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第55回毎日杯(JpnIII)
2008年3月29日(Sat) 阪神芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ヤマニンキングリー 95 ここ2戦外を回して及ばず。内捌けるなら勝機。
2 2 ディープスカイ 90 終いにかけての加速脅威も展開に制約付く。  
3 3 シャイニングデイ 78 前走前残りの凡レース。重賞では出番無し。  
4 アドマイヤコマンド 85 勝負どころ追っ付けて圧勝。どこか胡散臭い。  
4 5 ロードバリオス 89 前走スタートで行きそびれる。再度見直す手。
6 ミダースタッチ 77 ロングスパートで初勝利。時計短縮が課題。  
5 7 ロスペトリュス 91 距離短縮は好材料。溜めて切れる脚あり注意。
8 リヴザルト 76 遅生まれで荒削り。前走の捲り申し分ないが。
6 9 テイエムチーター 89 ムラ駆け傾向。時計掛からないと苦しいか。  
10 オースミスパーク 88 前走無理使いの割に健闘したがまだ足りない。  
7 11 オリエンタルロック 95 気配上向きも結果出ず。短期間で一変疑問。  
12 クリノダイシス 64 荒尾に回って連勝も根本的に力が足りない。  
8 13 サブジェクト 92 ほぼ空気の前走不満。叩いて変わるか微妙。  
14 マイネルスターリー 94 見た目にもしっかりした脚使う。位置取り次第。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 不完全燃焼に終止符打て・内から飛び出すヤマニンキングリー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の着別度数、および前走成績・レース間隔一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬
'98年 ミラクルタイム 【2・1・0・0】
ゆりかもめ賞(東京芝2,400M)1着/中5週
ディヴァインライト 【2・0・0・1】
弥生賞(中山芝2,000M)5着/中2週
'99年 テイエムオペラオー 【2・1・0・1】
ゆきやなぎ賞(阪神芝2,000M)1着/中3週
タガノブライアン 【1・1・1・1】
500万下(東京ダ1,600M)2着/中4週
'00年 シルヴァコクピット 【3・1・1・0】
きさらぎ賞(京都芝1,800M)1着/中5週
リワードフォコン 【2・2・1・1】
うぐいす賞(東京芝1,600M)1着/中6週
'01年 クロフネ 【2・1・1・0】
ラたん杯2歳S(阪神芝2,000M)3着/3ヶ月
コイントス 【2・1・0・1】
つばき賞(京都芝2,000M)1着/中4週
'02年 チアズシュタルク 【2・2・0・0】
共同通信杯(東京芝1,800M)1着/中6週
ダイタクフラッグ 【2・0・1・2】
ヒヤシンスS(東京ダ1,600M)7着/中4週
'03年 タカラシャーディー 【2・1・1・4】
共同通信杯(東京芝1,800M)2着/中6週
ユートピア 【3・0・0・1】
全日本優駿(川崎ダ1,600M)1着/3ヶ月
'04年 キングカメハメハ 【3・0・1・0】
すみれS(阪神芝2,200M)1着/中3週
シェルゲーム 【2・0・0・0】
葉牡丹賞(中山芝2,000M)1着/3ヶ月
'05年 ローゼンクロイツ 【2・2・0・0】
ラたん杯2歳S(阪神芝2,000M)2着/3ヶ月
コスモオースティン 【2・1・2・2】
水仙賞(中山芝2,200M)1着/中3週
'06年 アドマイヤメイン 【2・2・1・2】
500万下(阪神芝2,000M)1着/中2週
インテレット 【2・2・0・1】
500万下(中山ダ1,800M)1着/中3週
'07年 ナムラマース 【3・4・1・1】
きさらぎ賞(京都芝1,800M)2着/中5週
ヒラボクロイヤル 【2・4・1・1】
ゆきやなぎ賞(阪神芝2,200M)1着/中1週

