒2で、3週前に行われた北九州記念(1分07秒5、稍重)を上回って開催最速。但し小倉から輸送をかけての連闘で、常識的には厳しい。 勢いという言葉を持ち出すのなら、マルカフェニックスとカノヤザクラは外せない。前者は水曜、後者は木曜の栗東坂路一番時計。マルカフェニックスは1週前にも一杯に追われて4F52秒0(−1Fエラー)。カノヤザクラは今週4F50秒5(−1F13秒7)。飛ばし過ぎ。 マルカフェニックスは前にも行ける馬だけに、あの差脚が前で使えるなら脅威。カノヤザクラは昨年の2着馬で、高速決着はむしろ歓迎。但し前走は大外枠を引いて最後の枠入り&ラチ沿いゲットで上手く行ったのも事実。北九州記念を体調不良で回避した経緯もあり、一枚割り引く。
セントウルSはサマースプリントシリーズ最終戦という位置付けがなされているが、そもそもはスプリンターズSを見据えた前哨戦。ファイングレイン、スズカフェニックスといったGI馬もここから始動してくる。ちなみに本レースにスプリントGI馬が出走してくるのは'03年2着ビリーヴ以来5年振り。スプリントGI馬は過去8年で延べ4頭が出走して【0・3・0・1】(75.0%)。'00年4着マイネルラヴを除く3頭は2着を確保。言い換えれば、1頭も勝てていない。 早速ファイングレインとスズカフェニックスの稽古の動きをチェック。スズカフェニックスは1週前に栗東坂路で4F50秒8−1F12秒5をマーク。今週は終い強めで4F52秒4−1F12秒6。動きは軽快だが余裕残しでトライアル仕様の仕上げ。ファイングレインは2週続けて栗東DWで終い重点の仕上げ。スパッと切れず、馬体が少々立派に見えた。阪神得意のスズカフェニックスは残すとして、仕上げ途上の身で59kgでは急坂で止まってしまいそうなファイングレインは来たらごめんなさいで消してみる。 ところで今回、スズカフェニックスを筆頭に人気どころは後ろから行く馬が多い。後ろから行く馬が多かったらどうする〜、○イフル〜。てなわけで前走一発やらかしてくれたタニノマティーニに注意。前走はフロックではなく、いつも通り走っただけ。追い切りは栗東DWで7ハロン目から追ってラスト1F13秒2。長めから追ったとはいえ、緩慢な動きに終始。札幌から中1週なら手控えても仕方ないが…。見送り。 一発候補はなるべく前に行けて、かつ決め手が鋭い馬。ということでジョリーダンスに注目。結果はどうあれGIの舞台で積極策が採れるなら、ここで前に行くこと位朝飯前でしょ。あと忘れてはならないのが昨年の阪神カップ。距離こそ違えど阪神では【2・1・0・1】の好相性。1週前に南Pで6F80秒1(−1F12秒6)、今週は南Wで短めをサッと流した。 ◎スズカフェニックス ○マルカフェニックス ▲コスモベル △カノヤザクラ ☆ジョリーダンス ■馬券構築 スズカフェニックス1頭軸の3連複流し。 [3連複] スズカフェニックス−マルカフェニックス−コスモベル 30% [3連複] スズカフェニックス−マルカフェニックス−カノヤザクラ 20% [3連複] スズカフェニックス−マルカフェニックス−ジョリーダンス 20% [3連複] スズカフェニックス−コスモベル−カノヤザクラ 10% [3連複] スズカフェニックス−コスモベル−ジョリーダンス 10% [3連複] スズカフェニックス−カノヤザクラ−ジョリーダンス 10% |