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第22回フラワーC(JpnIII)
2008年3月22日(Sat) 中山芝1,800M 3歳オープン 別定 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ブラックエンブレム 90 手堅く控えながら完勝。牝馬同士なら実力上位。
2 マロンティアラ 77 控えて届くだけの勢い無し。前走積極策も撃沈。  
2 3 ラヴドシャンクシー 77 前走行き脚つかずもシンガリでは弁解余地無し。  
4 マイネフルーレ 82 この馬なりに時計を詰めているがまだ足りない。  
3 5 ビービーモデナ 79 直線の競り合いをモノにするも即昇級では辛い。  
6 プティマカロン 83 前走最内で地味に差すも勝ち負けまでは遠い。  
4 7 アロマキャンドル 87 前走3角付近で前詰まる。今回久々なのが問題。
8 レッドアゲート 87 終い着実に伸びる。4角進出決まるなら面白い。
5 9 カレイジャスミン 86 前走休み明けにしても精彩欠く。案外ジリっぽい。  
10 シングライクバード 89 大外強襲の末脚評価も加速鈍い。仕掛け所カギ。
6 11 デルマベガ 74 前残りで時計も見栄えせず。芝以前に能力疑問。  
12 マイネウインク 90 前走内に切れ込んでの追い上げ。スムーズなら。
7 13 ハイエストホワイト 80 外に持ち出して楽勝。ただ流れは緩く半信半疑。  
14 ムードインディゴ 88 手応えの割に追って案外。上積みに期待出来ず。  
8 15 スペルバインド 91 前走悠長に構え過ぎた感。強行軍で余力次第。  
16 スペシャルディナー 81 前走ペースアップに対応出来たがそれだけでは。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 2勝目挙げた直後に注目・中山で連勝目指すブラックエンブレム
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【芝の500万クラスを勝った直後の馬一覧(過去10年)】
年度 馬名 前走レース フラワーC成績
'98年 レディボナンザ 春菜賞(東京芝1,400M) 2着(4人気)
'99年 サヤカ 500万下(中山芝1,800M) 1着(2人気)
'01年 タイムフェアレディ うぐいす賞(東京芝1,600M) 1着(7人気)
'02年 スマイルトゥモロー 黄梅賞(中山芝1,600M) 1着(3人気)
'03年 セイレーンズソング 水仙賞(中山芝2,200M) 3着(1人気)
'04年 ダンスインザムード 若竹賞(中山芝1,600M) 1着(1人気)
ヴイプラド 春菜賞(東京芝1,400M) 7着(6人気)
'05年 シーザリオ 寒竹賞(中山芝2,000M) 1着(1人気)
ウェディングヒミコ きんせんか賞(中山芝1,600M) 11着(3人気)
'06年 フサイチパンドラ きんせんか賞(中山芝1,600M) 2着(1人気)
'07年 ショウナンタレント きんせんか賞(中山芝1,600M) 1着(1人気)

 前走勝ち馬が9連勝中。このうち'01年タイムフェアレディ(東京)を除く8頭は中山で勝っている。また芝の条件戦を勝った直後の馬の信頼性が高く、過去10年においてはそのいずれかが必ず連対している。以上を総括するときんせんか賞勝ちのブラックエンブレムが一歩リード。つばき賞勝ちのシングライクバードが追いかける構図。

 新馬・未勝利勝ちのみの1勝馬は過去10年で2勝('00年マルターズスパーブ、'06年キストゥヘヴン)、2着5回。これら連対7頭について調べてみると、(1)上位クラスの出走経験がある(5頭)、(2)ここで逃げ若しくは先行(5頭)、(3)新馬・未勝利を通じて複勝率100%(3頭)といった共通点があった。マイネウインク(クイーンC出走、中山では過去2戦先行)辺りが狙い目か。


 ショウナンアルバ(共同通信杯)、エアパスカル(チューリップ賞)のように、ウォーエンブレム産駒は前に行こうと一生懸命になるところがある。さほど駆け引きを必要としないこの時期ならゴリ押しで勝ててしまう。ブラックエンブレムは好位からの競馬を得意としていて、きんせんか賞でもスタートで前に出ながらかかるようなところもなくあっさり後ろへ下げていた。前述2頭よりも将来性がありそうだ。

 シングライクバードの前走は直線で外に持ち出すまでにもたついたが、スピードが乗ってからは一気の脚。この中間は栗東坂路で終い重点の調教。これで反応が磨かれていればまとめて突き刺すだけの力を持っている。2走前に今回と同じコースを勝ち、クイーンCで狭いところを縫って追い上げたマイネウインクが抑え。穴は初勝利の後東京の長距離の条件戦を使って敗退(力負けか距離長過ぎか不明)、中京で捲る脚を使ったことがあるレッドアゲートか。

 阪神ジュベナイルフィリーズで前に行きそびれた挙句、道中前が詰まって後方に下がってしまったアロマキャンドルの仕切り直しにも注意したいのだが、鞍上が今月デビューしたばかりの新人騎手(三浦皇成)なのがちょっと不安。確かに同期の2人は目立たないのに、三浦くんは既に2勝。一部では「武豊の再来」とまで言われているらしい(マジか?)。

 スペルバインドはチューリップ賞で権利が取れていればここには出走して来なかったはず。中1週で余裕が無いようで、最終追い切りでは頭が高くなっていた。切り。ハイエストホワイトはチューリップ賞で穴人気したメイショウジェイと同じ小倉の新馬戦勝ち上がり。この馬が強いのではなくて周りがヘボいだけかも。本当に強かったらゴメンナサイということで切り。

◎ブラックエンブレム
○シングライクバード
▲アロマキャンドル
△マイネウインク
☆レッドアゲート


■馬券構築

 ブラックエンブレム1着固定+シングライクバード2〜3着固定の3連単と3連複流し。

[3連単] ブラックエンブレム→シングライクバード→アロマキャンドル 20%
[3連単] ブラックエンブレム→シングライクバード→マイネウインク 10%
[3連単] ブラックエンブレム→シングライクバード→レッドアゲート 10%
[3連単] ブラックエンブレム→アロマキャンドル→シングライクバード 20%
[3連複] ブラックエンブレム−シングライクバード−アロマキャンドル 20%
[3連複] ブラックエンブレム−シングライクバード−マイネウインク 10%
[3連複] ブラックエンブレム−シングライクバード−レッドアゲート 10%


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