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第25回東海テレビ杯東海S(GII)
2008年5月25日(Sun) 中京ダート2,300M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サンライズバッカス 92 器用さに欠けるのは否めないが決め手は断然。
2 メイショウトウコン 98 高速決着の前走度外視。昨年同様の捲り期待。
2 3 ヤマトマリオン 82 二桁着順続く。逃げても差してもこの相手では。  
4 マルブツリード 90 前走積極的に行って頑張るもまだ物足りない。  
3 5 フィフティーワナー 94 ここ2戦ラストが淡白。小回りを味方につけたい。
6 ロングプライド 93 出遅れて詰め切れずの繰り返し。スタート肝心。  
4 7 メイショウシャフト 88 平安Sで逃げ試すも撃沈。現状は打つ手無し。  
8 トーセンアーチャー 88 前走大外を捲って押し切り勝ち。上積み十分。
5 9 アドマイヤミリオン 87 重賞では力足らず明白。前に行けても苦しい。  
10 アルドラゴン 83 中央では二桁着順続きが現実。ここ相手違う。  
6 11 ワンダースピード 95 前につけて堅実。好位差し可能で死角も少ない。
12 ラッキーブレイク 92 芝カマシは一変意図も後方脚質でアテにならず。  
7 13 ケアレスウィスパー 85 徐々に加速し差し切り勝ち。中京では忙しいか。  
14 ゲイルバニヤン 91 前走大外枠から行き切れず。変わらず劣勢。  
8 15 サヨウナラ 88 中京は4戦4連対。距離OKも牡馬相手が問題。  
16 マイネルボウノット 89 一昨年2着後低迷。楽に行って粘れずでは辛い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前残りを切り裂く上がり最速の脚・叩き2戦目で突き抜けるサンライズバッカス
■予想構築

  まずは以下の資料を参照されたい。

【上位馬通過順と上がり3ハロン順位一覧('00年以降)】
年度 1着馬 2着馬 3着馬
'00年 ファストフレンド
3-3-3-3 (37.4:1位)
スマートボーイ
1-1-1-1 (37.8:2位)
マイターン
2-2-2-2 (38.3:4位)
'01年 ハギノハイグレイド
6-6-5-3 (37.6:1位)
ミラクルオペラ
3-3-3-3 (38.0:2位)
タヤスアンティーム
2-2-2-1 (38.5:4位)
'02年 ハギノハイグレイド
11-10-7-6 (36.4:1位)
ワンモアマイライン
3-3-3-3 (36.9:3位)
アルアラン
2-2-2-2 (37.2:4位)
'03年
(※)
ゴールドプルーフ
2-2-2-3 (36.8:1位)
プリエミネンス
1-1-1-1 (37.2:5位)
ディーエスサンダー
6-7-2-2 (36.8:1位)
'04年 アンドゥオール
9-7-4-3 (37.3:2位)
タイムパラドックス
11-10-7-7 (36.7:1位)
ヒシアトラス
5-6-4-5 (37.9:4位)
'05年 サカラート
1-1-1-1 (36.8:1位)
スターキングマン
12-12-8-6 (36.8:1位)
タイムパラドックス
9-9-8-8 (37.0:4位)
'06年 ハードクリスタル
5-4-4-4 (36.9:1位)
マイネルボウノット
4-4-3-3 (37.3:2位)
アルファフォーレス
3-2-2-2 (37.7:4位)
'07年 メイショウトウコン
13-13-10-9 (36.5:1位)
ワンダースピード
4-4-4-4 (37.3:6位)
シャーベットトーン
2-2-2-1 (37.7:11位)
※'03年は1位入線馬が3着降着。

 東海Sは中央ダート重賞の中では最も距離が長い。コースを1周半する間、6つのコーナーを回るため息が入りやすく、前につけた馬がなかなか止まらない。逃げ・先行を合わせた連対率は33.3%(12/36)もある。上がり最速をマークした馬の中に逃げ・先行馬が多く含まれていることからしても後方から追い上げるほうは大変。4コーナーで好位まで持ち上げていないと勝ち負けは不可能とさえ言える。

 しかし連対した面子をよく見ると、ハギノハイグレイドやタイムパラドックス、メイショウトウコンなどいわゆる後方一気タイプの馬もよく来ていることに気付く。そしてこれらの馬はアンタレスSで差しを試みて好走していた。うーん。「ダートで後方一気の馬は疑え」というポリシーを持っているのだが、上がりの速さに注目してサンライズバッカスを信頼してみよう。二走目のポカなら泣く。

 ワンダースピードは悪くない。むしろ良い。ただ前走は砂埃が舞うほどのパサパサ馬場で前が止まりにくかったのも事実。完璧に事が進んだ昨年のこのレースでメイショウトウコンに差し切られているのだからあまり強気なことは言えない。メイショウトウコンは前走度外視、というよりまともなら恐ろしいほど切れるので無視するのは忍びない。コーシロー以外でも重賞を2つ勝っているので乗り替わりも心配無し。

 フィフティーワナーは前残りの前走ですらラストで垂れたのが気に入らないのだが、小回りの中京なら多少は誤魔化しが利く。ロングプライドはスタートさえまともならもっと上を目指せていいが、どうせ今回も届かずだろう。トーセンアーチャーは捲りの競馬で結果を出しているのが良い。昨年末に中京で強い勝ち方をしたゲイルバニヤンも捨て難いのだが、未知の魅力なら(ダート)重賞初挑戦のトーセンアーチャーだろう。

◎サンライズバッカス
○ワンダースピード
▲メイショウトウコン
△フィフティーワナー
☆トーセンアーチャー


■馬券構築

 サンライズバッカス1頭軸の3連複流し。

[3連複] サンライズバッカス−ワンダースピード−メイショウトウコン 30%
[3連複] サンライズバッカス−ワンダースピード−フィフティーワナー 20%
[3連複] サンライズバッカス−ワンダースピード−トーセンアーチャー 20%
[3連複] サンライズバッカス−メイショウトウコン−フィフティーワナー 10%
[3連複] サンライズバッカス−メイショウトウコン−トーセンアーチャー 10%
[3連複] サンライズバッカス−フィフティーワナー−トーセンアーチャー 10%


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