【レース間隔別成績(過去10年)】
レース間隔 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
連闘 【0・0・0・5】 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
中1週 【0・1・1・20】 0.0% 4.5% 9.1% 0 62
中2週 【1・1・2・32】 2.8% 5.6% 11.1% 6 25
中3週 【2・2・2・23】 6.9% 13.8% 20.7% 34 71
中4〜8週 【5・4・3・15】 18.5% 33.3% 44.4% 122 140
中9週以上 【2・2・3・8】 13.3% 26.7% 46.7% 24 108

 本当に皐月賞を目標にしているなら、3着以内馬に優先出走権が与えられる弥生賞やスプリングSを使うのが筋。わざわざ本番まで中2週になるここを使う意味は自ずと限られてくる。本番に近過ぎてメンバーが手薄になるというのが毎日杯の最大の利点なのではないだろうか。

 上表を見る限りでは、中4週(1ヶ月)以上の十分な間隔を開けた馬がより好走していることが分かる。過去10年、前走で芝1,800M以上の重賞を使って3着以内に入っていた馬が延べ13頭で【6・0・5・2】(46.2%)となることからしても、今回の軸候補はきさらぎ賞3着ヤマニンキングリー、共同通信杯3着マイネルスターリーのいずれか。過去10年で1勝馬の連対が1頭のみということからすると軸に相応しいのは前者か。

 ヤマニンキングリーはここ2戦勝負どころで外へ膨れた分を挽回出来ずといった負け方。最内を引いた今回はもはや言い逃れ出来ない状況。マイネルスターリーはヤマニンキングリー以上に末脚切れるがその分後ろで脚を溜める必要がある。強い競馬をしながら未だ1勝止まりなのはこれが原因。

 見た感じ前が手薄そうなので、阪神外回りで行われた千両賞を逃げ切ったロードバリオスも忘れずチェックしておきたい。マイルの持ち時計を推し量れば今回の面子なら軽く振り切ってきても驚けない。リヴザルトは南半球産で遅生まれ。新馬戦では追い出す直前、前走でも直線に向く際に多少ヨレていたようにまだ成長途上。その後しっかりと伸びていた点を評価して一応抑えておく。

 ロスペトリュスは百日草特別で使った脚(上がり3ハロン34秒3)と走破時計(1分47秒8)がここで評価出来そうな感じ。マイネルスターリーが共同通信杯で出した時計も1分47秒8。ロスペトリュスはマイネルスターリーよりも前で競馬が出来そうなので穴として取り上げてみる。

 未勝利戦でロードバリオスを最後方から追い詰めて僅差、アーリントンCでも3着に突っ込んできたディープスカイもこの面子なら再度の突っ込みが考えられる。問題は過去10年でアーリントンCを経由した馬が延べ11頭出走して全滅していること。

 アドマイヤコマンドは勝負どころでかなり追っ付けていたのが気になるし、自身以外で掲示板に挙がった4頭がいずれも人気薄の牝馬ということで相手に恵まれた感も強い。また1秒2差の圧勝とは言ってもその時計はその前週に同コースで行われたアルメリア賞(3歳500万下)よりもコンマ8秒遅い。中1週だし、見かけだけで人気になるなら進んで消したい。

◎ヤマニンキングリー
○マイネルスターリー
▲ロードバリオス
△リヴザルト
☆ロスペトリュス


■馬券構築

 ヤマニンキングリー1頭軸の3連複流し。

[3連複] ヤマニンキングリー−マイネルスターリー−ロードバリオス 20%
[3連複] ヤマニンキングリー−マイネルスターリー−リヴザルト 20%
[3連複] ヤマニンキングリー−マイネルスターリー−ロスペトリュス 20%
[3連複] ヤマニンキングリー−ロードバリオス−リヴザルト 20%
[3連複] ヤマニンキングリー−ロードバリオス−ロスペトリュス 10%
[3連複] ヤマニンキングリー−リヴザルト−ロスペトリュス 10%


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