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第44回札幌記念(JpnII)
2008年8月24日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 定量 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マイネルチャールズ 88 放牧明けも動き良好。差し込みで古馬に対抗。
2 2 コンゴウリキシオー 91 一息入ると冴えない。前行く馬揃い展開も不利。  
3 3 フィールドベアー 91 進出自在でもスパッと切れないのがもどかしい。
4 4 マツリダゴッホ 100 実績断然。早めの札幌入りで調整も抜かりなし。
5 5 タスカータソルテ 89 直線流した前走度外視。今回は差しが効きそう。
6 6 アドマイヤタイトル 長期休養明けで体が出来ていない。叩き台明白。  
7 シルクフェイマス 95 ノーマーク単騎ならまだしも今回ハナすら難しい。  
7 8 メイショウレガーロ 90 頭が高く推進力乗らない。直線の踏ん張り疑問。  
9 オリエンタルロック 77 札幌連勝も2歳時の話。中間の稽古は熱心だが。  
8 10 ヴィータローザ 87 究極のジリ脚。前が止まる展開で出番があるか。  
11 マンハッタンスカイ 93 2,000Mだと意外と頑張る。時計速くても対処可。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 昨年の反省生かして札幌滞在・中山だけとは言わせないマツリダゴッホ
■予想構築

 馬インフルエンザ騒動から早一年。一旦は通常通り施行しますなんて言っておきながら、前日になって公正競馬確保のためやっぱり中止。馬券を買うファンからすれば仕方ないな〜で済む話だが、馬を管理する側としては寝耳に水。今週のこの日までに走れるように仕上げたつもりが、レースに使えない。馬は生き物。テレビゲームのようにやり直しなんて効かない。

 夏競馬に際しては元気の良い馬を買うようにしている。判断基準は追い切り。月並みだが、追い切りで速い時計を出した馬はレースできちんと結果を残している。その逆もまた然り。時計が冴えなくても、きびきびと走っている馬もレースで走ってくる。ただ常に速い時計を出す(稽古駆けする)馬もいるし、動きなんてものも見る側の主観でどうにでも解釈できる。見るべきは走れる状態にあるかどうか。これ。

 ようやく本題。マツリダゴッホは仕上がっているのか?結論としては仕上がっている。昨年は函館ダートでサイレントプライドと併せて遅れ、直前輸送で札幌入りして敗退。今年は2週前に函館から札幌に移して、1週前にダートで併せ馬、今週は芝で単走馬なり。先週のスリープレスナイト(北九州記念)と同様、目標はこの先と言わんばかりの軽い仕上げ。ただ昨年のことを思えば今年のほうが断然いい。

 マイネルチャールズはダービーの後放牧。1週前に函館入りしてダートで併せ馬、今週札幌入りして芝で単走馬なり。5F62秒2−1F11秒3は実戦に近い好時計。オリエンタルロックも放牧を挟んで2週前に函館入り、ダートで単走一杯を3本。意気込みは伝わってきたものの、時計に特筆するものは無かった。先週札幌巧者のフミノサチヒメが走った(クイーンS3着)から今週はオリエンタルロック?うーん。

 コンゴウリキシオーは2週前に函館入り。1週前、今週といずれも併せ馬で一杯に追って遅れ。過去休み明けの中京記念や中山記念で大敗しているように、久々は動かないタイプ。シルクフェイマスは栗東でじっくり乗り込んでから今週函館入り。馬なりで5F66秒3−1F12秒9なら上出来。同じ休み明けでもコンゴウリキシオーよりはマシ。

 函館記念組は軒並み現状維持といった感じ。函館は雨が降って馬場が重かったこともあり、見栄えは今一つ。フィールドベアーは終始マイペース。メイショウレガーロはやっぱり頭が高い。水戸黄門呼んで来い。マンハッタンスカイは1週前に一杯に追って、今週馬なり。タスカータソルテはダートの併せ馬で楽々先着したことを好材料と捉えたい。前走は直線で前が詰まった後、無理せず流していた。

 ヴィータローザは1週前に札幌入り、今週はダートで一杯の併せ馬で先着。8歳にしては元気。ただ馬なりの相手に煽られ気味で、見栄えは良くなかった。アドマイヤタイトルは札幌ダートで併走遅れ。頭は高いわ、併せられてから付いていけないわではどうしようもない。わざわざアンカツを乗せるほどの馬ではないと思うのだが。

 少頭数ながら前で競馬を進めたいお馬さん多数。コンゴウリキシオーが逃げ、シルクフェイマス、マンハッタンカフェ、メイショウレガーロが直後でピッタリ。マイネルチャールズはこれらの直後。フィールドベアー、マツリダゴッホも中団待機、3コーナーまで静観。タスカータソルテはヨコテンだし、最後方ポツンから内を突くとみた。

 札幌滞在で直前輸送無し、昨年の同時期から有馬記念を含む重賞3勝の実績を上積みしたマツリダゴッホに敵は無しとみて単軸指名。マツリダゴッホが3コーナー過ぎから捲り上げるなら前は苦しくなるだろうから相手は差し馬を中心にチョイス。

 マイネルチャールズは皐月賞・ダービーと差す競馬で善戦。併せて強さを発揮する馬で、最内からこじ開けるような競馬に期待。フィールドベアーはヴィータローザほどにないにせよジリ。巴賞のようにゴール前一気の脚が使えるかどうか。マッハッタンスカイはフィールドベアーを物差しにすると削れない。但し競り合いは避けたい。タスカータソルテはヨコテンの内突きが頼り。

◎マツリダゴッホ
○マイネルチャールズ
▲フィールドベアー
△マンハッタンスカイ
☆タスカータソルテ


■馬券構築

 マツリダゴッホ1着固定+マイネルチャールズ2〜3着固定の3連単流し。

[3連単] マツリダゴッホ→マイネルチャールズ→フィールドベアー 30%
[3連単] マツリダゴッホ→マイネルチャールズ→タスカータソルテ 20%
[3連単] マツリダゴッホ→マイネルチャールズ→マンハッタンスカイ 20%
[3連単] マツリダゴッホ→フィールドベアー→マイネルチャールズ 10%
[3連単] マツリダゴッホ→タスカータソルテ→マイネルチャールズ 10%
[3連単] マツリダゴッホ→マンハッタンスカイ→マイネルチャールズ 10%


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