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第49回宝塚記念(GI)
2008年6月29日(Sun) 阪神芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 インティライミ 92 このところ脚を余してばかり。相手強いと埋没。  
2 2 メイショウサムソン 95 前走オート捲りで復調示す。追い切り動き磐石。
3 3 フォルテベリーニ 87 前走内突きで善戦も軽ハンデ。定量では辛い。  
4 アルナスライン 96 前走差し込み案外。斤量背負ってこの相手では。  
4 5 サクラメガワンダー 87 関西圏では堅実。直線でのモタつき解消課題。  
6 アドマイヤオーラ 93 前走競り合って根負け。湿り馬場にも不安先行。  
5 7 アドマイヤフジ 91 距離短縮好材料も詰めの甘さは依然として残る。  
8 ロックドゥカンブ 87 前走浮き足気味は久々影響か。ややジリっぽい。  
6 9 エイシンデピュティ 91 今回もマイペース単騎可能。直後強力でも注目。
10 ドリームパスポート 91 乗り替わりは妥当。距離短縮で差脚復活期待。
7 11 アサクサキングス 91 昨年惨敗は馬場より流れに問題。居残り十分。
12 カンパニー 92 行き差し自由自在。距離延長ローテ克服カギ。
8 13 アサカディフィート 88 常に後方一気の一発屋。とにかく前崩れ待ち。  
14 エアシェイディ 88 末脚確かも展開頼み。大外一気でも入着まで。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 オート捲りと2週連続一番時計・完全復活の予感メイショウサムソン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【ファン投票順位別勝ち馬一覧】
ファン投票順位 優勝回数 主な優勝馬 今年の該当馬
1位 12回 '97年マーベラスサンデー
'00年テイエムオペラオー
'06年ディープインパクト
(ウオッカ)
2位 6回 '96年マヤノトップガン
'99年グラスワンダー
'03年ヒシミラクル
メイショウサムソン
3位 10回 '01年メイショウドトウ アサクサキングス
4位 2回 '81年カツアール (ダイワスカーレット)
5位 3回 '90年オサイチジョージ
'07年アドマイヤムーン
(マツリダゴッホ)
6位 3回 '98年サイレンススズカ
'04年タップダンスシチー
(アドマイヤジュピタ)
7位 1回 '73年ハマノパレード (カワカミプリンセス)
8位 2回 '80年テルテンリュウ ドリームパスポート
9位 3回 '02年ダンツフレーム アドマイヤオーラ
10位以降 6回 '05年スイープトウショウ(21位) その他

 ファン投票1位馬は過去10年で'02年ジャングルポケットを除く9頭が出走して【2・3・3・1】(55.6%)、'03年5着シンボリクリスエスを除く8頭が馬券に絡んでいる。ファン投票1位馬が出走しなかった'02年は同9位のダンツフレーム、ファン投票1位馬が馬券対象外に敗れた'03年は同2位のヒシミラクルが勝っている。今年はファン投票1位馬(ウオッカ)が不出走。「ファン投票最上位馬」メイショウサムソンに期待。


 一昨年・昨年に引き続き、今年も雨中での施行となる公算が高い。瞬発力第一のアドマイヤオーラは割り引く。金鯱賞で伸びを欠いたのは遠征疲れよりも湿った馬場の影響があったとみる。過去10年、金鯱賞3着以下から巻き返した馬は皆無(延べ16頭が出走して全滅)であることからしても今回は厳しいだろう。同様の理由でサクラメガワンダー、インティライミ、アサカディフィートもオミット。

 明確な逃げ馬不在でここもエイシンデピュティが前に出るだろうが、アサクサキングスやロックドゥカンブなどが直後に入ることで前走ほど楽は出来そうにない。というか、ここでエイシンデピュティに楽逃げを許したらアカンでしょ。雨中の施行→なるべく前にいたほうが良い(という思考)→エイシンデピュティを筆頭に団子状態→メイショウサムソンがオート捲り→仕掛け早→差し馬台頭もあり得る。

 メイショウサムソンは好調時のオート捲りが復活したことが何よりの好材料。稽古駆けする馬とはいえ、2週続けて一番時計なら嫌う理由はどこにもない。敢えて言うなら内寄りの枠を引いたことでオート捲りが難しくなったこと。まあ本当に強い馬なら、ディープスカイのようにどこからでもやって来る。メイショウサムソンが強い馬なのかって?ご冗談を。これでもGI4勝馬ですぜ?

 メイショウサムソンが出走したGIで好走があるアサクサキングス、カンパニー、ドリームパスポートをマーク。アサクサキングスは産経大阪杯(3着)のように強気に乗っても潰れないタフさがある。カンパニーはおそらく差しに回るとみている。今回は前に行ってもさほどメリットがない。ドリームパスポートは産経大阪杯(4着)で結構な脚を使っていたことに加え、松岡君を降ろしてきた点に注目して抑える。エイシンデピュティは産経大阪杯(2着)でメイショウサムソンらに先着している点を評価。

 目黒記念組はノーマーク。過去10年、重賞未勝利での連対例は'98年2着ステイゴールドのみという点からアルナスラインをオミット。ロックドゥカンブは前走久々とはいえフォルテベリーニに交わされそうになったのが気掛かり。57kg(南半球産の為、他馬より1kg優遇)を背負い慣れていないのも割引材料。

◎メイショウサムソン
○アサクサキングス
▲エイシンデピュティ
△ドリームパスポート
☆カンパニー


■参考レース (レース名をクリックすると別窓でレース回顧を開きます)
■馬券構築

 メイショウサムソン1頭軸の3連複流し。

[3連複] メイショウサムソン−アサクサキングス−エイシンデピュティ 30%
[3連複] メイショウサムソン−アサクサキングス−ドリームパスポート 20%
[3連複] メイショウサムソン−アサクサキングス−カンパニー 20%
[3連複] メイショウサムソン−エイシンデピュティ−ドリームパスポート 10%
[3連複] メイショウサムソン−エイシンデピュティ−カンパニー 10%
[3連複] メイショウサムソン−ドリームパスポート−カンパニー 10%


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